テレビをあまり見る習慣のない筆者だが、録画してまで見ている番組が幾つかある。 そのひとつに、フジテレビの深夜にやっている『たけしのコマ大数学科』という番組がある。
数学好きでも知られるビートたけしさんが回答者として出演されている番組で、通常は専門的(?)な数学の知識を競う問題がでるので、録画を止めてしばし考えることを筆者もクセにしているのだが、その番組で先日ちょっと面白い問題が出た。筆算などはせずに、ほとんど直感のみで答えさせる問題だ。 以下で、ご紹介してみたい(ややウロ覚えのところもあるので細部は違っているかも・・・・・・)。
問; ある人が8元で鶏を1羽仕入れ、いちど9元で売りました。そのあと鶏を10元で買い戻し、再び11元で売りました。 いったいいくら儲けたでしょうか?
−−実はこれは、BMWの入社試験で出た問題なのだという。それも面接で聞かれた問題なのだそう。だから、先に書いたけど「直感で答える」問題になる。 ともかく、答えは分かりましたか?
トンチではないけれど、どう答えるかでその人の「器」と適性が分かるのだという。
ちなみに、「普通」に答えると「2元の儲け」になりますよね、当然。あるいは「1元の儲け」と答える人も多そうだね。買い戻しの際の差額を考えるとね。 ただ、その人たちはおおむね不採用のコースだという。
では、なんと答えればいいのか。いま一度聞きます。分かりますか?
結論の前に、余談を先に言うと、実は筆者は「2元の損失」って考えました(答えました)。
何故そうなるのか、筆者はどう考えたのか。 だって、8元で仕入れたのはいいけれど、最初から11元で売れてれば3元儲けられるはずなのに、一度は9元で売ってしまったんですよ。だから2元の損、との考えです。
・・・・・・で、エバるわけじゃありませんが、BMWでは「マイナス2元またはそれ以下の儲けと答えた人」を正解としており、基本的な面接通過者になったそうです。 おぉっー、筆者がBMWを受けていたら合格していたかも(笑)?
屁理屈だ、っていう意見もありそうですが、多数の希望者がいるなかからふるいにかけなきゃいけないので、こうした問題・考え方を聞くことも仕方ないと思います。飽くまで個人的な意見ですけどね。
しっかし、BMWも面白いこと考えるなぁ・・・・・・。 こういうモノまで考えると、数学って奥が深いし、ホントに面白いと思います。
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