Nyats.com LOG

HOME ■過去分 ■記事検索 記事INDEX


条件:


::: 11/04/29(金)   「いびき」   【鹿の角】 :::

2011/04/29

すっかり忘れていた話をひとつ。

まだシーズン中、泊まりでスキーに行ったときのこと。
宿で部屋飲みした際、しこたま飲みひとり先に酔い潰れた筆者は、後輩の一人に翌日いびきを注意された。

注意されたといっても、「うるさい」と怒られたのではなく、「なんだか変でしたよ。気をつけた方がイイと思います」といったニュアンスで言われたのだ。

どういうこと?もう少し詳しく教えろ、と詰め寄るとなんでも後輩曰く、シロウト判断だが無呼吸になるタイミングがあるような気がすると言われた。チョッと苦しそうだった、と。

げげっ?!ホントですか?

筆者は一人暮らしなので、そうしたことを誰にも言われることはないし、寝ているあいだのことで気が付きませんでしたが・・・・・・。
う〜ん、それは気をつけなくちゃいけませんなぁ〜って、どう気をつければイイのさ(苦笑)?

スキーシーズンもすっかり終わり、そのあとの大震災も影響しているけど、いまだになにも対策を講じていない筆者です。

夜寝ているうちに死ぬなんて、ある意味では理想形。ほとんど苦しまないんだろうし。
だから、死ぬのは別にかまわないけど、死んだあとしばらく誰にも見つからないという孤独死だけはイヤだなと思う筆者なのでした(苦笑)。

▲top



::: 11/04/28(木)   「消波ブロック」   【鹿の角】 :::

2011/04/28

以前に書いたことがあるけれど、ある特定の商品名が商品全体を表すものとして定着してしまったモノも少なくない。

典型的な事例と言えば、かつて一世を風靡した音楽プレイヤー「ウォークマン」だろうか。言うまでもなく、「ウォークマン」は本来ソニーの商品のみ示すものだが、最盛期ではヘッドフォンステレオ全体の総称として「ウォークマン」が使われていた感を否めない。

あとはスポーツ関係でいうと、「ローラーブレード」とかね。筆者もスキーのオフスポーツで少しだけやっているけど、正式名称は「インラインスケート」ですから。でも、「インラインスケート」より「ローラーブレード」の方が有名ですよね。本当はいち商品名に過ぎないのに。

ほかでは、工事現場で使用される「ユンボ」もそう。「ユンボ」は確かニッケンの登録商標で、正しくは「油圧式シャベル」だったと思う。
「ユンボ」だとちょっと可愛いけど、「油圧式シャベル」だと少しも可愛げがありませんなぁ(笑)。

さて、そんななか震災関連のニュースで多用され、改めて感じたものが「テトラポッド」も登録商標だったなぁ、ということ。本来「テトラポッド」は不動テトラの商品のみ示すもの。正式名称はタイトルにも記した「消波ブロック」になります。

だから、余談ですけど歌手のアイコさんの唄「ボーイフレンド」のなかの歌詞「あぁー、テトラポッドのように〜♪」がNHKで問題となったことがあるほど。山口百恵さんが「プレイバックパート2」の歌詞を「真っ赤なクルマ〜♪」と言い換えさせられたことと根っこは一緒ですね。登録商標は宣伝になるからいかんぞう、と。

−−でも、一連の報道について民放とかみているとキャスターが何の気なしに、「今回の津波でテトラポッドが・・・」とか、使用してしまいあとで訂正が入ったりすることも多く、個人的にはそうした光景に少し和んでいます(笑)。

もっとも、それぐらい一般的な言葉として浸透しているってことは、逆に言えばホントにスゴイことですけどね。

▲top



::: 11/04/27(水)   「地震・雷・火事・親父・・・」   【鹿の角】 :::

2011/04/27

一種のことわざなのだろうか?怖いものを4つ列挙した「地震・雷・火事・親父」という言葉がある。

ここでイヤらしく役に立たない余計な知識をひけらかすと(笑)、最後にひとつだけ存在の浮いている感のある「親父」とは実は台風のことらしいです。「おおやまじ(大山風)」が訛ったとか。もっとも諸説あり、「違うやっぱりオヤジでイイんだ」という話もありますが・・・。
以上、簡単ですがトリビアでした(笑)。

