掲載されている内容が「右寄り」だとして、毛嫌いしている人も少なくないと思われる産経新聞だけれど、読んでいるとホントに勉強になる。
だって、読み比べればわかるが、朝日とか毎日には載っていないニュースがホントに多いから。
正直、どこも自分のところに都合の悪いニュースは報じませんよね?それは確か。
テレビだって、自分の局の不祥事などは報じないか、報じても時間は極めて短いものに留まる傾向があるし。
あとは「長い物には巻かれろ」で、大手事務所の意向に沿ってのことなのか、不自然なほど各局が「ダンマリ」っていうニュースも結構あるしね。
だから、別に朝日や毎日だけを「とくに悪い」というつもりはないが、まぁ、いずれにしても産経との報道の仕方に明確な違いがあることだけは確かですし、その「隠されたニュース」は産経を読まないとわからないので・・・・・・。
さて、そんななか、筆者は改めて指摘するまでもなく、中国が嫌いだけど、かの国がひとつだけスゴイし、羨ましいと思っていることがある。
それは、なにか自国に都合が悪い発表などがなされた場合、「即座に否定あるいは反論をする」−−文化があるということだ。
例えば、先日もトランプ米大統領が北朝鮮への対応について中国を批判したら、その日のうちに中国外務省から反論コメントが出ましたからね。
ちなみに、一応断っておくけど、反論内容が正しいとか、なんとか言っているのではなく、「迅速に反論したこと(だけ)」が素晴らしいと言っているのです。悪しからず。
でも、「鉄は熱いうちに打て」ではないけれど、こうしたことって「スグにやる」っていうことがホントに大事。
毎日毎日、次から次へと新しいニュースが報じられるなか、スグに動かなければ埋没しちゃいますよ。別の言い方をすれば、「先に言ったもの勝ち」で、時間を経てからの反論なんて「でも、一旦は納得してたんじゃん」というように捉えかねません。
日本は、そのあたりがホントに遅い。たとえ「明確」であっても、1週間後に否定とかしては、まったく意味ないですから。
あとは、日本の場合、毎回馬鹿のひとつ覚えのように「遺憾に思う」とか、もう聞き飽きたっていう言葉ばかりじゃありませんか?「耳タコ」ですよ、本当に。もっと、「ガツン」と主張しないと。いつまで、ごにょごにょと言っているのか、腹立たしい限りです。
そのあたりの対応が、日本は本当にダメ。いつになったら、わかるのだろう?? 国際社会じゃ、まったく通用しないんだけどなぁ・・・・・・。
かつて、「カミソリ」と言われ、欧米の列強相手に丁々発止やりあい、一歩も引かなかった名外務大臣である陸奥宗光みたいな人間は、もう現れないのだろうか?ホントに悲しいですね。
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