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::: 19/12/30(月)   「戦争」   【鹿の角】 :::

2019/12/30

今年最後の当稿は少しネガティブな話を。

筆者は、いまから10年ぐらい前、あるセミナーで「1900年代は地球全体が戦争の時代だったが、2000年代に戦争はたぶんなくなるだろう」−−という話をしたことがある。

ただ、ひとつ間違ってほしくないのは、当時言っていたのは「戦争」がなくなるけれど、「紛争」はたぶん増えるのではないかということだ。

実際、典型的なものは「イスラム過激派IS」だけれど、2000年代に入ってから、あっちでもこっちでも爆弾テロなどを起こし、「紛争」は日常茶飯事化しているような面もある。

また、人間と人間がぶつかり合うような大々的な戦争はないものの、サイバー空間における「戦争」などは急増すると思っており、こちらも、まぁ的中したのかなと思いますよ。誰もほめてくれないので、自画自賛しますが(苦笑)。

・・・・・・しかしながら、今年に入って、そんな10年前の認識がちょっぴり変化している筆者なのです。

つまり、世界は再び戦争へと向かっており、いわゆる「第3次世界大戦」まではいかなくとも、結構危ない大きな戦争がそう遠くない未来に起こるような気がしつつありますね。

もちろん、こんな「予測」は当たらない方がイイのは言うまでもないのですが・・・・・・。


P.S.
年内は当稿が今年最後となります。一年間ありがとうございました。
明日も通常業務だし、年明けも1月2日から「通常営業」になりますが、ココは6日(月)からとさせていただきます。良い年末・年始をお迎えくださいませ。

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::: 19/12/27(金)   「クリスマスカード」   【鹿の角】 :::

2019/12/28

筆者は仕事柄、外国人の知人も多いし、外国に住んでいる日本人の知人も少なくない。

なので(?)、実を言うと年賀状以上に忙しいのはクリスマスカードを書くという作業になる。

さすがに、辞書と睨めっこしながら、苦手な英語で書くということまではしていないけれど、それでも基本は一枚一枚全部手書きですからね。

既存のものは使用せず、写真選びなどデザインこそ自分でやるとはいえ、プリンターを使って大量生産する年賀状とはそこが違います。これが何気にたいへん・・・・・・。

まぁ、逆に言うとクリスマスカードの場合は、どんなカードにするのか、作業そのものは楽しいし、届いたカードも色とりどりで、こちらもホントに楽しいですけれど。

なお、今年の場合、それらすべての作業が終わったのは昨日。すでにクリスマスか終わったあとでした(苦笑)。

なかなかカードが届かない一部の方、ホントにごめんなさい。筆者の「想像を絶するだらしなさ」のなすところ。そう、すべて筆者が悪いのです・・・・・・。


【鹿の角の本棚】 1912-11
「この世の春 〜中〜」(新潮社文庫) 著者・宮部みゆき
・全3冊からなる、宮部さんの最新長編。筆者が好き、かつもっとも信頼を置いている彼女の時代小説です。
その中巻ということで、話が広がり始め、だんだんと面白くなってきました。期待通りの楽しさです。でも、あれだな。上巻終了時には「なんとなくお鈴あたりがカギを握っていそう」と書きましたけど、たぶん関係なさそうなイメージに転換しました(苦笑)。ザコキャラは言い過ぎですが、メインとなっている「謎」に関係する人物ではないと思いますね。お鈴ちゃんは。ともかく、まだあと1冊ありますからね。最後まで楽しみたいと思います。
なお、次に読み終わる本、つまりこの本の下巻が今年150冊目です。いやぁ〜、今年も目標が達成できそうで、そうした意味でも嬉しい。感無量な筆者なのでした。

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::: 19/12/26(木)   「ツウぶる」   【鹿の角】 :::

2019/12/27

世の中には、「怖いもの見たさ」という感情がある。

ぶっちゃけ、筆者にはよくわからないのだが、怖がりながらも怪談を聞くのが好き、なんて酔狂な人もいますからねぇ・・・・・・。

そんななか、なかなか面白いバラエティー番組に「水曜日のダウンタウン」というものがある。

そして、クロちゃんを主人公(?)にした「モンスター・アイドル」という企画を先日までやっていた。

筆者は、ただただ気持ち悪いし、不愉快になるし、ということで彼の企画だけはみないようにしている。前回の「モンスター・ハウス」も最初に一度見たきりだったし。

しかし、世の中には、先でも書いたように「怖いもの見たさ」で見る人が多いらしく、結構人気があるようだ。

そして、番組に関するネットの意見などを見ていると、「台本通りの展開」とか、「ヤラセ」とか得意そうに書いている人がいる。

真実はわからないけれど、確かにそういう要素はあるんじゃないとかと筆者も思う。

一言一句セリフが決まっているわけではないにしろ、大まかな流れ・展開は最初に決まっている気もするな。

でもさ。たかがバラエティー番組でしょ。

それを肩ひじ張って、真剣にウォッチしている人って、そんなに多いんですかね?

ネットで得意げに「ヤラセ」とか言うのって、超ダサいんだけど。だって、そんなのある程度は当たり前、「わかっている」っちゅーの(笑)。

もの凄く当たり前のことを、「みんな知らないだろ?オレは知っているんだぜ」−−と自慢されてもねぇ。

「半可通」という言葉があるけれど、書き込む前に自分が恥ずかしいんだということを是非ぜひ自覚して欲しいですね。だって、やっていることは、社会問題化した「バイトテロ」の馬鹿さとある意味通じる部分があるのだから。

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::: 19/12/25(水)   「コンビ名」   【鹿の角】 :::

2019/12/26

ここ2日間、お笑いの話を書いていて気が付いたけど、ここ10年ぐらいの賞レースは「食べ物」に関するコンビの優勝が多くないですか?