そんな怖いもの4つですけど、最近ではそれが変わったって知っているだろうか?
具体的には次の4つになる。

「地震、原発、津波に放射能」−−。

う〜ん、シュールですね。ちなみにこれ、あるところで高校生に教えてもらいました。巷で流行っているとか・・・。

面白いとは思うけど笑えないよ・・・・・・。

▲top



::: 11/04/26(火)   「某週刊誌にて・・・」   【鹿の角】 :::

2011/04/26

先日、知人である週刊誌の記者から取材の電話をもらった。

テーマは「もし大震災がなかったら、相場はどうなっていたか?」−−。
どんなことが金融市場のテーマとなり、どんな値動きをたどっていただろうか、と。

まぁ、確かに大震災で世界情勢も変化しちゃいましたけどね。
でも米国利上げの有無、欧州ソブリン問題、リビア情勢や地政学リスク、人民元と中国情勢−−そのほか色々と興味深いことも多いですからね。気持ちは判ります・・・。

ということで、一発OK、即座に引き受けると早速話をしてきました。

いつもながらの取りとめのない話で、上手くまとめられるだろうか?
通常は自分が聞く・取材する側なので、キチンと文章にする大変さは判っているつもりなので。

なお、話の具体的なモノとしては色んなことを言いましたよ。「300年文明盛衰説」など文明論とかも含めて、壮大なスケールの話をね(笑)。

どんな感じになるのか、発売はGW明けかな?楽しみに待ちたいと思います。


P.S.
取材の最後に「まとめるのが大変だけど頑張ってね」というと、「いえいえ、それより雑誌がキチンと発行されるかどうかが心配です。余震もまだ多いし」と言われました。いやホントだよなぁ〜。落ち着くまではまだまだ時間が必要なんでしょうね・・・。

▲top



::: 11/04/25(月)   「ICO 〜霧の城〜」   【鹿の角】 :::

2011/04/25

先日、「レベル7」に絡めて宮部みゆきさんに少しふれた際、もうひとつ思いだしたことがあったので書いておく。

筆者は「本格」と呼ばれるタイプの推理小説が大好きだが、負けず劣らず宮部みゆきさんの小説も大好きでよく読む。とくに好きなのは時代モノだが、現代モノやファンタジー系なども面白いものが多い。平均点が高く、ハズレの少ない作家さんです。

さて、そんな宮部みゆきさんが「ICO 〜霧の城〜」という小説を出した。計画停電が実施された今年3月、非常に楽しみに読んだのだが・・・・・・。

何故この話を書かなかったのかというと、「ICO 〜霧の城〜」が驚くほどつまらなかったからだ。

いや、つまらないというのは正確じゃないな。そもそも論として、非常に読みにくくて読むのに苦痛をともないました。直木賞を取った作品の「理由」も、別の意味で結構読みにくかったですけどね。でも、そんな比ではありません・・・。

宮部さんの本であれだけ読みにくいって言うのは初めての経験で、なんども著者名を確認しちゃいましたから。なにかの間違いだろう、って(苦笑)。
元仮面ライダーの人が書いたのなら、ともかくさ(爆)。

しかし、そんなふうに感じたのって筆者だけかなと思い、こっそり隠していたのだが、先日あるところでたまたまそんな話が出たとき酷評が多くてビックリしました(苦笑)。宮部さんにしては珍しいことだから。
と同時に、「あぁ、俺だけの感覚じゃなかったんだ」−−とちょっと胸をなでおろした筆者です(笑)。

聞くところによると、同名のゲームがベースになっているとのことだから、筆者がハマらなかったのはそのせいなのだろうか?筆者はゲームをまったくしないので。

でも、宮部さんの小説は絶対にこれからも買うし、全部読みますから!
1冊ぐらいの駄作がなんだ!
もっともっと面白い小説をぜひぜひ書いてください、期待しています!

