筆者は初耳だったのだが、ネット記事をみていたら、「10歳のユーチューバー」が話題になっているようだ。
どうやら10歳の子どもが学校に行かず、ユーチューバーとして生活をしているらしい。
他人事だから言ってしまうが、筆者は「勝手にすれば」と思う。将来的に困るかもしれないけど、それは自分、そして親御さんの責任ですからね。
ただ、今回の件以前から思うことがひとつある。
それは、学校って現状は義務教育だけど、「勉強をしたくない」という子どもは学校に行くのを辞めさせてもイイのでは?つまり、義務教育という制度そのものをもう辞めてもイイ気がしています。
少し話は逸れるけれど、最近あるテレビをみていてショックなことがあった。
それは、「平成生まれを馬鹿にしている」と物議を醸している「トリニクって何の肉」という番組をみていたときのこと。
ごくごく簡単な問題が出来ないこともショックだけど、筆者の思うところ、一番の問題は、回答VTRを見たスグあとの「復習問題」さえ答えられない人がともかく多いというところにある気がしている。
要するに、自分に関心がないことは完全にシャットダウンしているんでしょうね。まさに、「馬の耳に念仏」ですよ。それを「平成生まれだから!」とレッテル貼りするのは、ちょっと違うと思うけれど。昭和生まれでも、そういう人はたくさんいるから。
ともかく、こっちがいくら親身になっても、まったく伝わらない・・・・・・。
それからすると、自分の好きなことしかしたくない、勉強する気がない人に、無理にさせても仕方がないのでは?
江戸末期、「饅頭屋長次郎」として知られる近藤長次郎のように、貧しくて学問をしたくても、学校に行きたくても行けなかった、というような努力の人は世の中にたくさんいる。ホントに勉強したい人、行きたい人だけ行くというシステムでも、筆者はイイと思いますけどね。
しかしながら、それにももちろんリスクもあって、将来就職などの際、不利になる可能性もあるわけで、それは自己責任でしょ。小学生に自己責任を求めるのは酷というのなら、「親の責任」になるわけで、どちらにしても選択制にしてもイイような気がしますよ・・・・・・。
【鹿の角の本棚】 1905-08 「夏の王国で目覚めない」(ハヤカワ文庫) 著者・彩坂美月 ・気が付いた方はたぶんいないと思います(笑)が、ここ最近の筆者は、ずっと未読だった「本格ミステリ大賞の最終候補作」を買い漁って読む、という行動を積極的にしています。これまで紹介した岡田秀文さんや木元幾多さん、森川智喜さんなどはすべてそれ。今回読んだ彩坂さんも、そうですね。 やっぱり、「大賞候補」に挙げられただけあって、スゴク面白いです。筆者は彩坂さんの本をこれまで読んだことがなかったんですが、ヤングミステリーを中心に活躍をされている方らしく、文章も簡潔で読みやすいですし。ぶっちゃけミステリーというより、サスペンス的な色彩が濃いと思いますけど、構成などはなかなか考えられているなぁと。だから、別の作品も購入して楽しんでみたいと思います!
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