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2010年10月13日
◎「投資の日」と「FXの日」

< 今週は大事な「記念日」が2つ >

筆者は「今日は何の日?」というものを調べるのが好きなのだが、そんななか今週は金融関係者にとって2つの大事な「記念日」があるのをご存じだろうか。

ひとつは「投資の日」で具体的には10月4日の月曜日だった。「トウ・シ」にかけたシャレであり、「日本証券業協会」が96年に制定したものだ。

そしてもうひとつは週末金曜日に当たる8日で、こちらはズバリ「FXの日」になる。

< 「記念日」、荒れ模様の金融市場を暗示? >

「FXの日」を制定したのは業界大手の「ひまわり証券」で08年のことだった。
何故この日になったのか、理由についてはシャレなどではなく、ひまわり証券が日本初の個人投資家向けFX取引を開始した日(98年10月8日)にちなんでのことだという。

一方、別の理由で今週7日と8日はベテランの為替ディーラーにとっては忘れられない日だろう。

というのは、大手ヘッジファンドLTCMの破たんに絡む動きから、「ドル/円が変動相場制以降一日としては最大の下げ幅を記録」するなど、両日だけで24円ものドル安・円高が進行した(98年)経験があるからだ。

---ここまで書いて初めて気が付いた。
と言うことは、ひまわり証券が日本で最初のFX取引業務を開始した、その取引初日にドルが過去最大の暴落を記録しているわけですよね?

なんだかスゴイときに個人投資家向けの取引は始まっているんだなぁ。その後の波乱相場をまるで暗示していたかのよう、っていうのは言い過ぎだろうか。

なお、10月相場は為替もさることながら株式も荒れることが多い。「記念日」はいずれもそんな状況を示唆していると考えるのは深読みのし過ぎだろうか。(了)



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