だって、かくゆう「サンドウィッチマン」がそうだし、思いつくままでも「ブラックマヨネーズ」、「笑い飯」、「銀シャリ」、「とろサーモン」、「ライス(キングオブコント2016優勝)」、「どぶろっく(=どぶろく=濁酒)」−−などなど。

そのほかでも、ブレーク芸人である「チョコレートプラネット」や「和牛」、そして「からし蓮根」も。

そう考えると、これからお笑いをやる人たちって、ゲン担ぎとして、「食べ物」系の名前を付けた方がイイのかもね(笑)。


【鹿の角の本棚】 1912-10
「この世の春 〜上〜」(新潮社文庫) 著者・宮部みゆき
・全3冊からなる、宮部さんの最新長編。筆者が好き、かつもっとも信頼を置いている彼女の時代小説です。実はこの本、来年に回そうかどうか迷ったんですが、「えいや!読んでしまえ!今年最後の本だ!!」という清水の舞台から飛び降りるつもりで、年内に消化することに決めました(苦笑)。
内容的には、まだ上編のみ、3分の1が終わったところなので何とも言えませんが、ともかく「面白そうな雰囲気」がプンプンと立ち上っております・・・・・・。いやぁ、先を読むのが楽しみです。読みながら、なんとなくお鈴あたりがカギを握っていそうなイメージを抱いていると予想しているのですが、果てさて。いったい、どうなりますことか??

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::: 19/12/24(火)   「M1-本戦」   【鹿の角】 :::

2019/12/24

昨日の続き・・・・・・。

仕事終了後、一献傾けながらM1の本戦をみました。

いまの時代、事前に情報が入ってくるのは避けられないから、結果(優勝者)は知っていましたけど、それ以外は出来るだけ排除。自分的には「まっさら」、「ニュートラル」に近い格好で見たつもりです。

ちなみに、採点しながらみましたので、それを以下で記すと次のとおり(ネタ順)。

1;ニューヨーク 87点 2;かまいたち 94点
3;和牛 91点 4;すゑひろがりず 85点
5;からし蓮根 83点 6;見取り図 88点
7;ミルクボーイ 98点 8;オズワルド 87点
9;インディアンズ 90点 10;ぺこぱ 92点

−−ということで、上位3名は「ミルクボーイ」と「かまいたち」、「ぺこぱ」の3組に。

偶然ですけど、松本さんたちプロの審査員と同じ結論、同じ順位となり、ちょっぴり嬉しかった筆者なのでした(苦笑)。

で、肝心の決勝ですが、「かまいたち」と「ミルクボーイ」で悩みましたが、僅差で「ミルクボーイ」に。

でも、「ぺこぱ」を含めて、3組ともホントにレベルが高く、松本さんが言われていたように、過去最高レベルの激戦だったと思います。

昨年のチャンピオン「霜降り明星」には悪いけれど、あの出来の「かまいたち」が昨年出場していたら、たぶん負けていたのでは、とも思いました。それぐらい、今年は凄かったですね。

しかし、それにしても「ミルクボーイ」は凄かった!初めて見たけれど、すんごい面白かったです!「コーンフレーク」一本で、あそこまで笑わせられるとは・・・・・・。

サンドウィッチマンの伊達ちゃんが「自分たちに似ているかも」などとSNSに書いたそうだけど、まさに彷彿とさせましたね。これから、年末・年始を含めて色んなところで、みることになるのでしょうが、とても楽しみにしています!ぜひぜひ頑張れ!!

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::: 19/12/23(月)   「M1-敗者復活戦」   【鹿の角】 :::

2019/12/23

本当であれば、ナマでみたかったのだが、諸事情あって、M1本選はまだ見られていない筆者です。

すでに結果は知っていますが、それはそれとして、録画を今日の夜にジックリと・・・・・・。

しかしながら、その一方、過去の例にみないほどメンバーが豪華だったM1の敗者復活戦は何とか辛うじて昨日見ました。今日はそちらの話を。

確かに、全体的にレベルは高かったし、面白いコンビが多かったとは思う。それは事実。

たとえば、個人的に「お初」で衝撃だったのは、「くらげ」。ベスト3には惜しくも届かなかったけど、「もう一度見たい!」と思わせるコンビ芸でした。

あと、「ラランド」にもビックリ。粗削りだとは思いましたが、まさかアマチュアだとは予想だにせず。上手いですねぇ〜。劇場とかに出て、もう少しネタがこなれれば、もっともっと面白くなると思います。貴重な男女コンビだし、来年もぜひぜひ頑張ってほしい。