▲top



::: 11/04/22(金)   「原発事故の余波で・・・・・・」   【鹿の角】 :::

2011/04/22

人ごとのような話で恐縮だが、福島第1原発の事故レベルが国際基準で7となっても個人的にはあまり実感がない。でも、これって失礼ながら筆者だけのことではない気がする。
やっぱり「平和ボケ」なんでしょうか?

そんななかでも、「やっぱり危険なのね」−−と実感するタイミングが幾つかあり、そのひとつは野球やサッカーの助っ人外国人が来日を拒否したり、離日したりすることだ。
鹿島で昨年まで活躍したマルキーニョスの仙台退団はショックでした・・・。

また、国内で予定されていたスポーツの大会が有力選手の来日拒否で延期や中止になったというニュースも気持ちを萎えさせる。ある程度は仕方ないことだし、決して責めているわけではないんですけど・・・。

後者と同様のことでいえば、海外から借りる予定だった美術品が届かないという事態がアチコチで起こっているらしい。
たとえば、浮世絵好きの筆者は絶対に行くと固く心に決めていた東京国立博物館で4月5日から実施される予定だった「写楽展」は、5月1日からと会期が約1ヵ月先送りされている。

ただ、それでも「写楽展」の場合には、海外の美術館から浮世絵が借りられる予定であるからまだ良い。地方の美術館などでは「危ない国には貸せない」として、契約そのものが無効にされることもあるそうだ。九州とか中国地方とか、今回の震災とまったく関係のない遠くの美術館であっても。

これって結構根深い問題で、長いあいだ日本の足かせ要因になりかねないって気がしています。国際的な信用回復までも道のりは長そうです。

▲top



::: 11/04/21(木)   「鬼平最高!」   【鹿の角】 :::

2011/04/21

先日始まったドラマ「JIN」はなかなか良かったけれど、その少し前に放映した「鬼平犯科帳」はさらに良かった。ホントに見ごたえ十分でした。2時間テレビの前にクギ付けだった筆者です(苦笑)。

御存じの方もいそうだが、原作を提供している池波正太郎先生が生前に「オリジナルストーリーでのドラマや映画化かは絶対にダメ」だとしていたので、鬼平も梅安も剣客商売も新作は無理(なかでも「剣客」は主人公の秋山小兵衛を演じた藤田まことさんがすでに無くなっているので)だと思っていた。

しかし、過去に1時間ドラマとして放映されたものをリライトし、新作として製作した先日のドラマはもう最高。1時間ものを2時間に延ばしたのだから、もっと間延びするかと思ったら、トンデモ・・・でした。
筆者の不安など、まったくの杞憂に過ぎなったようで・・・。

正直女優さんはね、多岐川由美さんも梶芽衣子さんもいまだにとてもお綺麗ですが、「旬」は過ぎていますので美貌という点ではチョッと残念でしたけど、それでも存在感は抜群。
また、中村吉右衛門さんの鬼平は言うまでもないし、尾身としのりさんをはじめとする脇を固める俳優さんたちも名優ばかりだし、敵役ももう全員グッドでした。話し出すと2日間ぐらい止まらないかも知れません(笑)。

しかし、それとは別の感想で、改めて思ったけど「JIN」も含めて時代劇にジャニーズは出ない方がいいのでは?
いや、まったく出てはいけないってことじゃないけど、「仕事人」みたいに全員ジャニーズって言うのはね。正直見る気が失せますから。あの「仕事人」は別のドラマだよ。いわゆる「仕事人」じゃない。出演が東山くんひとりとかなら判るけど・・・・・・。

キャストってホントに大事だと再認識した筆者なのでした。

▲top



::: 11/04/20(水)   「本屋大賞」   【鹿の角】 :::

2011/04/20

前から何度も書いているように、筆者は天の邪鬼で「みんなと同じ」ということを嫌う。

したがって、読む本についても純文学に与えられる芥川賞は当然のこととして、直木賞や菊池寛賞、江戸川乱歩賞−−など錚々たる賞をとった作品は原則として読まないことにしている。

また、新聞などにおけるいわゆる書評で評価の高い作品や、ベストセラーも基本的に敬遠する。
ある意味では、ゴーイング・マイウェイ。我が道を行っております(笑)。

そうしたなか、タイトルに記した「本屋大賞」だけは、これまでも結構信頼していたのだが、先日今年の受賞作が東川篤哉さんの「謎解きはディナーのあとで」に決まったと聞いて小首を傾げてしまった。えっ?!そんなに面白いですか、あの本?

