Nyats.com LOG

HOME ■過去分 ■記事検索 記事INDEX


条件:


::: 10/11/30(火)   「かつては映画少年」   【鹿の角】 :::

2010/11/30

筆者は、かつて映画が大好きだった。

ピークはおそらく高校生のときだと思うが、映画館に行くおカネもままならぬ時期にもかかわらず、一年間に30本とか見ていましたから。当時は。

以下は内緒の話ですが、映画代が1000円になるいわゆる「映画の日」はいつも自主休校。現在、中学校の教員をやっているOくんと、連れだって映画へ行っていたものです(笑)。
しかし、そんなOがいま教員をやっているとは、世も末ですな。それも人気者の先生だとか・・・。どうなってんねん、学校教育(笑)!

・・・・・・しかし、そんな生活が大学へ入ると一変、パタッと映画に行かなくなった。行っても精々年に3本ぐらい。なぜ、そうなったのか自分でも理由が定かではないのですけど。

で、社会人になってからはもっとヒドく、とくにここ10年ぐらいは映画館にまったく行ったことがありません。加えて映画のDVDをレンタルすることもないので、ホントに「浦島太郎」です。

なお、これも内緒の話ですが、したがって実は有名どころの映画の大半を見ていません。

たとえば、「アバター」は当然見ていないし、「タイタニック」も「ハリーポッター」も「ジュラシックパーク」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ターミネーター」「ET」−−などなど。一度も見たことがありませんし、邦画についても同様の状況です。
ヒドいと言えばヒドいけど、これって威張れるぐらい逆にスゴイことなのでは(笑)?

最後にみたのはなんだろう?
「プリティ・ウーマン」かな??
いや、ジブリなら、なんかみたな。「もののけ姫」とか。いや、「千と千尋〜」も見たゾ。劇場で。

いずれにしても、最近の映画に疎い筆者ですけど、あんまりイジメとんてくださいませ。

▲top



::: 10/11/29(月)   「ドル続伸を期待、85円台回復も?!=今週のドル/円見通し」   【鹿の角】 :::

2010/11/29

今週の為替市場は、ドル全面高の持続性を見極める動きとなりそうだ。詳細は下述するが、材料面に加えてテクニカル面でもドルの一段高を示唆するものが目につくようになってきた。イケイケドンドンで急激なドル高が進むとは思えないものの、今週も緩やかなドル高が続くと予想する向きがマーケットでは有力だ。対ユーロ次第といった側面もあるが、対円では85円を超えてどこまで上値を伸ばせるのか、その行方に注意をはらいたい。

テクニカルに見た場合、ドルのレジスタンスとして寄与していた一目均衡表の先行帯の雲の上限(先週末段階83.65円レベル)をNYクローズでもしっかり超えてきた。また、それと同時に移動平均の90日線も上抜けてきており、ドルの続伸が期待される足形と言える。
需給的にドルの上値が重いことは改めて指摘するまでもないが、中期的なターゲットとしては9月15日の政府・財務省介入後の高値85.91円が視界内に捉えられた感もある。ちなみに同レベルは年初来高値94.99円を起点とした下げ幅のフィボナッチ38.2%戻しにも近い。クリスマスあるいは年末に向けたヘッジファンドなど投機筋の調整がさらに続くと、思わぬドル高の進行を否定出来ないかも知れない。

そうしたなか、材料的に注目されることが大きく3つある。
ひとつは、先週になり急台頭したアジアの地政学リスク。北朝鮮と韓国のあいだに不穏な空気が漂うなか、米韓両軍が来月1日までの日程で合同軍事演習を実施する予定となっている。ちなみに、先週末には一部で「北朝鮮は米韓合同軍事演習により、朝鮮半島は戦争に一歩近付くと指摘した」と報じられたほか、本日午前には韓国大統領から「さらなる挑発行為に出るなら北朝鮮は代価を支払う」−−との発言が聞かれるなど、両国ともかなりヒートアップしている感も否めない。緊張感の漂う演習期間中、為替市場も波乱含みか。韓国や北朝鮮と近いという地理的な要件も含め、円はさらに弱含む危険性を秘めているように思う。

2つめに注視される要因は、米国のファンダメンタルズ要因で、それを受けた米金利の動向にも要注意。ここ最近は米短期金利の上昇がドル高を支援している様相もうかがえるなか、米国の指標改善が進めばさらなる金利高に繋がるだけでなく、延いてはドル買いの要因となる可能性もありそうだ。なお、今週は9月のS&Pケースシラー住宅価格指数、11月の消費者信頼感指数(ともに30日)、11月のISM製造業景気指数(1日)、10月の中古住宅販売成約指数(2日)、11月の雇用統計(3日)−−などの発表が予定されている。
最後3つめのファクターは継続案件ともいえる欧州のソブリンリスク。アイルランドについては支援が決定したことで懸念がいくらか和らいだ感があるものの、ポルトガルやスペインなどへ飛び火する懸念は依然くすぶっている。警戒感を緩めるには時期尚早という気がしている。

