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2010年08月04日
◎流動性枯渇で荒れ易い

< ユーロ売り再燃に要注意 >

先週末に欧州でストレステストの結果が公表されたが、91行中で不合格はわずか7行しかなく、信憑性はいまひとつ。査定の甘さがマーケットで依然として取り沙汰されている。

足もとは一服している感のあるユーロ売りが再燃、ユーロ/円に連れる格好でドル/円も下方向への値動きが強まる可能性も否定できない。

< ドル/円は2番底達成との見方も? >

ドル/円の基本的なリスクはいまだ下向きか。しかし、一部からは今月16日の安値86・27円と同22日の86・34円でダブルボトム形成を指摘する声も聞かれている。

先週の当コーナーで指摘したように、多くの底入れの際に聞かれる一部市場参加者の阿鼻叫喚や断末魔などが今回聞かれないことが筆者には不満だが、チャートなどを見るとその可能性も否定できない。もっとも、それを確認するには、少なくとも87円台後半で推移する移動平均の21日線をNYクローズでしっかりと超える必要があるだろう。

なお、今週は色々と注目の材料が少なくないが、月末週に当たるということもあり、とくに各種の需給要因に注意を要したい。

実績次第とはいえ、月末らしく投信の設定が相次ぐことは円安を感じさせる一方で、個人向けFX取引に対するレバレッジ規制を背景にしたポジションの解消が円買いを発生させるとの声も聞かれている。

いずれにしても、小中学校が夏休みしたこともありマーケット参加者のなかでもサマーバカンスを取り始める向きがチラホラと観測され始めている。これからは流動性が枯渇しやすい時期に入るだけに荒れ易く、思わぬ価格変動には十分に注意を要したい。(了)



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