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2013年04月24日
◎ドル/円の上値は重そう

< 円安基調はまだ継続 >

黒田日銀による「異次元緩和」を受けてドル/円相場は再び騰勢を強めている。昨年9月安値77.10円レベルを起点に、直近高値99.95円までの上昇率は30%近い。中長期的にはともかく短期的には明らかにオーバーシュートだが、円安トレンドに大きな変化は見られない。しかし、ここからはドルの上値も非常に重そうで100円台をしっかり抜けて行くにはいま少し時間が必要かも知れない。

< 急激なドル高進行見込みにくい? >

筆者の好きな分析法である「取引の価格分布帯」によると、ここ最近のドル高値である99円台を中心に98〜100円台はいずれも過去に取引が多い、“居心地の良い”ゾーンに当たる。

つまり、価格分布帯を参考にすれば98〜100円台は非常に求心力が高いゾーンに当たるため、しばらく留まる可能性を否定出来ず、少なくともこれまでのような一日に数円値が飛ぶといったジェットコースター相場は見込みにくい環境にあると言えそうだ。

一方、中長期で考えた場合には筆者を含めてドル高を予想する向きが少なくないが、価格分布帯では108円台の取引日数197日を最多価格帯して104〜111円台はいずれも過去の取引が100日を超える「極めて求心力の高いゾーン」にあたる。かなりワイドではあるものの、長い目で見た場合のドル上値メドとして頭の片隅に捉えておいて損はないだろう。

また、104円台から上の取引の多さに目を奪われがちだが実は102、103円台も取引日数が50日を超えており決して少なくない。いずれにしても、100円手前からドルの頭が重い状況が観測されており、ここからのドル高進行はゆっくりとした歩調になる可能性もある。(了)



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