なお、それ以外では支持率の低迷を受けた菅内閣の行方ならびに日本の政局、11月末そして12月末・年末をにらんだ各種需給要因、短期金融市場における各国金利動向−−などにも注意を要したい。(了)

▲top



::: 10/11/26(金)   「法人取引にシフト?−−その2」   【鹿の角】 :::

2010/11/26

確か2ヵ月ほど前、当コーナーでFX会社が法人取引に力を入れている旨の話を書いた。
ご存じだろうし、その際にも書いたけれど、個人投資家には適応されるレバレッジ規制が法人取引では除外される。そのことが「法人」取引に力を入れるFX会社が多いこととリンクしているのでは、と筆者は推測していたわけだ。

そうしたなか、先日ある会社で話をしたら、既存の法人が新たに口座を設けるというより、ハイレバの取引を実施できない個人投資家などが「法人を設立する方法について質問してくるケースが増えた」−−という。
つまり、FX会社からのアプローチだけではなく、個人サイドから「法人取引」に関するニーズも高そうだ。もっとも、問い合わせした個人の、どの程度が実際に法人を設立しているのかは不明ですけど。

ともかく、それって正直驚きました。新しく会社を作って、その名義を使ってでもハイレバ取引をやりたいですか・・・・・・。
まぁ法人の場合には、ハイレバのFX取引を出来る以外でも、取引に必要な情報やシステムなどの代金の一部を経費で落とせる可能性もあるなどメリットは幾つかありますので、そちらが本来の「法人設立」目的なのかも知れませんけどね。

う〜ん、しかし「法人取引」がいいのか悪いのかよく判りません。
決して反対しているわけではないし、筆者には正直そこまで知識がありませんが。
ただ、いずれにしても性急に結論を出さず、じっくり検討されることがよろしいのではないかと思います。

最後に、なかば余談めいた話をすると、筆者は起業する際、司法書士さんなどに頼まず自分で手続きを全部やりました(約款だけは知人の弁護士さんに相談したけど)。もうかなり前のことなので忘れていることの方が多いですが、ともかく大変だったイメージだけはいまでも残っています。実際に時間もかかりましたし、それから約款関係で致命的なミスをひとつ犯して、あとで大騒ぎをするハメになったし・・・・・・。
なので、「もう一度やれ」と言われたら、絶対断りますね。たとえカネを積まれても、やりたくないことです(苦笑)。

▲top



::: 10/11/25(木)   「クルマの不思議−−2題」   【鹿の角】 :::

2010/11/25

筆者はクルマが大好きだ。
いまは一台だけの保有だが、かつては複数台所有していたこともある。一人暮らしなのに(笑)。

そんなクルマ関係で、筆者がかねてから不思議に思っていることが2つある。
ひとつは「高速の無償化(あるいは週末の1000円乗り放題)」だ。

筆者は地球が温暖化に向かっているという話を信用していない(と言うより、逆に寒冷化へと向かっているのでは?寒冷化の初期って、温暖化に似せた動きがよくあるし)。

けれど、「京都議定書」でも示された温暖化ストップのもと、二酸化炭素の排出減を目指している一方で、クルマにバンバン乗れっていう「高速無償化」政策は相反するんじゃないですかね?違いますか?
両者の整合性がいまひとつ判らないんですけど・・・。普通なら電車とか公共機関を出来るだけ使おうって、話になっても良さそうですが、そうした意味ではあんまり聞きませんよね。

もうひとつ不思議なのは、クルマそのものについてなのだが、いわゆる「バイブリッドカー」がもてはやされる理由が良く判りません。なんで?
「騙されている」−−とまで言うと語弊があるけど、ハイブリッドカーについて一般の方は勘違いしていることが多いと思う。

たとえば、先日ニュースにもなったレアアースだが、ハイブリッドカーには大量に使われている。それから燃費は確かに良いけれど、リサイクルのことをあまり考えていないエンジン構造のクルマが多いっていうことを知ってますか?
あれでエコとか言われても・・・・・・。環境問題って、排ガスだけじゃないと思いますよ。

同様のことは燃料電池についてもいえるんですけどね。あれ、電気を発生(つまり発電)させるのに必要な原油使用は無視してエコとか言ってますから。実は結構コスト高なんですけどね。