東川篤哉さんといえばミステリー作家で、それも筆者の好きな「本格」と呼ばれるタイプの作品を主としている。筆者も好きか嫌いかの2択でいえば「好き」を選ぶが、実のところそんなに高評価ではない。

何故か。内容的には今回の「謎解きはディナーのあとで」もそうなのだが、東川さんの作品は「本格」なんだけど、かつ「ユーモア・ミステリー」と称されることが少なくない。「ユーモア・ミステリー」という評価そのものを違うというつもりはないけど、筆者的に言えば驚くほどつまらないダジャレなどで埋め尽くされており、クスリとも笑えない。

きっと笑わそうという意識が強いのか、さもなくば「こう書けばきっと笑ってくれる」と思い過ぎているのではないだろうか?
同じユーモア系のミステリーも書く作家さんでいえば、伊坂幸太郎さんとか京極夏彦さん、若竹七海さんなどに遠く及ばない、と筆者は思う。伊坂さんたちの本はホントに面白いもん。内容面、「本格」の占める度合いは別にしてね。東川さんの場合、ヘンに狙わずもっと普通に淡々と「本格推理」小説を書いた方がイイと思うんですが・・・・・・。

「謎解きはディナーのあとで」も、毒舌執事などのキャラに頼り過ぎ。しかも、そのキャラがいまひとつ「立っていない」し。完全に企画倒れだと思いますよ。

今回、なんで東川篤哉さんなのかなぁーと個人的には疑問に思っていたら、知人の読書家が「だって本屋大賞って、“いちばん読んで欲しい本”を選ぶのではなく、“いちばん売りたい本”を決める賞だから」と言ってきた。なるほどぉーー、納得。
面白いかどうかとか、そんなのとは別の選考理由があったのかも知れないなぁ、とチト勘繰ってしまう筆者なのでした。

▲top



::: 11/04/19(火)   「巨人とナベツネ」   【鹿の角】 :::

2011/04/19

前々から何度も書いているように、筆者は野球というスポーツにほとんど興味はない。

オヤジは野球好きだったので、幼少のころはそれなりに見ていたけれど、いつからかほとんど見なくなった。スポーツは全般に好きなんですけどね・・・。

さて、そんななか巨人の会長であるナベツネさんの発言が「KY」だとして、一時期かなりの物議を醸した。
正直筆者もそう思うし、「老害」との指摘にも賛同する。

筆者はかねてから読売巨人が大嫌いなのだが、筆者のような人間以外、生粋のファンといった間でもカブを下げたことは間違いないでしょうね。ある意味で巨人ファンは可哀想だ。ナベツネさんのせいで、肩身がホントに狭いでしょうから。

ちなみに、筆者は巨人が嫌いだけど選手個人個人はそんなに嫌いじゃありません。
フロントと言うか、頭が馬鹿だし、嫌いなだけで。

あぁ、そう考えるとサッカーの浦和レッズも同様ですね。
筆者はあそこもフロントが大嫌いで、結果としてチームも嫌いなので。選手に責任はないです。実際、タツヤとか宇賀神くんとか好きですし。対鹿島戦以外は是非頑張って欲しい(笑)。

話を戻し、そもそも論としていえば、野球がスポーツ界の盟主っていう考え自体が古臭いと思いますけど。サッカーがその代わりかというと、違うとも思いますが・・・。

▲top



::: 11/04/18(月)   「金持ちと寄付」   【鹿の角】 :::

2011/04/18

ここのところ震災関係の話ばかりで恐縮です・・・。
でも、そのぐらい大きな話題だと思うのでご勘弁を。

徐々に普通モードにシフトしていこうとは思っていますが果たして??

