先日、朝日新聞を読んでいたら、「JR東海は、台風21号の影響で熱海駅に長時間停車していた東海道新幹線こだま705号の車内で、乗客に配った缶詰のパンの賞味期限が2ヵ月切れていたと発表した」−−との記事を発見した。
せっかく、善意でやったのにね。残念・・・・・・。
ただ、この記事について、少し気になったのが、「乗客から賞味期限切れだとの指摘を受けた」−−とした内容になる。
朝日新聞の書き方だと正直ニュアンスがよくわからないけど、期限切れの指摘をした方は「怒っていた」のだろうか?それとも、飽くまでソフトにやんわりと、「注進をしただけ」なのだろうか?
だって、5年間保存できる缶詰のパンだから、おそらくは乾パンだと思うが、その賞味期限がたった2ヵ月切れていただけでしょ?全然問題ないと思うけどね。
よく言われることだけど、「賞味期限」と「消費期限」はまったく違うもの。今回も後者の「消費期限」切れなら問題もあるが、前者はねぇ。いわゆる「美味しく食べられる」とされる期限を過ぎただけですから。
仮に、そうしたことに激高した乗客がいたとしたら、JR東海はホントに可哀そうだなぁ・・・・・・と。やらなくてもいいサービスを「善意」でやって、怒られるなんて理に合わないよ。
そういえば、筆者も自分自身が被害にあった(?)わけではないが、つい最近、次のようなことがあった。
仕事関係で、ある飲み会に参加したときのこと。
場所は居酒屋で、筆者には珍しく焼酎(のお湯割り)を飲んでいた。最初の2杯ぐらいはビールだったけど、ボトルを頼んで、みんなでシェアすることにしたので、まぁ仕方なく。
そのとき、一番若い人間が、「僕が作ります。どうしますか?」と聞いてくれ、雑用をしてくれた。初見だったけど、気が利いてイイ人だった。
しかし、そんななか、ある人間が突然、「ダメだ、そんなんじゃ!」と怒り出した。
みんなの会話が止まり、何か不手際があったのかと思ったら、若手の焼酎のお湯割りの作り方に不満があったらしい。
知っている人もいると思うけど、なんでも「焼酎を先に入れ、あとからお湯を注ぐ」のは間違いで、「正しい作り方」とは、その逆であるらしいのだ。筆者も知らなかったけどさ。どうやら風味がよくなるらしい。
でもね。そんな手順の間違い(?)ぐらい、みんながワイワイと楽しく飲んでいるなかで、激高するほどのことですか?
一番の若手だからと、「善意」で作ってくれていた人間に失礼だと思いますがね、筆者は。
言えなかったけど、「そんなに怒るなら、自分で作れよボケ!」と密かに思った筆者なのでした・・・・・・。
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