TOP
コラムTOP
最新コラム
バックナンバー
2011年08月10日
◎荒れ易い相場がまだ続くか

< 「水星逆行」初期のセオリーどおり >

今年2回目の「水星の逆行」が今月3日から27日までの期間起こる。

「水星の逆行」は、天体の動きから相場動向を占う「アストロロジー」の観点で非常に重要視されているもので、金融占星術の第一人者であるレイモンド・メリマン氏など専門家によると「逆行の初期はとくに相場が荒れ易い傾向にある」そうだ。

そして実際の相場をみると、そんな「水星の逆行」初期にドル/円を中心とした為替・金融相場は難航する米債務上限引き上げ問題もあり荒れ模様の展開だ。

< 米雇用統計発表まで、動静予断許さず >

やや後講釈的になってしまうが、筆者は7月末から8月初旬の相場に要注意との指摘をだいぶ前から警告していた。

理由は幾つかあり、うち2つは前記した「水星の逆行」と「米債務上限引き上げ問題」だが、それ以外でも「ラマダン(7月31日スタート)」、米QE3を視野に入れた上で発表される米雇用統計が通常以上に注視されること、などになる。このあとの市場も引き続き注意を要したい。

なお、そんな波乱含みの8月上旬を無事に乗り切れば、あとは平穏かというと、そうでもない。なかでも、米国を中心とした「テロ懸念」にはとくに要注意だろう。

実際、先月26日に米国務省はアルカイダがアジア、欧州、中東、アフリカなど世界各地でテロ攻撃を計画している兆候があると警告したうえで、全世界の米国人に警戒を呼び掛ける渡航注意情報を出している。背景には、今年5月に米軍がビンラディン容疑者を殺害したことを受けた報復攻撃への警戒があるという。
決してテロが起こることを願っているわけでいないが、実際にテロが起こった場合など不測の事態も是非意識したリスク管理を実施しておきたい。(了)



Copyright (C) 2004 fx-newsletter All Rights Reserved