なお、個人的なベスト3は「カミナリ」、「四千頭身」、「アインシュタイン」でしたね。

「和牛」は大好きなんだけど、今回はチョッと・・・・・・。個人的にはちょっと届かずって感じでした。だから、敗者復活枠が彼らに決まったことに驚きを隠せません。

それは「ミキ」も同じ。さすがの安定感ではあったんですけどねぇ・・・・・・。


【鹿の角の本棚】 1912-09
「文豪たちの怪しい宴」(創元推理文庫) 著者・鯨統一郎
・鯨さん得意な「歴史新解釈ミステリー」で文庫書き下ろし。名作「邪馬台国はどこですか?」の流れに続く小説です。
相変わらずの「クジラ節」でホントに面白い。最高なんだけど、惜しむらくは鯨さんじゃなくて、こっち(読み手)のせいなんですが、その面白さにすでにかなり慣れてしまっていること。そう、つまりは先のM1の話も同じようなところがあるけれど、「こうきて、こういう展開でしょ」みたいに悪い意味で先読みが出来てしまう。挙句の果てにはオチも・・・・・・。
もちろん、それが外れるときもありますけどね。ともかく、そういう意味では、筆者のようなすれっからしの読者ではなく、まっさらな初見さんとかが読んだら、一瞬で虜になるほど面白いんだろうなと、チト羨ましく思ってしまう筆者なのでした・・・・・・。

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::: 19/12/20(金)   「北朝鮮」   【鹿の角】 :::

2019/12/20

今年も残り10日あまり。そして、クリスマスまでも1週間を切った。

しかし、いつもながら筆者には浮かれた話ひとつない。クリスマスも当然仕事だし、年末・年始も1月1日を除いてすべて仕事だ。

とくに、12月31日には朝から夜まで、5時から24時まで途中で「中抜け」はあるけれど、断続的に仕事することになりました。普通に考えたら、とてつもない「ブラック企業」なんでしょうな。訴えたら、絶対に勝てるという・・・・・・(苦笑)。

でもまぁ、それらは筆者自身の問題なので、ある種どうでもいいのだが、問題は自分でどうしようもないことですよ。

その典型例は「北朝鮮」。

いつぞや、北朝鮮の報道官が「クリスマスプレゼント何を選ぶかは、全面的に米国の決心にかかっている」−−などと発言したけれど、この内容について米太平洋空軍のブラウン司令官は「何らかの長距離弾道ミサイルと予想している」とコメントしている。

そう、つまりはクリスマスを前後して、再び北朝鮮によるミサイル発射があるかもしれない。ヒョッとしたら、この週末にも・・・・・・。

仕事をするのはイイけれど、忙しいのは嫌だなぁ。さすがに、少しでイイから「楽をさせて欲しい」−−。そうは願っている筆者なのでした(苦笑)。


【鹿の角の本棚】 1912-08
「帰ってきた腕貫探偵」(実業之日本社文庫) 著者・西澤保彦
・「腕貫探偵」シリーズの最新刊。これも短編集です。なんだか最近は短編集づいているなぁ〜。と言うより、同時に読んでいる長編の「アレ」を読むのに手こずっているんですけどね、ホントは(苦笑)。
少し前にも書いたことがあるけれど、一口に「本格ミステリー」といっても好きなタイプもあれば苦手なタイプもあるし。作家さんとして好きとか嫌いとかがある。西澤さんが書いた「七回死んだ男」は歴史に残る大傑作だと思うし、実際、筆者がこれまでに読んだ数千冊の推理小説のなかの、ベスト10に必ず入れている。また、いわゆる「タカチ」シリーズも好きなんだけど、正直最近の作品はチト苦手なんですよねぇ〜。この本も・・・・・・。チョッと理屈に走り過ぎるし、捻り過ぎじゃないのかしらん??

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::: 19/12/19(木)   「たけしさんの離婚」   【鹿の角】 :::

2019/12/19

週刊新潮を中心に、ビートたけしさんの離婚記事がたびたび取り上げられる。

その記事だけじゃなく、以前からだけど、たけしさんが「愛人によって洗脳されている」−−などという話がかまびすしい。

ただ、筆者はその手の噂にまったく納得がいかない。

もちろん、本当なのかも入れないけれど・・・・・・。

じゃぁ、筆者がどう考えているのかというと、離婚は「税金対策」じゃないでしょうかね?もちろん、証拠なんてひとつもありませんが。

たけしさんの場合、あまりに金額が多いから一般論が通じないが、通常の場合、「離婚」の際の財産分与には税金がかかりませんからね。つまり、基本的に非課税。

でも、それが「相続」なら当然税金がかかります。

両者を天秤にかけたうえで、税金の安い「離婚」に踏み切ったような気がします。一言で、わかりやすくいえば、先でも書いた「税金対策」ですね。

なので、言い方は悪いけれど、「偽装離婚」って意味合いも少しはあるのかな???

もっとも、たけしさんの場合には、本当に離婚しても不思議じゃないような事案は確かに幾つもありますけれど・・・・・・(苦笑)。

ともかく、そうした見方をするって、筆者が単に穿ちすぎなんですかね?素直じゃないだけ?