まぁ、大手広告主の「お得意様」なので新聞も週刊誌もテレビも大々的に取り上げませんけど、結構ウソが多いって思います。一部分だけ取り上げて、アレコレ言われても。ものごとはトータルで考えないとね。
眉に唾付けて聞かれた方がよろしいかと・・・・・・。

▲top



::: 10/11/24(水)   「財布を落とした」   【鹿の角】 :::

2010/11/24

先日、東京で飲んだときのこと。

もちろんのこと酔っ払っていたうえ、結果として終電になったこともあり、奮発してグリーン車両に乗って帰った。
以前に書いたことがあるかも知れないが、たとえ飲んでも乗り過ごしをほとんどしないというのが筆者の自慢のひとつ。埼玉から東京まで、学生時代を含めて20年以上通っているけど、乗り過ごしはたぶん片手までない。1年に1回もしないことで、その日も無事に最寄り駅で降りることができた。

がしかし・・・。
駅から自宅までの帰宅途中、歩いていて気付いた。尻ポケットに入れていた財布がないのだ。ゲゲッ!

ちなみに、筆者は長財布が好きで、かつ小銭入れは別に持つ、という習性がある。
つまり、今回は長財布・札入れがなかったというわけだ。小銭入れは無事だったけど。

いやぁ、酔いなんて一瞬で覚めましたね。「ない!」と判った、その瞬間に。

急いで駅にとって返し、駅員さんに説明したら、手配をしてくれるとのこと。ただ筆者の乗っていたのが終電なので、あってもなくても連絡は翌日(正確には0時をその時点で回っていたので当日だが)の昼近くになってしまうかもしれない、とのことだった。

いやぁ、仕方なくそのままトボトボと自宅に帰り、汗を流すためだけにシャワーを浴びたけど、ユックリも出来ず。そして、その夜はほとんど眠れず。
だって、財布には現金や免許証のほか健康保険証、クレジットカード2枚、キャッシュカード3枚、クルマのETCカード、クオカード、スキーに必要なSAJライセンスカードやビックカメラのポイントカード、自分の名刺−−etcが入っていたので。あれが無くなったらホントに大騒ぎですから。ある意味では携帯電話以上の必須アイテムなのです。

で、結果からすると財布は戻ってきました。免許証やその他カード類もすべて無事です。
取り敢えずホッ・・・。

ただ、飲んであとだけど多分1万5千円ぐらいは残っていた現金だけ全額なくなっていました・・・・・・。きっと誰かに抜かれたのでしょう・・・。

まぁ、でもね。ヨシとしないと。大事なものは戻ってきたわけだし、カードとかがなくなって、その停止手続きと再発行手続きの煩雑さもイヤですからね。
高い駄賃ですが、これをしっかりと次の教訓にしないとな。

しっかし、よく考えると1万5千円あれば、最低あと2回は飲みにいけたよね。やっぱり無駄な出費で、残念だったよねぇ・・・。
これで今年の忘年会は参加出来なくなりました(苦笑)。

▲top



::: 10/11/22(月)   「ドル高続くか、テクニカルには正念場の感も=今週のドル/円見通し」   【鹿の角】 :::

2010/11/22

今週の為替市場は、引き続きドル高の持続性見極めがひとつのポイントになりそうだ。年初来安値の80.23円からすでに3円を超える反発をたどっており、下値不安は相当払拭された感がある。ドル/円単体で見た場合には、かなりの底堅さもうかがえる。しかし、本日の早朝にはアイルランドがEUに支援要請し、EUがそれを受諾する意向を表明したと報じられている。たとえばユーロ/ドルなどで一段のユーロ買い戻しの動きが強まるようだと、結果的にドル/円の上値が抑制される可能性も否定できない。

テクニカルに見た場合、ドルは戻り高基調にあると考えられるが、気になるポイントも幾つかある。
ひとつは、NYクローズベースで一目均衡表の先行帯の雲の上限が強い抵抗として寄与しており、超えていくことが出来ないこと。そんな一目の雲の上限は今週おおむね83.60-65円で推移する。しっかりと超えることが出来るのかどうか、その攻防に要注意。次に気になるのは、ザラ場ベースにおけるドルの直近高値(83.78円)が9月の介入実施後の高値85.94円を起点とした下げ幅のフィボナッチ61.8%戻し、あるいは年初来高値94.99円を起点とした下げ幅の23.6%戻しでほぼ止まったことか。そして最後、3つめはポジションの偏りで、一部オシレーター系のチャートを見るとドルロングの蓄積が顕著になりつつあることになる。
先に指摘した一目の雲の上限などがことのほか強い抵抗として寄与するようだと、調整的な動きに押されてドルが再び反落に転じる危険性もないではない。