大震災から1ヵ月以上がたつなか、最近ちょっと気になるのは、ネットなどで「誰それは金持ちなんだから義援金をもっと出せ!」といった論調が少なくないことだ。
たとえば、ビートたけしさんは直後に所ジョージさんと併せて1000万円を義援金として贈ったが、「所得からすると少な過ぎる」とかいう声も聞かれた。

確かに、個人で2億円を贈った久米ひろしさんや、獲得賞金のすべてを贈るとしたプロゴルフの石川遼くんなどと単純に比較すると、そういうイメージもなくはない。
けれど、たくさん贈ったからエライ、という論調は個人的にチョッと違うと思う。

もちろん、久米さんや石川遼くん、ソフトバンク孫社長の行為はなかなか真似できるものではなく、尊敬に値するものであることは間違いないが。でも義援金の金額が少なくて非難されることとは話の筋や論点が違う気がしている。

今回の大震災で大事なのは継続性(継続的な支援)だろう。
先日あるテレビを見ていたら、今回の震災で祖母を亡くされたマギー審司さんが出演されていた。そのなかでマギーさんは、「皆さんアチコチで募金されているのでしょうが、街中で募金箱を持って立っていると、目を逸らされて素通りされる方が増えてきた」と言っていた。そのうえで「震災における本格的な支援はこれからなんです。記憶を風化させないでください」とも。

これは筆者も自身に思いあたるところがあったので、身につまされた。ヘンな言い方かも知れないけど、皆さんも「支援疲れ」していませんか?
確かに考えなくちゃいけないところですね。

なお、先に記したたけしさんは元付き人(?)であるゾマホンさんの母国ベナンへの継続的な支援も密かに行っているし、色んなところで実は動いている。
「自分に出来ることをやる」−−という意味で、支援のスタンスは各人各様、一律ではないということを改めて考えたい。

▲top



::: 11/04/15(金)   「原発ジプシー」   【鹿の角】 :::

2011/04/15

先日、ノンフィクションライターである広瀬隆さんの話を書いたところ、在米の知人からメールが届いた。

詳細は省くが、メールには「反原発の本を読むなら広瀬さんよりも高木仁三郎さんがお薦めです」と書かれていた。

前回書かなかったが広瀬さんは科学者ではないので、知人曰く著書では「科学的見地から見て明らかに誤っていることが誇張して書かれている」面もあるのだという。つまり、100%信用し鵜呑みにしてしまうのは危険であるのかも知れない。
多少なりとも割り引く必要があるのだろう。

それに対して高木さんは元原子力技術者なので、データなどの取り扱いで基本的な間違いはないようだ。
勉強不足で恐縮ですが、高木仁三郎さんは寡聞にして少しも存じ上げませんでした。今度著書をぜひ買ってみようと思った筆者です。サンクス・・・。

さて、そんななか本部屋の整理をしていたら、反原発本といってよいのだろうか一冊の本が出てきた。もう20年以上も前(1984年)の作で、「あぁ、そう言えばこの本も買ったなぁ」と思いだした筆者です。

具体的に作者は堀江邦夫さん、講談社文庫でタイトルは「原発ジプシー」という。
この本は、著者の堀江邦夫さんが原発労働者として各地の発電所で働いた記録だ。

ともかく、せっかくなので発見した「原発ジプシー」を再読しました。
筆者は原発そのものを反対・否定はしませんが、そこで働く職員の劣悪かつ杜撰な職場環境に改めてア然としてしまいました。色々と考えさせられる一冊ですね。


P.S.
何でも聞くところによると、現代書館という出版社から来月再刊(復刊?)する予定だとか。これを機に、関心のある方は是非読んでみてください。なお、サカダチには要望があれば筆者の本をお貸しします。

▲top



::: 11/04/14(木)   「地震酔い」   【鹿の角】 :::