けれど、たけしさんぐらいの頭の良さと、財産があれば、そんなことを考えている気もするんだよなぁ〜。


【鹿の角の本棚】 1912-07
「メゾン・ド・ポリス 4」(角川文庫) 著者・加藤実秋
・高畑充希さん主演でテレビドラマ化もされたシリーズ物の第4弾。5本の短編からなっており、うち第4話では元刑事のオジサン(ドラマでは角野卓造さん役)が、なんと逮捕されるという衝撃の幕開けをします。まぁ、お約束とおり、完全な誤認逮捕なんですけどね(笑)。
うん。軽い感じではあるけれど、これはこれでいいよね。面白い。ただ、加藤さんにはひとつだけ要望があって、「メゾン・ド・ポリス」もいいけれど、個人的には「インディゴの夜」シリーズが好きなので、そっちも是非お願いします。調べたら、最期に読んだのって、もう5年近く前なんですけど・・・・・・。

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::: 19/12/18(水)   「“殺到”ってどのぐらい?」   【鹿の角】 :::

2019/12/18

少し前の話になるものの、吉本新喜劇座長でもある小藪くんのポスターが、「悪い意味」で話題になった。

ご存知の方がほとんどだと思うけれど、終末期医療に関する厚生労働省の啓発ポスターがそれになる。

以前から不思議に思っていることなのだが、この件で筆者が改めて思い出したことがあるので、それを書くと、マスコミが安易に使いがちは「非難殺到」という報道の仕方だ。

たとえば、小藪くんポスターの件でいうと、テレビ朝日が「『人生会議』ポスターに批判殺到で“発送中止”に」と報じている。

さらに続けて、テレ朝では「がん患者の団体などから猛反発」とも指摘していた。

でもさ。テレ朝が報じた「批判殺到」って、具体的には、いったいどのぐらいの数の「批判」が届いているわけ?また、「猛反発」って、どの程度の反発なの?

もちろん、明確な定義はないし、個人それぞれの感性にはなるだろうけど、「殺到」というからには100や200は少なくとも批判的な意見があったと筆者は思うし、「猛反発」というからにはハンガーストライキでもやるぐらい激怒しているイメージなんですが・・・・・・。

みなさんはどうですか?

でも、本当にそんなに批判的な意見や行動があったの?

これ、いつも不思議でなりません。

だって、かなり以前に報じられた「批判相次ぐ」として、中止になったある企画は、実際のところたったの3通のみの意見が尊重されてでしたから。明らかにおかしいでしょ?

今回の件だって、もう少し詳細、「批判殺到」の内容を報道してもいいんじゃないかな。そう思うのって、決して筆者だけではない気がしますよ。

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::: 19/12/17(火)   「最近のコマーシャル」   【鹿の角】 :::

2019/12/17

先日、広告会社勤務の知人と話をするなかで、最近になってテレビコマーシャルに大きな変化が生じはじめているという話を聞いた。

これ、大きくわけて2つの変化があるのだが、お分かりになる方はどれぐらいいるのだろうか?

ヒントとしては、吉本芸人などをはじめ、芸能人の不祥事が少なくなかったことを受けての「変化」になります・・・・・・。

答えを言うと、ひとつは「芸能人やスポーツ選手を使う実写ものではなく、CMそのものをアニメーションにする企業が増えている」こと。

そういえば、確かに、筆者も幾つかの企業で思い当たる先があります・・・・・・。

なるほどねぇ。アニメなら出演者の不祥事で放映中止、なんてことはないものね。いいアイデアかも。

もうひとつは、ある特定の番組とコラボした「限定物」や「時限物」CMが増えてきているということ。

たとえば、いつぞやみたテレ朝の「激レアさん」では、弘中アナが例のフリップ芸(?)を使ったスポンサーの番組限定CMをやっていてビックリしたけれど、その手のCMってなるほど、いまは少なくないですよね。

少し前だと、映画「君の名は。」のテレビ放映を記念し、限定のコラボ・テレビCMが話題になったことは記憶に新しいし。

年末年始だって、去年を例にとれば「M-1」のときだけのCMとか、新春の「格付けチェック」のときだけのCMなども筆者はみたことがあります・・・・・・。

ともかく、筆者はこうした傾向を歓迎すべきことって気もしますけど、皆さんはどう思いますか?


【鹿の角の本棚】 1912-06
「アリバイ崩し承ります」(実業之日本社文庫) 著者・大山誠一郎
・連作短編集で、オビによると「2018年の本格ミステリ・ベスト10」の第1位作品だそうです。
う〜ん。いや、面白かったですよ。それは確か。否定するつもりなんか1ミリもないけれど、「本格ミステリ」の年間1位がこれですか?そういう意味では違和感がアリアリですね。筆者は違うと思うなぁ。短編、それも一編が50ページぐらいなんですよ。だから、なんというかよく言えば展開は早いのだが、逆に言えば掘り下げ方はホントに甘い。まるでトリックを紹介したり当てたりする「クイズ本」を読んでいるかのようでした。一言でいえば、ハッキリ言って「まったく物足りません」。使われていたトリックは面白いのだから、もう少し書き込んで「推理小説」にして欲しかったです。そういう意味で、次作に期待したいと思います!!

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::: 19/12/16(月)   「代表争い」   【鹿の角】 :::

2019/12/16

色々と批判も多く、実際低視聴率に喘いだ大河ドラマ「いだてん」が、昨日終了した。

筆者も幾つか思うところはあるけれど、それでも全体を通してはかなり面白かったし、良質のドラマではなかったかと思います。

筆者も、いわゆる時代劇は好きだが、「時代劇=戦国物、幕末物」みたいなイメージは違うと考えている。ただ、「いだてん」が受け入れられなかったのは、筆者のような意見がまぁ少数派だったのでしょうかね(苦笑)。

−−それはともかく、来年の東京オリンピックに向けて、あちこちで代表争いの話が観測されており、そっちがどうも「本番より面白そう」ってことで困っている(苦笑)。

一例を挙げると、卓球ね。男子もそうだったが、女子はホントに熾烈で、石川佳純さんが決まったときの試合は、かなりハラハラしながらテレビを見ていた筆者なのでした・・・・・・。

ただ、まだバドミントンとか柔道とか、色んな競技で代表争いが年末から来年初めにかけて続くんでしょ?

