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2013年01月02日
◎金融業界十大ニュース

< 12年の一位は日本の総選挙で自民大勝 >

今年も残り一週間を切った。そこで、今回は筆者の独断と偏見で選出した今年一年の「為替・金融業界十大ニュース」を報じてみたい。読者の皆さんの考えるニュースは果たしてランキングしているだろうか。

< 目に付いた政治関連要因 >

まずは筆者の考える「為替・金融業界十大ニュース」をすべて列挙してみる。

一;日本の総選挙で自民党大勝、政権奪回へ
二;日米欧の中央銀行が金融緩和を強化
三;尖閣諸島国有化などを受けて日中や日韓の関係悪化、中国で反日デモ・暴動相次ぐ
四;米大統領選でオバマ氏が再選
五;スペインが金融支援を要請するなど欧州債務危機続く
六;ドル/円が16年サイクルの大底入れ(?)
七;社会保障と税の一体改革法が成立、消費税率引き上げへ
八;AIJ投資顧問で、いわゆる「消えた年金問題」発覚
九;LIBOR不正操作問題発覚
十;フェイスブック上場
番外;ロンドンオリンピック開幕、EUがノーベル平和賞受賞、ハリケーン「サンディ」が猛威奮う---etc

振り返ってみると、今年はそれほど大きな「純粋マーケットニュース」がなかった気がしている。

しかし、マーケットを取り巻く環境に変化を及ぼしたという要因は少なくなく、それも総じて政治関連のファクターが目に付いた一年だった。また、来年についても、取り敢えず上半期は各国の政治ファクターが引き続き波乱要因としてくすぶりそう。

そうしたなか、日本では次期首相に就任が確実視されている安倍首相が如何なる手腕を発揮するのか、是非とも注目してみたい。(了)



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