ここ最近、個人的に非常にエライと思うと同時に、胸がスカッとしたニュースが2つあった。
それが、大阪市長による「米サンフランシスコとのあいだの姉妹都市解消」と、自衛隊が示した旭日旗問題を背景として「国際対艦式の欠席を決めたこと」になる。
以前から言っているように、日本人は「和」を重んじる国民で、争いを好まない。そのうえ、みんな優しく、基本的にお人好しだ。
それって、美徳だし、本当はイイところなのだが、国際的にはその「人のイイことにつけ込まれ」て、損ばかりしてきた。つまり、国内的にはそれでもイイが、対外的にはそれではダメだということだ。
そんななか、サンフランシスコにいつの間にか慰安婦像が建立されてしまったうえ、韓国から自衛隊軍機である旭日旗の掲揚自粛要請が出されていたわけだ。
諺で、かねてから「泣く子と地頭には勝てぬ」と言うように、多少の無理くりを言われると、争いを好まない国民性故に「アッサリと引いてしまう・諦めてしまう」のが、これまでの日本だった。
しかし、その結果どうなったのかというと、これまた諺のとおり「庇(ひさし)を貸して母屋を取られる」。一部を貸したためにやがて全部を奪われるようになる、最初の要求を受け入れたために、そののちすべての要求を飲まざるを得なくなるということが、どれだけ多かったことか・・・・・・。
しかも、その多くが国益を殺いでいますからね。決して笑えるような話ではありませんよ。
今回も、日本はどうせ「甘い対応(関係者を通して「厳重抗議」など)」、効果の乏しい動きに終わるのだろうな、と正直まったく期待していなかったのだが、大阪市・自衛隊とも予想以上にビシッと厳しい対応をしたことに、驚きとともに感激している筆者なのでした。
やっぱり、こういうのはビシッと、そして強く言わないとね。ダメですよ。初動がホントに大事ですから。
あとは、政府サイドの対応ですね。別にところかまわずケンカを売れ、なんて言っていません。ただ、理不尽な対応には、キチンと対応してほしい。それは相手が米国であっても、です。
先日新たに発足した、改造安倍内閣にも期待をしていますから、是非とも頑張っていただきたい。心から、そう思います。
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