う〜ん。楽しすぎて、ホントに困るわぁ〜。

まだまだしばらく、スポーツにどっぷりと漬かる生活が続きそうな筆者なのでした・・・・・・。


【鹿の角の本棚】 1912-05
「遠い約束」(角川文庫) 著者・室積光
・室積さんの文庫最新作。筆者は室積さんが大好きで、読む前にいつも過大な期待をしてしまうのだけど、今回はこれまでとガラッと作風を一変させての傑作だったと思います。そう、とても「都立水商!」とか「ドスコイ警備保障」とかを書いた人とは思えないような作品でしたから(苦笑)。いや、でも良かったです。
確かに、戦争って悲惨なもので、ホントやらないなら、それに越したことはありません。そうは思います。けれど、何せ相手があるものだから・・・・・・。問題はそこなんですよね〜。不覚にも(?)色々と考えさせられた一冊でした。

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::: 19/12/13(金)   「ストーブリーグ」   【鹿の角】 :::

2019/12/13

またまた、サッカー絡みの話。

と言っても、サッカーだけの話ではないけれど。

幸運なことに、筆者の応援しているサッカーの鹿島アントラーズは、まだ天皇杯で勝ち残っているが、多くのチームはリーグ戦の全日程を終了し、いわゆる「ストーブリーグ」へと入っている。

これ、野球もそうだし、個人競技だけどゴルフなんかもそうですよね。

だから、ゴルフはともかく、野球とかサッカーとかは、選手の移籍情報とか退団情報、あるいは新加入情報などがスポーツ新聞で飛び交っている。

ある意味でいえば、活気があるとも言えるし、一年でもっとも寂しいと感じる時期でもあります・・・・・・。

筆者は鹿サポではあるけれど、ジュビロ磐田の大久保くんや川又くんが退団するとか、京都の闘莉王くんが引退するとか、そういう話を聞くと、なんだか物悲しいよね。

誰が、という特定の個人ではなく、行き先が決まらない選手たち全員に出来るだけ良いオファーがあり、次のチームが決まればいいよね。草葉の陰から祈っております・・・・・・。


【鹿の角の本棚】 1912-04
「書楼弔堂 〜炎昼〜」(集英社文庫) 著者・京極夏彦
・「書楼弔堂」シリーズの第2弾。連作短編集ですが、いつもながら中身がホントに濃いです。もう中濃ソースぐらい濃い(笑)。今回もドロドロとしたストーリーのなか、歴史上の超がつく有名人が次々と登場します。
ただ、ここでよく書くのだけれど、本のオビとかあらすじ書きの部分は、もう少し何とかしてほしい。筆者は本を読む前に、解説などを先に読むことが多いのだが、そこで「ネタバレ」にあっても自分が悪いとまだ百歩譲るが、本の裏表紙にあるあらすじ書きのところに「答え」が書いてあるってどうなの?明らかなルール違反なのでは?この本は、いわゆる推理小説じゃないけれど、「相談者は誰?」という意味での犯人当ての楽しさがあるハズ。それなのに・・・・・・。もう台無しだよ、いい加減にしろ集英社!!筆者は本気で怒っているんだぞ!

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::: 19/12/12(木)   「連日で鹿島の話」   【鹿の角】 :::

2019/12/12

鹿島アントラーズの話は、昨日書いたことで一応終了させるつもりだったのだが、そののち新たな情報が入ってきたことで、追加して、「いま少しだけの想い」を書いてみたいと思います。

まず、気になったのは報知新聞・内田記者によるツイッター情報で、それによると「広島戦をドローに終え優勝がほぼなくなった時点で大岩監督側から退任の申し出があり、2週間後に話し合いが行われた」−−のだという。

内田さんといえば、鹿島担当記者のなかでもトップクラスの事情通なので、たぶん本当のことなのだろうけど、これが100%事実だとすると「フロントは大岩さん続投」を考えていたと言うことなのだろうか?

絶対にそうとは言えないけれど、文面からすると「大岩さんからの辞任申し出」で、それを一度は慰留したっぽい感じもしませんか?ワザワザ、2週間後に再会談を行った、なんて部分がそう想起させません??

ともかく、なんだかなぁ〜、というのが率直な意見です。

続いてもう一点。5ちゃんとかみていたら、いつかの試合で実況だか解説だかが「鹿島の選手はレベルが低い」って言ったの?寡聞にして知らないのですが・・・・・・。

で、そうした状況下、やっぱり報知新聞・内田記者のツイッターによると、満さんが「補強ポイントは全ポジション」と言ったとかって話になっている。

でも、筆者は違うというか、ちょっと違和感があります。

というより、鹿島の選手のレベルが低いとはまったく思わないので。逆に、ほかのチームと比較して「特別高い」とも思いませんけどね。

まぁ、贔屓目なしで「普通」でしょう。

でも、試合を見ていると、川崎などにいいようにボールを廻されて子ども扱いされた。これは事実。ま、練習が悪いんですね。つまりは監督の責任。

なので、監督が代わって、キチンと練習で教えられる人がくれば、個々のスキルの「レベルアップ」は期待できると思います。問題なし。

よって、個人的には、たとえばCBは兵役による退団が噂されているスンヒョンが残るなら補強なしでもイイと思うし、2列目とボランチも同じ。

2列目はセルジーニョと相馬が残留、ボランチは三竿が海外移籍封印なら、現状でもOKだと思いますね。

もちろん、逆に言えば、そうした前提というか、一定の条件が満たされないのなら補強する必要はあると思うけれど。

ただ、FWと右SBはまぁ前提うんたらではなく、補強必須かなぁ。

とくにFWね。点が取れることも大事だけど、それよりも「ボールをしっかりと収められる」タイプがともかく欲しい。個人的にはそう思っています。

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::: 19/12/11(水)   「やっと決断したか・・・・・・」   【鹿の角】 :::