2011/04/14

決して筆者だけだとは思わないが、最近「地震酔い」がヒドくて困っている。

一時かなり良くなったんですけど、最近大きな余震が多いので、それで症状が悪化した。
前に一度書いたことがあるように、筆者はただでさえ立ちくらみがしやすいので、余計「地震酔い」を感じるのかも知れない。
もう常に揺れている気がします。

えっ?!誰ですか、酒代が浮いていいですね、なんて言う人は(笑)。

「なんとかならんかねー」
「民主党ですか?」
−−By スリムクラブ

ともかく、そんな感じで笑い話で済めばいいんだけど、さ。

▲top



::: 11/04/13(水)   「レベル7」   【鹿の角】 :::

2011/04/13

昨日、経済産業省の原子力安全・保安院は福島第1原発事故について国際評価尺度を「レベル7」に引き上げると発表した。これは旧ソ連のチェルノブイリ原発事故と並ぶ「最悪」の水準だ。

−−実はこの報道を某ワイヤーで見て筆者が最初に思ったのは、宮部みゆきさんの小説だった。ファンの方には周知だろうが、宮部さんには偶然にも「レベル7」という小説があるのだ。初期の代表作と言っても良い。

しかも、そのなかで「レベル7まで行ったら戻れない」という文言が重要なキーとなっている。もっとも、小説そのものはサスペンスですが、原発とはまるで関係のないストーリーですけど。誤解のないように・・・・・・。

でも、日本の場合には「レベル7まで行ったら戻れない」−−なんてことはないですよね?そう信じたいと思います。

P.S.
上記のような話を自分で書いておいて言うのもなんですが、ヘンな風評被害とかなきゃいいな。宮部さんの本が発禁本にされるとかね。
実際(?)サザンオールスターズで過去にもっとも売れた曲である「TSUNAMI」が自粛されているって話もあるみたいだし。サザンファンとしては悲しいよ。気持ちは判るけど、曲に罪はないと思うんだけどね。

▲top



::: 11/04/12(火)   「余震で震度6の恐怖」   【鹿の角】 :::

2011/04/12

本日も早朝に長野そして千葉でともに震度5弱、また午後には福島で震度6弱の地震が観測されるなど、ここのところ大きな「余震」が続いている。

ただ、先日起こった震度6強の余震などについては、ある意味で起こるべくして起こったのかも知れない。というのは、関東大震災など過去の大地震を調べてみると発生から26日後ぐらいをひとつのメドに大きな余震が発生しているからだ。

−−そんな話をある人に聞いたけど、仕事的に「風説の流布」には非常に気を使う立場なので拡散させることは控えていた。下手に不安を煽ってもね・・・。
正直「マユツバ」だとも思っていたし。

しかし、東日本大震災から27日後に巨大な余震は起こっている。つまり、今回もパターン通りだったのかも知れない。う〜んって感じです。

いずれにしても、震度5とか6の余震ってどうよ・・・。被災地の方はホントに大変ですね。
聞くところによると、一旦復興したライフラインが再び断裂したところもあるとか。

自然が相手なので、なんとも言い難いですが、こんなことで負けてたまるかの精神で頑張りましょう。いやホントに。いまこそ日本人の強さを見せましょう!

▲top



::: 11/04/11(月)   「アイルランドと鹿島の関係」   【鹿の角】 :::

2011/04/11

少し古い話で恐縮です・・・・・・。

今月6日付日経新聞のスポーツ面「フットボールの熱源」には心を打たれた。
ベテラン記者の吉田誠一さんが書いたものだが、カシマサポは必読の内容であったと思う。

筆者は当然コピーを取ってありますので、知人・友人で必要な方は言ってくれれば、あとで配りますからね(笑)。

筆者の駄文など読まずに、現物をともかく読んで欲しいのだが、ワールドカップを鹿島で開催して良かったと改めて感じずにはいられない。

筆者なんて力はほとんどありませんけど、でも鹿島はそして日本は必ず復活しますから!
遠くアイルランドから、見守っていてください。頑張りますよ!!

