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2012年11月21日
◎今月15日は転換注意日

< 需給面などでターニングポイントに可能性も >

マーケットでは、今月15日前後がターニングポイントになるとして注意を喚起する声も少なくない。

詳細は後述するように材料的な面での注意ポイントもあるが、それよりむしろ需給的な要因が警戒されている。日程を前後して相場の流れが加速、あるいは一変する危険性もないではないようだ。

なお、筆者は門外漢なのだが、そんな大事な日程に併せて「皆既日食」といったアストロロジーで重要な事象が起こることは果たして偶然なのだろうか?

< 「45日ルール」に要注意 >

予想通りと言うべきなのかどうなのか、オバマ大統領の再選決定を受けて為替市場はドル安が優勢な展開に。実際ドル/円はしっかり超えたかに見えた80円台を再び割り込んでの推移となっている。

しかし、そうしたドル安傾向も15日前後で一服するとの見方があり、背景となっているのはある需給要因だ。具体的には、いわゆる「45日ルール」になる。

ご存じの方も多いと思うが、「45日ルール」とは決算期末の45日前までが解約申し込みに関する期限、とする多くのヘッジファンドで採用されているルール。つまり、12月末を決算期としているファンドに対しては、45日前である11月15日前後が解約期限にあたるわけだ。

それに対してヘッジファンド側は解約などに備えたポジションの手仕舞いや現金化に動くことが知られている。今回でいえば、足もとの米株安・円高に多少は繋がっている面もあるだろう。

したがって、逆にいえば「45日ルール」の呪縛が解けたあと、つまり今週末以降に掛けては相場の流れが変わるとするとの指摘も聞かれ、警戒されている。(了)



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