そうしたなか、今週は大きく3つの要因に注目している。
まずは、各種の需給要因と日米休日ファクターで、とくに後者である休日ファクター、米サンクス・ギヴィングデー(25日)前後には注意が必要だろう。別の原稿でレポートしているため、詳細は省くが通常であればヘッジファンドなど投機筋はサンクス・ギヴィングデー前後で年内(クリスマス前)の取引がほぼ終了する。つまり、以降は1ヵ月程度の長いクリスマス休暇入りする向きも少なくなく、そんな長期休暇に向けた駆け込み的なポジション整理、手仕舞いの動きが今週はマーケットの波乱要因となることもありそうだ。

2つめに注視される要因は、次回FOMCでの金利動向を見極めることを前提とした米経済指標の発表になる。ここ最近は予想よりも改善される指標が多いが、今週発表される指標は果たしてどうだろうか。ちなみに今週は7-9月期のGDP改定値、10月の中古住宅販売(ともに23日)、10月の耐久財受注、同新築住宅販売件数(ともに24日)−−などの発表が予定されている。
最後3つめのファクターは欧州の財政金融問題で、前述したようにアイルランドについては一歩前進し不安が後退した感を否めないが、問題のある国はアイルランドだけでない。ポルトガルやスペインなどで火種は依然としてくすぶっている。アイルランド一国への支援要請が上手くいったとしても、それで警戒感を緩めることは出来ないのではなかろうか。

なお、それ以外では辞任を表明した柳田法相の失言問題のほか内閣の低支持率を受けた日本の政局、またトータルで約1千億ドル予定されている米短中期債の入札、新興国の通貨や株価、商品相場動向−−などにも注意を要したい。(了)

▲top



::: 10/11/19(金)   「女装タレントの不思議」   【鹿の角】 :::

2010/11/19

最近テレビを見ていると、なんだか女装(?)タレントの登場頻度が高くないですか。
あとは戦場カメラマン・渡部陽一さんも(笑)。

渡部さんに関してはホントにすごい人なんですけど、なんだか最近はバラエティタレント化してますからね。取材費を稼ぐという趣旨は判りますが、あんまりテレビ、それもバラエティの世界に染まって欲しくないと思います。

・・・と渡部さんの話はそのぐらい。本題ではないので。

女装タレントって、もちろん昔から居ますよね。たとえば、筆者の大好きな美輪明宏さんだってそうだし。
でも、最近はカミングアウトする人が多いのか、急に市民権を得た存在って気がしますね。はるな愛さんの存在が大きかったのかも。

正直言って、筆者はマツコ・デラックスさんもよく判らないんだけど、もっと判らないのはミッツ・マングローブさん。
だいたいにおいて、番組で紹介されたときの職業が「女装家」ってなんだよ(笑)。そんな仕事聞いたことないわ。いったい、何している人なんだ?いまだに判りません・・・。

まぁ、どうでもイイっちゃどうでもイイですけど(笑)。

しかし、逆に「男装家」もしくは「男装タレント」って聞きませんよね。何故だろう?
敢えて言えば、宝塚の男役の人ぐらい・・・でしょうかね?

▲top



::: 10/11/18(木)   「忘年会の季節」   【鹿の角】 :::

2010/11/18

気が付くと今年もあと1ヵ月余り。いやぁ、ホントに早いですねぇ〜。

そんななか、幾つかの取引先などから忘年会についての案内を頂戴しているが、今年は出足が鈍い。お誘いの数が激減している。これからか?それとも、忘年会そのものを見送る先もあるのかも。

以前にも書いたように、確か2-3年前にはピーク時、1週間に忘年会が8件。つまり、一日はダブルヘッダー、忘年会の掛け持ちをしたこともあったけれど、昨年はサッパリ。今年はそれよりさらに忘年会が減りそうです。
もっとも、それには自分で企画した分の減少も大きいですが。

・・・・・・と言うことで、今年の年末は結構ヒマです。筆者と飲みたいという方がいれば、ご一報くださいませ。前向きに善処したいと思います(笑)。

▲top



::: 10/11/17(水)   「ショコタン」   【鹿の角】 :::

2010/11/17

先日も確かショコタンの話を書きましたよね。

今回もまたショコタン関係のネタです。登場頻度が高いなぁ〜。別に好きってわけではないんですけど・・・(汗)。
カワイイとは思いますが。

さて、そんなショコタンこと中川翔子さん、これが本名だと思っていたら本名はひらがななんだそうだ。
−−ここまではイイ。良くある話。

しかし、その名前が「しょうこ」ではなく、ホントは「しようこ」なんだという。
違い判りますよね?