▲top



::: 11/04/08(金)   「自販機はどうなった?」   【鹿の角】 :::

2011/04/08

今回の震災に関連し、ずっと気になっていることがある。

それは、たしかサントリーかどっかだと思うが、地震などの災害が起こったときおカネを入れずとも商品の出てくる、無料開放される自販機を開発していたのだが、いったいどうなったのか?

全国展開、すでに実用化されていたハズだが、一連の震災関連のニュースで報じられたところを一度も見たことはない。
東北地方や茨城県などへの納入はなかったのだろうか?
それとも予想外の震度と津波で、せっかくの機能が使えなかったのか?
イヤイヤ、筆者の目に留まらなかっただけで、実は役に立っていたとか?

知っている方、教えてくださいませ。

ともかく、そんな自販機があればコーヒーやジュースといったものになるだろうけれど、それでも少しは被災者の方たちの飲食の足しになったのではないか、と思うので。

海外旅行に良く行く方は御承知のように、日本の自販機文化(?)って世界に誇れるもんです。なので、なんというかもっともっと改良して災害などに備えるものにしてほしいですね。

▲top



::: 11/04/07(木)   「大震災の名称」   【鹿の角】 :::

2011/04/07

今回起こった大震災、その正式名称が先日決定した。
そう、一部マスコミで先んじて使用されていた「東日本大震災」だ。

これについて「違和感がある」という人もいるみたいだし、実際に筆者が一部で情報交換したところNHKが強固に使用していた「東北関東大震災」や、気象庁などが使用している「東北地方太平洋沖地震」「三陸海岸東日本大震災」−−の方が良いって人も少なくなかった。

う〜ん、どうなんでしょうか。
「東日本大震災」に違和感まではないですが、筆者的には「東北関東大震災」が一番しっくりくる気がしますけど・・・。鹿島など茨城や浦安など千葉県でもかなりの被害が出たわけで、地域を絞り込んだ方がいい気がしますけど。

もっとも、御存じの方が多いと思いますが、1995年に起こった「阪神(淡路)大震災」は通り名で正式名称は「兵庫県南部沖地震」です。でも、通り名の方が有名になってしまった。それからすると、別に正式名称なんてなんでもイイって話も・・・。

ともかく復興に向けて、継続的な支援が大事です。頑張ろうニッポン!

▲top



::: 11/04/06(水)   「広瀬隆さん」   【鹿の角】 :::

2011/04/06

知人に2人ほど原発関係者がいるのでチョッと書きにくいところもあるのだが・・・・・・。

表題に書いた広瀬隆さんをご存じだろうか?

ノンフィクション作家であり、その代表作は膨大な資料を駆使したうえでロスチャイルド家の内幕を描いた「赤い盾」(集英社文庫)だが、実は1980年代から原発に関する著書を数多く発表している。そもそも論としていえば、デビュー作である「ジョン・ウェインはなぜ死んだか」(文春文庫)も原発(放射能)がテーマだった。

そんな広瀬さんの著書、筆者はほぼすべて持っているし読んでいるけれど、内容が過激なこともあって不幸なことにあまり陽の目を見ることがなかった。実際、著作を書評とかで取り上げられることを筆者はみたことがない。

また、一部口の悪い方たちからはノンフィクションではなく、「サイエンス・フィクション(いわゆるSFですね)」といった言い方をされることも多々あったと、ある著作のあとがきで書かれていたこともある。

ともかく、広瀬さんははるか昔から原発の危険性を認識し、それを著作などによって訴え続けてきたのだが、不幸にも福島第1原発という事故が起こり現実のものとなった。

原発が必要か不必要か、筆者は正直良く判らない。ただ、少なくとも地震多発国なのだから、建設に際してもっと細心の注意が必要だったとは思う。
日本人がみんなで考えるべき重要な問題であると再認識するとともに、良かったら広瀬隆さんの著作を一冊でも是非読んでみたうえで考えましょう。

P.S.
「東京に原発を!」(集英社文庫)あるいは「危険な話」「最後の話」(ともに新潮文庫)がお薦めだが、少し古い本なので入手できるかどうか判りません。一番手に入れやすいのは昨年ダイヤモンド社から発売になった「原子炉時限爆弾 大地震におびえる日本列島」でしょうか。まだ新刊ですからね。

