ここにきて、何故か(?)「夫婦別姓」が改めて問題となっている。
議論することはとてもいいことだが、筆者の意見はと言うと、その夫婦別姓というものに大反対だ。
これ、以前にも何度か書きましたよね?
だって、そもそも議論の出発点からしておかしいと思うもの。
賛成する人の第一義に、「姓が変わることによる免許証その他の書き換えが面倒くさい」という意見があるけれど、これは2つの点から反論したい。
ひとつは、そんなことをいうなら、先日の国会で起こったヤジを正当化するわけではないけれど、「結婚しなくていい」んじゃない?
筆者が生まれ育った「昭和」であればいざ知らず、いまの時代は「事実婚」だって法律的には正式に入籍している人とそれほど変わらないんですよ。なら、それでもいいではありませんか。何故、「結婚」するの?
個人的には、そっちの方がよほど不思議です。
それから、筆者の知人でも先の理由から「夫婦別姓」に賛成って女性がいるんだけど、彼女は割と頻繁に引っ越ししているんだよね。もちろん、個人の自由だし、それをとやかく言うつもりはないが、「引っ越しにともなう住所変更その他」は面倒くさくないの?
これも、とっても不思議。役所へいって住民票をとって、警察や郵便局、電気やガス会社、銀行やカード会社に連絡って同じぐらい手続きをしませんか?
どうして、「姓」の問題だけ、こんなに目の敵にされるのか、まったくわかりません。
少し話は逸れますが、日本人って、「多様性」っていう、スゴク耳障りの良い言葉に色んなところで騙されていませんか?LGBTの問題とかね。
筆者は、それってスゴク危険な気がしています・・・・・・(*機会があり、また関心が高いのであれば、この話の続きを書きます)。
【鹿の角の本棚】 2002-02 「戦場のコックたち」(創元推理文庫) 著者・深緑野分 ・昨年8月刊行、何故か「積読棚」の片隅で腐りそうになっていたこの本を発掘、ようやく読むことが出来ました。深緑さん、ホントにすみません・・・・・・。 う〜ん、しかし、筆者はなんでいままでこれを読まなかったのだろう?とっても面白いのに。本のオビにあったように、2016年の各種ミステリーランキングで上位を総なめ(「このミステリがすごい!国内編2位」など)、プラス直木賞と本屋大賞の両候補作というのはダテじゃないと思います。筆者は第一章を読み終わったところで、「これ、連作短編でキチンと区切りをつけた方が良くないか?」と思ったのですが、読み切ってからだと、やっぱり長編小説で間違いなかったように思いますね。よく考えられているし、練られています。またまたすみません。ともかくオススメです!
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