その昔、子役のころの安達由美さんが出演していた「ちょっと“具”が大きいな」と“具”の大きさを売りにしたCMがあったけれど、ショコタンの場合には“よ”がちょっと大きいわけですね(笑)。

これって、世界的な著名企業の「canon」みたい。
あの会社、日本語(カタカナ)で書くと、実は「キャノン」ではないのだ。「キヤノン」が正解。“ヤ”が大きいから。

あぁ、そうだ。“ヤ”が大きいといえば、自動車部品メーカーの「ジヤトコ」もそうだ。「ジャトコ」ではないから。

なお、豆知識ですけど同様の会社って結構あるんですよ。それも有名企業で。
たとえば、ハンコで有名な「シヤチハタ」、マヨネーズなどで知られる「キユーピー」、“写ルンです”が一世を風靡した「富士フイルム」−−とかもそうですから。いずれも「ヤ」「ユ」「イ」が小さくはないのでした。

・・・・・・ともかく、ショコタンの場合には、なんでそういう名前になったのかな?焦って書いての書き間違い(?)とか。
それともご両親が芸能人なので、なにか深い考えがあったのかな?

▲top



::: 10/11/16(火)   「モスキート音」   【鹿の角】 :::

2010/11/16

先日、あるところでモスキート音の検査(?)をやった。

ご存じの方が多いだろうが、ある種のモスキート音は「若者にのみ聴こえる音」として知られていると思う。
なので、中学生の高校生の一部は携帯の着メロ(?)にしているとの話も。何故なら、先生には聞こえない音だから、授業中に携帯が鳴っても絶対にバレナイ・・・・・・。

ともかく、そんなモスキート音を先日初めて聞いたけど、年齢によって聞こえる周期数が異なる−−とまでは知らなかった。つまり、年をとればとるほど、可動域ならぬ可聴域がドンドンと狭くなるとは。
イヤハヤ勉強になりました・・・。

そして、結果ですけど筆者は聴覚的にも年相応、あるいは少し若い感じか。筆者は40歳代前半ですけど、30-40歳代の音も辛うじて聞こえましたから。多少聞こえにくかったですけどね。

でも、若者ってもっと高い音がホントに聞こえているの?なんだか俄かには信じがたいんですけど。

▲top



::: 10/11/15(月)   「ドル高機運は本物か?!さらなる上値トライも=今週のドル/円見通し」   【鹿の角】 :::

2010/11/15

今週の為替市場は、先週82.80円レベルまで急反発に転じたドル高の流れが本物であるのかなどドル高の継続性を見極める1週間となりそうだ。今年の6月初めから5ヵ月にわたって続いてきた一連の展開でドルの弱材料もおおかた消化され、またいわゆる「売り疲れ感」も台頭し始めている。クリスマス休暇に向けたヘッジファンドの手仕舞いなどが今後進むようだと、ドルがさらに上値を試す展開をたどっても不思議はない。
ただし、個人的には、みんなが揃って「ドル反発」を指摘し始めていることに若干引っ掛かりを覚えている。

テクニカルに見た場合、目先は82.80円レベルにかなりの重さを感じるものの、短期的なリスクはドル高方向にバイアスか。先週レポートした上値ポイントの82円レベルをNYクローズでもしっかりと上回ってきたからだ。
しかし、先週高値の82.80円レベルは9月15日に財務省介入が実施された際の安値に近いなど、ヘッジファンドなど市場筋のなかにはテクニカルポイントとして意識している向きも多いとされる。簡単に上抜くことは存外難しいのかも知れない。もっとも上値が重いだけに、逆にクリアに抜けていけば、ますますドルの戻り歩調が鮮明となる可能性もありそうだ。なお、上抜けた場合の次の上値メドは、9月の介入実施後の高値85.94円を起点とした下げ幅の半値戻しにあたる83.10円レベル、フィボナッチ61.8%戻しは83.75円レベルとなる。

そうしたなか、今週も大きく2つの要因に注目している。
ひとつは、発表される米経済指標で、先週末に向けて実施されたG20やAPEC首脳会談をはじめとする政治イベントを消化し、マーケットの関心は再びファンダメンタルズに向かい始めた感がある。正確にいえば、その裏にはFOMCにおける金利動向が見え隠れしているのだが、ともかく次回のFOMCを占ううえで参考となる米経済指標の内容にまずは注意をはらいたい。ちなみに今週は10月の小売売上高(15日)、11月のNAHB住宅市場指数(16日)、10月の消費者物価、同住宅着工(ともに17日)、11月フィラデルフィア連銀指数(18日)−−などの発表が予定されている。

