最近、高齢者ドライバーによる事故のニュースが多い。
「報道されないだけで、ホントは前から多かった」のか、「何故か突然多くなった」のか−−までは良くわからないけれど・・・・・・。
ただ、実はこの件について、もう5年ぐらい前になるけど、筆者も少し関連する出来事があった。
それは、隣町に住む友人宅を訪ねたときのこと。
筆者は自分のクルマで出掛けたのだが、本来は3台止められる友人宅の駐車場にたまたま止められず。
すると、友人のお父さんが気を利かせて、自分のクルマを出して自宅前に路駐するから、と筆者のクルマを駐車場に入れさせてくれた。友人の自宅前の道は、いわゆる4.5メートル道路で、それほど通行の邪魔にもならないだろうし、と。
そのあと上がり込んで友人家族と談笑したのだが、1時間後ぐらいだろうか、突然、外から「ドン」と鈍い音が。
まさか、と思い、友人たちと慌てて外に出てみると、もうおばあちゃんと言って良い年齢の方の乗ったクルマが、友人のお父さんのクルマに見事に突っ込んでいました・・・・・・。
さらに驚いたのは、ヘンな言い方だけど、ぶつかったことは仕方ないんだけど、そのあとまさに「アクセルとブレーキを踏み間違った」のか、クルマの前方がぶつかっているにもかかわらず、さらにクルマを進めようとしていたこと。
そのため、双方のクルマからメキメキ、というさらにイヤな音も断続的に聞こえてくるし、みんなで慌ててクルマを止めさせ、おばあちゃんを引っ張りだして、スグにバックをして事なきを得ました−−って、その段階で、すでに大参事だったんですが(苦笑)。
さらに、そのあとも初の事故だったのか、おばあちゃんはパニックになってしまい、警察がきた際の事故検分とか、一連の対応がホントに大変でした。幸か不幸か、わたしは直接的な関係もないし、ダメージもなかったですけれど・・・・・・。 しかし、気を遣ってくれた友人のお父さんに申し訳ない気持ちで一杯でしたよ、ホントに。
・・・・・・そんなこんなで、「だから」と言うわけでもないのですけど、高齢者の免許取得については、筆者も「上限キャップ制」にした方がイイと思いますね。
つまり、たとえば「80歳」になったら強制的に免許を取り上げる、といったような制度を取り入れるべきでしょう。
・・・・・・こう書くと、「地方の人はどうするのか。クルマがないと買い物や病院にも行けない人がいる」−−などということを言う人がいるんだけど、筆者は年齢で一律、それも全員返納をまずしてもらう。そのうえで、「どうしても必要」という人には、個別で対応することにしたらイイのではなかろうか。
具体的には、月謝や試験料なものはナシで、クルマの運転(実地試験)について、再試験をうけてもらうことにする、のはどうでしょうね?で、当然、「合格ライン」にある方のみ、特別に改めて免許を発行するというのはいかがだろうか。
ともかく、この問題も沖縄の基地問題や原発と同じで、「オールハッピー」という回答はない気がするんだよなぁ〜。それぐらい難しい問題だとは思います。
絶対に、どこかにシワ寄せがくるってことは覚悟した方がイイのだろうし、それをケアする方向で検討するべきでないかなぁ、と思いますね。
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