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2013年07月17日
◎7月のドル/円はどう動く?

< 勝敗はややドル高有利も偏らず >

先週初めからすでに7月相場入りしており、今年の下半期がスタートした。

為替市場で主役となっているドル/円相場は6月まで3ヵ月連続の大変動で荒れ模様が続いているが、果たして7月相場はどう動くのか、恒例となっている過去の経験則を元に、見通しを以下で簡単にレポートしてみたい。

< すでに月間安値示現済み? >

まずは7月相場の勝敗表を見てみると90年以降昨年までの23年間で13勝10敗となっており、それほど偏っていることはないようだ。

そんな7月相場で興味深いことと言えば、月初or月末のいずれかに、月間のドル高値かドル安値を記録することが少なくないことになる。

一例を挙げると、たとえば「月足が陰線」になった10年は月初2日にドルは月間高値を示現後、月末にかけて緩やかな右肩下がりの展開をたどっている。つまりは「月初に月間のドル高値示現」のパターンだったわけだ。同様に07年も「月初に月間のドル高値を示現」するパターンをたどる反面、04年や05年は逆に「月初に月間のドル安値」を記録するパターンだった。それに対して、一昨年の11年は「月末に月間のドル安値」を記録していた。

いずれにしても、こうした組み合わせはほかに「月末にドル高値示現」があり、合計で4パターン考えられる。前述したように00年以降に数多くの事例が観測されているだけに今年も注意を要したい。

なお、4パターンのどれになるのかは最後まで判らないが、今年ここまでの相場付きを勘案すると今年は04年や05年パターン、つまり「月初に月間のドル安値示現」をたどる可能性もしないではない。すれば、すでに月間安値を達成済み、ということになるのだが果たして結果は?(了)



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