次いで注目されるものは、各種の需給要因。これには先でも簡単に記述したクリスマス休暇に向けたヘッジファンドの手仕舞いのほか、社内レート引き下げを受けた日本の輸出企業の為替予約のほか、冬のボーナスシーズンをにらんだ個人投資家の海外投資、月半ば15日前後とされる米債の大量償還にともなう円転観測やGM株の再上場をうけた海外勢の手当て買い、などがある。

最後に、それ以外で注目されるファクターを幾つか簡単に列挙しておく。
アイルランドやギリシャなど一部欧州諸国に対するソブリンリスク、株価やゴールドを中心とした商品相場の動向、ユーロ圏財務相会合、バーナンキFRB議長や周人民銀総裁なども講演を実施するECB中央銀行会議−−となる。(了)

▲top



::: 10/11/12(金)   「ラーメンの不思議」   【鹿の角】 :::

2010/11/12

知っている方もいそうだけど、筆者は「メンクイ」だ。

これは女性に対してもそうなのだが(笑)、ラーメンや蕎麦、うどん、パスタなども大好きだということ。つまりは「麺食い」ということになる(言わんでも判るって・・・笑)。

さて、そんな数ある麺料理のなかで、常々疑問に思っている料理がひとつある。それはラーメンというものだ。

ではいったい、ラーメンのなにを不思議に思っているのか。

うどんや蕎麦は、名店というかキチンとした店なら「手打ち」が基本だろう。また、パスタだけでなく同じイタリア料理と言うことでいえば、ピザもそうだが、やはり自家製という店が東京などでは結構ある。生地からちゃんと作っているよ、と。
しかし、翻ってラーメンの麺が自家製という話をトンと聞かないのは何故だろうか?

もちろん、その手の番組を見ると「ラーメンの麺については業者さんと念入りに打ち合わせをした」−−とか、そんな話は当然出てくる。けれど、自前で製麺しているという先はほとんど聞いたことがない。
一番多い話はスープについてですよね。魚貝類で取ったとか、何日煮込んだとか。

製麺については手間がかかったり、特別な技法の習得が必要、機械の導入も必要−−色んな理由があるのかも知れない。シロウトなので、そこは判らない。
けど、スープや食材とかにすんげえこだわる店が多いのに、麺が自家製でないなんて、なんというか手落ちって気がします。

ともかく、麺の自家製からはじまって、ラーメンには意外に改良の余地がたくさんあるのかなとも思いますね。
食いしん坊、美味しいものに目がない筆者の戯言でした(笑)!

▲top



::: 10/11/11(木)   「レートの取り違いに注意!」   【鹿の角】 :::

2010/11/11

インターバンクの人間に聞いたところでは、ここ最近ドル/円と豪ドル/円のレートの取り違いが数回起こっているらしい。

もちろん、それぞれにおいて事前のチェックなどで判明。大ごとには至っていないが、それでも・・・という気がする。
かくゆう筆者も、手作業のデータ入力を間違いそうになりましたけど。人のことは言えません・・・。

まぁ、先日豪ドル/米ドルがパリティ(1豪ドル=1米ドル)になったりしていて、ドル/円と豪ドル/円のレートが非常に似通っていますけどね。本稿執筆時、ともに82円台で推移しているし。

・・・なんて書いていたら、カナダドルも結構近いレートなんですねぇ。う〜ん、三つ巴かぁ(誤った使用方法・・・笑)。

ともあれ、個人投資家によるFX取引においても起こりうることだと思いますので、十分にお気を付けくださいませ。

▲top



::: 10/11/10(水)   「篠沢教授とALS」   【鹿の角】 :::

2010/11/10

先日、遠方の方を含むサカダチと飲んだ際、歳を感じる話となった。
そのとき筆者は「若い子はクイズダービーを知らない。“はらたいらさんに1000点”は、もはや死語」−−などと言った。

ところが、そのしばらくのち別の若い子と話したら、クイズダービーを知っているばかりか妙に詳しかったのでチョッとビックリ。いったい何故?と思い尋ねたら、なんとスカパーのTBSチャンネルで再放送をしているそうだ。
で、それをたまに見ているのだと言う。

へぇ〜、知らんかった。

調べたら、月曜日の22時からか。その時間って、大好きな別の番組である「プロフェッショナル 〜仕事の流儀〜 」とだだかぶりなんですけど(苦笑)。
でも、今度録画して是非とも拝見しましょう。