2019/12/11

サッカーのJ1、鹿島アントラーズの監督を務める大岩さんが今季を持って退任することになった。

−−ようやくかよ。3年遅いよ。

いやぁ〜、しかしホントに「空白の3年間」でしたね。

とってもとっても無駄なときを過ごしました。強化部がもっと早く決断していれば・・・・・・。

もう、大岩さんが何故ダメなのかについては、年単位でずっと言い続けてきたので、改めて言う気にもなりませんが、ともかく嬉しい限りです。

実は、15日が期限とされているファンクラブの更新をまだしていないので、これで改めて更新する気になりました。来シーズンは、久しぶりにシーチケも買おうかしらん??

ただ、「大岩さんの退任」はイイとして、それでもまだ別途言いたいことが幾つかある。

うちひとつは、「次期監督は身内からの昇格なんて辞めてね」ということ。5ちゃんでは、「大岩が辞めたって、次は黒崎だろ?」なんて意見が多いみたいだけど、冗談はヨシコさんだと思うよ。

ブラジルじゃなくてもイイから外部招聘、外国人監督にしてください。

それから「辞めるべき、変えるべきスタッフは大岩さんだけだろうか」−−という疑問もある。

芝が原因じゃないか、とか色んなことが言われているけれど、ともかくケガ人の多さを考慮すると、フィジコの里内さんもまぁ変えるべきでしょうな。

さらに、個人的な見解をいえば、ユースを降格させた監督である中村幸聖くん、そしてついでにヤナギも切ろう。

もっと突っ込んだことをいえば、満さんもね。強化部長(いまは組織替えで、フットボール・ダイレクターと言うらしいが)からは外れて欲しい。「常務」だけでイイじゃないの。

将来に向け、今年を上回る、もっと大胆な組織改革、人員配置をしていただきたい、そう思います。

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::: 19/12/10(火)   「禁断症状」   【鹿の角】 :::

2019/12/10

以前からチョッと不思議に思っていることがある。

それは、芸能人などの薬物使用に関しての話だ。

どういうことなのかというと、たとえば女優である沢尻エリカさんが逮捕されたのは11月16日で、保釈が12月6日。つまり、約3週間勾留されていたわけで、当然のことながら、そのあいだに薬物を使用していたわけではない。

当たり前ですよね?警察内に居たのだから。

でもさ。3週間も辞めていて、いわゆる禁断症状みたいなものって、でないんですかね?

1-2日のあいだ我慢するのと違うでしょ、だって。

署内にいようがどこにいようが、「やりたくてやりたくて、使いたくて使いたくて仕方ない。もう辛抱たまらん!」−−ってことにはならないのだろうか?

話は逸れるけど、筆者の父親は喫煙者だったのだが、入院のとき吸えなかったタバコを、退院したと同時、自宅でふかしまくりでしたけどね(苦笑)。

立て続けに3本吸ったのは、もう40年も前のことだけど鮮明に覚えていますよ・・・・・・。

もちろんタバコと薬物の違いはあるけれど、常用者ってそういうものと違うのかな?

とくに、沢尻さんの場合、10年以上も使っているんでしょ?ヘビーユーザーだし、尚更そう思う気もするけどねぇ・・・・・・。

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::: 19/12/09(月)   「アンタッチャブルの復活」   【鹿の角】 :::

2019/12/09

2004年のM1王者、アンタッチャブルが10年ぶりに復活したとして話題になっている。

いやぁ〜。アンタッチャブル好きな筆者としては、今年一番の大ニュースでホントに嬉しかったです。

ちなみに、私見ですが、東西ともに三傑の現役漫才師がいると考えており、そのすべてを列挙すると、「西」が華丸・大吉、中川家、ノンスタイル。そして「東」がサンドウィッチマン、ナイツ、アンタッチャブルだ。

余談だけど、「関西」と「関東」にしなかったのは、華大とサンドがいるから。ともに「関西」と「関東」の芸人さんではありませんので・・・・・・。

ともかく、いやぁ〜嬉しかったなぁ〜。

ピンで活動しているときも、ザキヤマくんの破壊的なボケを的確に処理できるのって、柴田くんだけだと思っていたけど、一方で復活は難しいのかなとちょっと諦めていたところもあったので。まさか、復活が現実のものになるとは思いもしませんでした。

ぶっちゃけ、10年ぶりだから、まだ息があっていないようなところもありまたしたが、ザキヤマくんのボケは相変わらずだし、サンドの伊達くんも参考にした柴田くんのツッコミも健在。

年に数回、少しずつでいいから、二人の漫才をまたまた見せて欲しいね。

P.S.
決して仲が悪いわけではなく、むしろ二人で楽しそうに番組をやっているけど、「長らく漫才をしていない」という意味では、ブラックマヨネーズもそうだよね。劇場とかにもでていないみたいだし。

来年、今度はブラマヨの復活があるのかも!?