▲top



::: 11/04/05(火)   「過度の変動」   【鹿の角】 :::

2011/04/05

過去にも筆者は良く論じてきたけれど、各国の通貨当局が一番懸念しているのは為替のレベルよりも変動率だ。これは要人発言において、「過度の変動を懸念する」などといった文言が多用されるところからも垣間見える。

しかし、今回の件についても思うのだが、「過度の変動」とか「相場の急変にはうんぬん」ってコメントは必ず円高方向に動いたことに際して用いられますよね。逆に円安方向に振れた場合にはダンマリ、だ。実際、今回も円安の進行ではとくべつコメントが聞かれない。

簡単な計算で算出できるけど、ドル/円相場なんてイレギュラー気味ですが17日に記録した安値76.25円を仮に起点とすれば、本稿執筆時のドル高値84.73円まで10%を超える上昇なんですけどね。それもわずか10営業日(2週間)で・・・。平均すると1営業日で1%ずつのドル高・円安です・・・。
これは「過度の変動」や「相場の急変」ではないのだろうか?

もっとも、そんな相場の急変をもたらせた一因、片棒を政府・財務省の市場介入が担っていたので、声高に言えない・認められないところもあるのでしょうけど。
でも、なんというかダブルスタンダードって気がするのは筆者だけでしょうか?

もうひとつ。こちらも以前に書きましたけど、原油など資源高のなかジワリと円安になってきたってことの影響を、政府などはもう少し真剣に考えた方がいいと思いますね。

もちろんまだ80円台なので憂慮したりするのは早いですが、それでも関東大震災や阪神大震災という過去に起こった大震災を参考にするとドル/円相場は早ければ年内にも100円を超える可能性がある。急に考えても遅いのは当然なので、いまから対応を考えはじめた方が宜しいかと思いますが、筆者の戯言なんか誰も鼻にも引っ掛けないんだろうな(苦笑)。

P.S.
実はこれを書いたのは先週末1日のことでした。その後、与謝野経財相が5日に「最近の円安で原油高が日本経済を直撃する可能性」と発言しました。少しは判っているみたいだね・・・・・・。

▲top



::: 11/04/04(月)   「訃報」   【鹿の角】 :::

2011/04/04

今年に入ってから訃報が多い。実は、先日終了した3月だけで2件の訃報に接した。

ちなみに1件は、福島県よりの栃木県に住む父方の人間。直接ではないけれど東日本大震災も若干関与していたようだ。
物資不足や人手不足、あるいは精神的な要因−−などという意味でね。

人の行き死にはある種仕方のないところもある。それが自然なものであれば尚更だ。
とは言え・・・。

東北大震災で亡くなった方のご冥福も改めてお祈りしたいと思います。合掌。

▲top



::: 11/04/01(金)   「エイプリルフール」   【鹿の角】 :::

2011/04/01

一応会社を経営しており、その決算期末は3月31日になる。

なので、昨日がその期末末日、今日は新年度入り初日で4月1日だということは判っていたけれど、エイプリルフールだということはスッカリ忘れていた。つまり、筆者の頭は「4月1日=エイプリルフール」と繋がっていなかったことになる。

さて、筆者はそんなエイプリルフールに引っ掛けたウソ記事(情報)を見るのが毎年楽しみなんだけど、今年は大震災の影響もあり、ウソも自粛ムードだ。

まぁ気持ちは判るし、仕方のないところもあるけれど、悪意のないものとかならOKだと個人的には思うけどな。なんでもかんでも自粛すればイイってこととではないと思う。

ともかく、今年はいつもより少なくなったエイプリル企画で、筆者が今年一番面白いと思ったものを以下で挙げておく。
ビール好きの方は必見ですからね(笑)!

リンク→ (ref.

−−こういう「ウソ」なら歓迎されると思うけど、見た方の感想は如何に?

しかし、来年のエイプリルフールは腹の底から笑えるようになっているといいな・・・。

▲top




このcgiについて