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2004年9月15日
◎ブッシュ支持急回復、ケリー候補を逆転

11月2日に実施される米大統領選へ向けた世論調査で、ブッシュ大統領の支持が急回復しつつある。
事実、米誌ニューズウィークや米誌タイムが9月初旬に発表した世論調査では、ブッシュ氏がケリー氏に実に11ポイントもの大差をつけてリードしていることが示された。今年6月末段階では良くてイーブン、悪ければケリー候補に3〜5ポイント程度の水を空けられていたことからすれば、2ヶ月程度のあいだに驚異的な回復を見せていると言えるかも知れない。

どうしてこうした状況に陥ったのか。
そのヒントになりそうなポイントについて、筆者が代表を務める「FXニュースレター」が7月に流したレポートで在米シンクタンク筋に聞いた話として紹介しているので、要点を以下でご紹介してみよう。

「現在実施されている調査は“人気投票”的な側面を否めない。どちらに投票するか国民が真剣に考え始めるのは両者のディベート(討論)が実施される9月以降になる。よって、現在の調査をあまり鵜呑みにすることは時期尚早だろう。
また、ブッシュ氏の人間性を支持する国民が多い反面、ケリー候補は逆に人間性が好ましくない(魅力がない)とする回答の多いことにも注意する必要がある。では何故、ブッシュ氏を支持しないのかと言うと、“現在の米国が正しい方向に向かっていない”と考えられているからだ。つまり大統領を代えることによって米国を正しい方向に向かわせられる、との期待感によるところが大きい。ブッシュ氏がそのギャップを埋められれば、再選の道筋も見えてくることになる」・・・。

つまり同筋の見方からすると、必ずしもケリー候補に人気があったわけではなく、むしろブッシュ大統領に人気がなかっただけ。現在のような結果は、ある程度読めたと言えるかも知れない。
ただし、注意が必要なのは「米大統領選は人気のある候補者が勝つとも言えない」(前述筋)こと。これは選挙制度がそうなっているためで、前回2000年のケースがまさにそうだが、ゴア氏は得票数でブッシュ氏を上回っても結果落選した。フタを空けてみるまで、まだまだ一喜一憂は続く可能性がある。


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