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2005年04月06日
◎期末最終日は為替大荒れ要注意

ドル/円相場は今週始め、主要なアジア・欧州市場がイースターで休場となる間隙を突いてドル高が進行。昨年11月以来の107円台回復をみせた。
そんなドル/円相場だが、おりしも本日、期末最終日31日は過去の事例からすると荒れ模様の様相で、もう一波乱起こっても不思議はなさそうだ。

足元の3月は日本が期末月に当たることは周知のこと。
そのため、本邦資本筋などは大きなリスクをとった売買を見送る傾向が強く、実際3月相場はほかの月に比べると価格変動が乏しい。ここ数日はやや荒い値動きを見せているが、今年の3月相場も大雑把にはそうした経験則どおりの展開を辿ってきたといってよいだろう。

しかし、そんな3月相場でも、実は期末の末日だけは大きな価格変動を達成することが少なくない。
過去10年間の平均価格変動を見ると、期末最終日の一日だけで2・37円もあるだけでなく、10回中7回までが2円を越す変動を記録している。
今年もそうした経験則が適応できるかどうかは別にして、要注意であることは間違いなさそうだ。現状推移している107円台から仮にドル高方向へ2円動くとなると、昨年10月以来半年振りの109円台へと到達する可能性も否定出来ないことになる。

ちなみに、需給的にはこうした値動きにも一応の説明が付けられる。
それは、期末対策として積極的行なわれている「リパトリ」と呼ばれる本邦勢による海外資産の還流がドルなど外貨の上値を強く抑制してきたが、4月からの新年度に向けて徐々にリパトリが剥げ落ちていくことで、ドルの上値が少しずつ軽くなることがままあることによる。ましてや、今年は4月1日からペイオフが全面的に解禁されるなど、為替需給に絡む特殊な状況を控えている。前倒しで、個人投資家の資金が外貨投資へと向かい、その結果為替市場でもドル高が進む、というシナリオもあながち否定出来ない。

なお、前段まではドル高方向へのリスクばかりを喧伝してきたが、ストキャスティックスなど一部オシレーター系のチャートで足元はドル買いにかなりの過熱感が出ていることからすれば、31日にその調整と思しきからむしろ逆方向への動きが入ることにも注意が必要なのかも知れない。(了)



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