年末・年始の風物詩のひとつといえば、デパートなどで開催される初売り、そして福袋の奪い合いだ。
正月2日から通常どおりの業務をこなす身としては、テレビのニュースをみるたびに、「みんな元気やなぁ〜」と思うことも少なくない。
そんな福袋、ここ数年はまったく買っていないけれど、以前は筆者も何回か買ったことがある。ただ、筆者が買うのはデパートのものなどではなく、主にスポーツ用品店が売っているいわゆる「スポーツ福袋」だ。
ナイキやアディダスなどが出しており、ジャージやTシャツ、帽子など5点セットで1万円などというものが主流だった。
しかし、先日、知人である業界人と話をしたところ、そんな「スポーツ福袋」に異変が観測されているそうだ。
どういうことかと言うと、ここ数年、「スポーツ福袋」の販売から撤退するメーカーが年々増えているのだという。
実際、ナイキやアウトドア・メーカーのモンベルは数年前から販売を中止しているし、今回からはコロンビアも販売を取りやめることがほぼ確定しているそうだ・・・・・・。
あとは、いままで内容の異なる5種類を販売していた先が2種類しか出さないとか、そんな事例も多いのだとか。
どうしてなんでしょうね?採算が取れなくなったからなのかなぁ・・・・・・。でも、そんなことは最初からわかっていたハズって気もしますけど。
とは言え、ナイキやコロンビアが撤退すれば、ほかのメーカーは自社製品福袋を売るチャンスですね。禍を転じて福と為す(笑)。
筆者はたぶん買いませんけど、来年の正月もテレビでみる様々な福袋の「争奪戦」を楽しみにしていたいと思います(笑)。
【鹿の角の本棚】 1812-05 「伝説の日本史 1」(光文社知恵の森文庫) 著者・井沢元彦 ・井沢さんもデビューしたときには立派な推理小説家だったけど、最近は歴史モノばかり。それも「逆説の日本史」のようなノンフィクションばかりなのがファンとしては、チョッとばかり寂しいです・・・・・・。ともかく、今回の本もそんな井沢さんが書いた立派なノンフィクションでした(苦笑)。 「逆説の日本史」が歴史を時系列で追っていたのに対し、「伝説の日本史」は人物ごとにファイリングしたという違いがあります。たとえば、「聖徳太子」とか「空海」とか。個人的には、重複する内容が当然あるのだが、こちらの方がわかりやすくておススメかな。なお、1巻は平安時代までの人物で、2巻以降にたぶん戦国とか江戸時代の人たちが登場する見込み。一般的には、さらにとっつき易くなるかもしれないですね。
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