・・・・・・さて、前置きが長くなった。

そんなクイズダービーといえば、名物回答者に篠沢秀夫さんがいる。放映当時は確か学習院大学の教授だったと思う。

その篠沢教授、テレビでまったく見ないなと思っていたら、なんとALS(筋萎縮性側索硬化症)という難病に侵され、現在は闘病中なのだそうだ。まったく知りませんでした・・・。

ちなみに、ALSは原因不明の難病で、治癒のための有効な治療法は確立されていない。また発病後の致死率の高さでも知られている。

・・・・・・あの教授がね。ホントにビックリしました。
なんとか頑張って長生きしていただきたいと思います。

しかし、そう考えると、クイズダービーの再放送を見るものなんだかなぁ。元気なころの教授を見るのはツライかも・・・。
良く考えたら、はらさんもすでに亡くなっているんですよね?

思い出は心のなかだけに残しておいた方がいいのかな?ちょっとそんなセンチメンタルなことを考えた筆者なのでした。

▲top



::: 10/11/09(火)   「仙菅ヤマト」   【鹿の角】 :::

2010/11/09

以前にも何度かレポートしているように、為替など金融マーケットでは替え歌やニックネーム、果ては加工された画像までホントに面白いものが連日飛び交っている。いったい誰が作者なのか、筆者などはいつもそう思う。

とくにマーケットがヒマ、動きなくなると、その手のモノが増えるようだ。
やっぱり、仕事中のヒマつぶし、手慰みとして考えたりするのかしらん?

ちなみに、最近の個人的なツボは野田財務相などを揶揄した「断固3兄弟の“やるやる詐欺”」かな。
言いえて妙、というか上手いこと考えたよなぁ〜って思いますから。

そう、参考までにいえば筆者は見たことありませんけど、「断固3兄弟」をパロディ化した画像もあるらしいです。かつてのレコードジャケットを加工したものとか。
おそらく、3つの団子が菅さんや野田さんなのでしょう(笑)。

さて、そんななか先日届いた、あるレポートのなかに「日本の命運を握る“仙菅”ヤマト」−−などといった文言を発見、思わず笑ってしまった。

おりしも、つい最近スマップの木村拓哉さん主演による実写版「宇宙戦艦ヤマト」のニュースが報じられたばかり。話題としても実にタイムリーです。
「笑点」流にいえば、座布団2枚ぐらいあげたい力作だと思いますね(笑)。

▲top



::: 10/11/08(月)   「ドル安続くか、一部で風向き変化の声も=今週のドル/円見通し」   【鹿の角】 :::

2010/11/08

今週の為替市場は、対円で言えば今年の6月初めから5ヵ月にわたって続いているドル安が継続するのかどうか、その見極めが重要な1週間となりそうだ。マーケットでは依然としてドル安リスクを指摘する向きが多いものの、雇用統計など先週発表された米経済指標で好数字となったものも少なくないため、風向きの変化を指摘する声も出始めていることは興味深い。下方向にバイアスをかけつつも、ドルの反発リスクにも警戒しておく必要があるのかも知れない。

テクニカルに見た場合、先週は1週間を通して80.20-81.60円といった1.5円ほどのボックス相場。また、期間をもう少し広げて過去3週間程度としても形成レンジは2円に満たない。また、視点を変えた場合に観測された「下値をジリジリと切り下げる値動き」も、年初来安値である80.23円を示現した先週月曜日で一服、その後は低位安定の値動きをたどっている。いずれにしても、ドルの下値攻めの機運が目先は和らいでいる感を否めないようだ。
問題はそうした動きが「調整・一過性」であるのか、それとも「基調転換に繋がる動き・流れ」であるのかだが、現状での見極めは極めて難しい。仮に前者であるのなら、一巡後は再びドル安進行、その過程で80円を割り込み、79.75円のヒストリカル・ローを試すような展開となりそうだ。それに対して後者であれば、現状では非常に重そうな82円をクリアに超えていく展開が見込まれよう。

そうしたなか、今週も大きく2つの要因に注目している。
ひとつは、週末に向けて実施される重要な国際会議をにらんだ政治ファクター。具体的には11-12日のG20、13-14日にはAPEC首脳会談、あるいは日米首脳会談などが控えており、一連の国際会議に向けた虚々実々の駆け引きなどに注意を払いたい。それにはもちろん、通貨の切り下げ競争や人民元問題などが中心となろうが、尖閣諸島をめぐる日中の軋轢など「金融」を抜きにした波乱要因も山積みと言えよう。とくにAPEC首脳会談について、日本は今回ホスト国。菅内閣の外交力が問われることは間違いなく、数々の難問にどう対処するのか、為替など金融市場に与える影響力も無視できない。