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::: 19/12/06(金)   「由々しき問題」   【鹿の角】 :::

2019/12/06

依然として、世間では「桜を見る会」に関する話がかまびすしい。

安倍政権を評価している筆者でも、あれは「アウト」だと思うし、菅官房長官の子どものような言い訳にも呆れている。

まぁ、安倍政権も末期ですわな・・・・・・。

しかし、それはそれとして、国会論戦はキチンとやってほしい。与野党とも、しっかりやってもらわなくては困ります。

その最たるものは、「日米貿易協定」についてだ。

気が付いたら、4日の参院本会議で与党などの賛成多数で承認され、2020年1月1日の発効が固まったけれど、ホントにそれでイイの?

ホントの専門は金融だが、それと絡む意味で経済の専門家でもあると自負している筆者からすると、あの協定には問題が相当あるんですけれど。

与党はともかく、野党はよくOKしたよね?バカなんじゃない?

「桜を見る会」なんか目じゃないほどの大問題。そらぁ当たり前ですよ、対外的な大問題なんだから。

それについて、ほぼスルーで議院を通過させるなんて。日本の国益を大きく損なう事態だと思いますね。野党も、ホントに役に立たねぇな。

優先順位がまったく違う。ある意味どうでもイイ、「桜を見る会」なんて放っておいて、「日米貿易協定」をしっかりと議論していただきたかった、そう思います。

誓ってもイイですが、絶対に将来的な禍根を残したと思いますのでね。


【鹿の角の本棚】 1912-03
「愚者の檻」(角川文庫) 著者・麻見和史
・「警視庁文書捜査官」シリーズの最新作。文庫書き下ろしです。毎回言いますが、警察小説&ハードボイルド的な要素もありつつ、しっかりとした本格ミステリーで、今回も非常に面白かったです。「頭を古新聞にくるまれた死体」−−っていう道具立てを聞いただけで、もう筆者なんて感涙モノですから(笑)。
一方で、主題ではなく、サブストーリーではあるんですが、警察も組織で色々あるというところもね。興味深かったです。内部で色々と軋轢もあるんですけれど、シリーズが進むにつれ、仲間も増えていき、次なる「対決」もホントに楽しみになってきました。夏目さんが段々と「イイ味」を出すようになってきて、さらなる活躍に期待したいと思います!

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::: 19/12/05(木)   「地震多発し、気味が悪い!」   【鹿の角】 :::

2019/12/05

ここ数日、栃木県を震源とした地震が多発している。

実際、3日から4日にかけ震度4の地震だけでも3回、震度1とか2を入れれば10回を超えていた。

これ、チョッと多くありません?

気象庁によると、震源の深さや発生のメカニズムが異なるそうで、関連性も不明だというが、住んでいる人間からすると薄気味悪いですよね。

年の瀬も押し迫るし、ジワリと寒くなりつつあるなか、大地震の発生は勘弁してもらいなぁ・・・・・・。

イヤハヤ、なんとかなりませんかねぇ。いやホントに。


【鹿の角の本棚】 1912-02
「遠い唇」(角川文庫) 著者・北村薫
・短編集。北村さん得意の「日常の謎」的なものが多かったですね。収められた7作中、人が死ぬタイプの話は、わずか1つだけでした。
いやぁ〜、イイっちゃイイんですけど、筆者はもうガチガチのベタベタの本格ミステリーマニアなので、もっとこう「首を切られた死体が転がっている」とか、「閉ざされた雪山の山荘」とか、そんな道具立てが好きなんですよね(苦笑)。だから、北村さんの小説だと、ちょっと物足りなくて・・・・・・。もちろん、密室や不可能モノだけが本格じゃないっていうのは、よくわかっているんですけれど・・・・・・。

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::: 19/12/04(水)   「子どもの学力低下」   【鹿の角】 :::

2019/12/04

改めて、「日本の子どもの学力低下」が話題となっている。

これは、世界各国の15歳の学力を測る国際学力調査、通称「PISA(ピザ)」と呼ばれるテストの結果が明らかになったためで、それによると科学と数学はトップレベルを維持したものの、課題とされている読解力は前回より低い15位になったという。

いや、このテストの結果、ホントによくわかるな。先日、実体験として次のようなこともあったし。

知人の家にお邪魔した際、中学生の息子がリビングで宿題をしていた。

本人曰く、理数系が得意とのことだが、数学の文章題で苦戦しているふうもみられたので、ちょっと尋ねたら「何が求められているのかよくわからない」と答えられて、ビックリしてしまった。

貸してみてと問題を一読した筆者が、ヒントというか、「○○について、教わっていないの?」と聞くと、「塾でもうやった」との答えが。

「じゃぁ、出来るじゃん。○○を使うんだよ」と続けると、「えっ、そうなの!?」といい、1分もかからずに解答してしまったのだ。

「国語がネックになって、数学ができないなんて!」−−とそのときは思ったけれど、実はそうしたことって結構あるらしい。

そう言えば、兄弟そろって理系の大学に行った姪っ子と、甥っ子も、なんとなく近いものがあったなぁ・・・・・・。

いわゆる「読解力」低下の原因が、巷でよく指摘されている「本を読まなくなったから」−−なのかどうかは、筆者もよくわからない。

ただ、「記者」という仕事をやっている立場からすると、必ずしも子どもだけでなく、大人の読解力も著しく落ちていることは確かだと思いますね。決して、「読み手」に責任転嫁をしているつもりはないけれど、ホントにベーシックなことで、記事の内容に問い合わせをもらったりもしますから・・・・・・。

