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2013年02月20日
◎重要だった1月相場

< ドルの強さ鮮明で終了 >

経験則の観点からすると、1月の為替市場は年間で1番ないし2番目に「重要」だ。なにがどう重要だったのは後述するとして、そんな1月相場も先週で終了し、すでに2月相場入りしている。
今回の当稿では「重要」だった1月相場を踏まえ、2月相場はどういった展開をたどるのかを考えてみたい。

< 2月も荒れ相場に期待? >

まず今年1月のドル/円相場をデータで簡単に振り返ると、月間の変動幅は5.25円で昨年2月以来の変動幅、月足は実体部のしっかりしたいわゆる「陽の丸坊主」に近くドルの強さは鮮明だ。

さて、そんな1月相場はいったいなにが「重要」だったのか。大きく2点に分けられる。
(一);1月相場の方向性と年間相場の方向性」が一致
(二);「1月に年間の天底」をつける可能性

まず(一)から見ていくと、今年1月の月足は陽線引けであり、それからすると今年の年足も陽線引けとなる可能性が高そうだ。つまり、今年のドル/円相場は一年間を通してドル高・円安気味の展開が続く公算が大きいのかも知れない。

一方、(二)についてはまだ断言出来ないものの、記録した1月のドル安値86.54円は月始めの2日に記録していることもあり、年間を通して「ドル高」見通しを考えている筆者の個人的なイメージでは、ヒョッとするとすでに今年のドルの大底はすでに達成済みの可能性も否定できない気がしている。

なお、そんな1月相場を受けた足もと2月相場の見通しだが、「動くときには大きく動くが動かない年はまったく動かない」---という両極端になり易い傾向が強くうかがえる。2ヶ月連続の大変動をたどるかどうかに注目してみたい。(了)



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