筆者は以前から、「英語教育もイイけれど、まずは母国語。国語教育に力を入れるべき」と、ここでも書いてきたが、まさに、そういうことなんじゃないんですかねぇ・・・・・・。

余談だけど、角川文庫を読んでいると、最後の方のページに「角川文庫発刊に際して」という角川源義さん、国文学者でもあった角川書店創立者の一文が必ず載っている。

その文頭に、「第二次世界大戦の敗北は、軍事力の敗北であった以上に、私たち若い文化力の敗退であった」−−と書いてあるのが、ホントにいつまで経っても忘れられないばかりか、今回のような出来事があると、改めて思い出してしまう筆者なのでした。

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::: 19/12/03(火)   「流行語大賞」   【鹿の角】 :::

2019/12/03

先日、今年の流行語大賞が決定した。
ご存知のように、ワールドカップ・ラグビーで有名になった「ONE TEAM」になる。

正直、流行語大賞って、年の後半に流行る言葉が断然有利。したがって、ラグビー関係の用語だろうな、と思っていたら案の定でした。

個人的には、本命が「令和」で対抗が「タピる」。注意が「ホワイト国」と「闇営業」、大穴「上級国民」−−あたりが面白いかなとは思っていましたが、やっぱりどれもダメでしたね(苦笑)。

でも、「ONE TEAM」は明るいというか前向きな言葉だし、イイ選択だったのではないかと思います。

これをキッカケに、来年も是非ともいい年にしたいものですなぁ・・・・・・。


【鹿の角の本棚】 1912-01
「カイジ 〜ファイナルゲーム〜」(講談社文庫) 著者・円居挽/原案・福本伸行
・来年公開の映画「カイジ」のノベライズ版。円居挽さんが書き下ろししたオリジナルストーリーの小説・カイジです。
実は筆者、「カイジ」っていうマンガは一応知っているし、ギャンブルがテーマ(?)になっているのも認知していますが、一度も読んだことがありません。だから、円居さんの作品とは言え、どうなるのかちょっとハラハラしながら読み進めましたが、うん、かなり楽しめました。たとえば、冒頭に「一条が仕上げた沼との戦い」−−なんていうセリフがあるのですが、これ、既存のマンガのストーリーでしょ?だから、もちろんマンガを読んでいれば尚更楽しめたとは思いますが、トータルすれば結局のところあまり気にはならなかったかな。
260ページ程度とかなり薄い本なので、「見てから読むか、読んでから見るか」−−。映画とセットで是非楽しんでいただきたいと思います。

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::: 19/12/02(月)   「意味わかっている?」   【鹿の角】 :::

2019/12/02

ネットニュースをみていたら、社会学者の古市某が出演したテレビ番組で、麻薬取締法違反で逮捕された女優の沢尻エリカ容疑者について、「仮に不起訴処分とか起訴猶予とかになった場合に、NHKはどんなスタンスなんだろう」−−などと述べたと報じられていた。

まるで、大河ドラマから勝手に降板させた「NHKの対応がヒドイ」と言わんばかりの発言だけれど、筆者は「何の問題もない」と思います。

だって、古市さんの指摘する前提がそもそもヘンというか、意味が分からない。

いいですか?「沢尻さんは最近薬物を使っていた」という反応が出なかっただけで、「以前から繰り返し使っていた」と供述、さらに「実際にクスリの錠剤を所持していた」んですよ。

だから、仮に「不起訴」になったとしても、それはイコール「無罪」ではありません。飽くまで「不起訴」あるいは「起訴猶予」ですから。この違いは大きい。

なぜ、そんなこともわからないのだろう?

もっとわかりやすい例を挙げると、たとえば中学生の子どもが書店で「万引き」をして捕まった。

が、未成年だし初犯だし、反省もしているからと警察で調書を取られだけで釈放された。つまり、「不起訴」だ。でも、その中学生は「無罪」ですか?

違うでしょ。「万引き」という罪を犯したことは確か。けれど、それが情状酌量の余地ありなどとみられ、「刑罰に処されなかった」だけ。

社会学者とか言っておきながら、この程度のこともわからないなんて、ホントに無能すぎるよ。よくテレビ局もコメンテーターとして珍重するよね。筆者には、まったく信じられません。


【鹿の角の本棚】 1911-14
「隠す」(文春文庫) 著者・アンソロジー
・女性作家集団「アミの会(仮)」による短編集。柴田よしきさんや加納朋子さんなど、11人の女性作家さんが「隠す」というテーマで書いた作品が一堂に集っています。
以前から何度も書いているように、筆者は、トータルすればここ数年は女性作家さんの方が優れた作品(とくに「本格」というカテゴリーをつけないタイプの推理小説)を多く書いていると思っているのだが、この作品集もホラーあり、文学作品ありで、なかなか楽しめました。ちなみに、個人的には中ほどに収録されていた大崎梢さんの作品が一番好きかなぁ〜。あと、その次の近藤史恵さんが珍しくホラータッチの「嫌ミス」を書いていたのが、かなり新鮮でしたね。あまり、そういうモノを書かない方なので・・・・・・。
ともかく、次回、第4弾も楽しみにしています!次はどんなテーマの作品が揃うのだろうか?

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