次いで注目されるものは、発表される米経済指標や米要人の発言について。
先週は週のはじめこそFOMCを受けた追加金融緩和からドル安が進行したが、以降はむしろ思惑が後退した感もある。背景のひとつには、前述したような雇用統計など先週発表された米経済指標で好数字となったことが挙げられるほか、もうひとつの要因としては週末のホーニグ・カンザスシティ連銀総裁が「経済の安定をさらに強めるために金利の引き上げが必要」「FOMCは金融政策について正常化への一歩を踏み出し始めるべき」と発言したように、一部の当局者からも軌道修正を示すような強気コメントが聞かれたこともある。今週以降も米政策金利をめぐっては思惑の交錯することが予想され、それに影響を与える米経済指標の発表や要人の発言には是非とも注意を要したい。

最後に、それ以外で注目されるファクターを幾つか簡単に列挙しておく。
月半ば15日前後とされる米債の大量償還観測、合計720億ドル規模となる米債の入札、先週末に掛けて再燃したアイルランドやギリシャなどの国債不安、米中間選挙での大敗を受けたオバマ政権の政策転換観測、日本の財務省による市場介入思惑−−などとなる。(了)

▲top



::: 10/11/05(金)   「お尻派、それともムネ派?!」   【鹿の角】 :::

2010/11/05

突然だが男性諸氏にうかがいたい。
あなたは、いわゆる「お尻派」だろうか、それとも「ムネ派」だろうか−−と?

先日、後輩某と飲んだ際、たまたまそんな話になった。
後輩某は以前から「僕は“おっぱい星人”ですから」と公言して憚らないヤツなのだが、そこで筆者にも「どうなんですか」と質問されたわけだ。

ちなみに、筆者の回答は至極明確で、断然「お尻派」。
しかも、もう少し言えば、胸の大きい女性は基本的に「苦手(嫌い)」です。

うん?そういうと語弊があるかな?でも、少なくとも彼女の対象とかにはしたくないですね。まぁ、どちらにしても性格が一番ですけど・・・・・・。でも過去に巨乳の彼女は一人もいませんでしたね、それは確か。

ともかく、そんなことで筆者は女性の後ろ姿に弱いです。
有名な切手にもなっている菱川師宣作の「見返り美人」っていうのがありますけど、まさにそんな感じ。後ろ姿がまず良くて、振り向いてなお良かったら、100点満点。その人のストーカーとかしちゃうかもしれませんね(笑)。

しかし、そんな「お尻派」を後輩に力説したところ、鼻で笑われ「斎藤さんもお歳なんですね。年齢がいくと、ムネよりお尻がイイというようになるんです」−−。

そんな話聞いたことないけど、ホントなのかな?

齢40を超えていることもあり、歳だということは否定しないけど、筆者は20歳台など若いころから「お尻派」だぞ。そう言う意味では、まったくブレていないのだ(笑)。

▲top



::: 10/11/04(木)   「人の行く裏に道あり、花の山」   【鹿の角】 :::

2010/11/04

ご存じのように、「人の行く裏に道あり、花の山」−−という相場格言がある。
意味としては、「利益を挙げるためには、他人と同じ行動をしていてはダメ」というようなものだ。

そんな格言ではないけれど、相場というのは何故かみんなが予想した方向と逆に動くことが極めて多い。マジョリティよりもマイノリティが勝つ、ことは確かによくある。

しかし、今年6月以降いままでのドル安局面は珍しく、全員の見方が一致した方向に相場が動いている気がするのは筆者だけだろうか?

足もとについても、揃って「80円割れ不可避」「79.75円を更新するまで底打ちしない」などといった見方だと思う。僭越ながら筆者もそうだ。

・・・・・・その際、普通(?)なら80円は割れずに反発するもんなんですけどね・・・。
だって、オールハッピーなんてこと、相場にはあり得ないので。

そうか、でも筆者のように信じ切れずに疑心暗鬼になっている人間がいるから、下がるのかな?みんなが心底、「やっぱり下だよ!」って思わないと上がらないの?

なんだか相場はチキンレースの様相だし、筆者には良く判りません(苦笑)。

▲top



::: 10/11/02(火)   「ベストワンの推理小説は?」   【鹿の角】 :::

2010/11/02

過去に何度も書いているように、筆者は推理小説が大好きだ。
それも、「古き良き時代」を彷彿とさせるようなオドロオドロしいもの、「本格」と言われるタイプがとくに好みになる。

そんななか、先日ある方とお会いした際、折しもミステリーの話になったのだが、そこで「斎藤さんが読んだなかでベストワンの本ってなに?」−−と質問された。

う〜ん・・・・・・。
筆者も本読みの端くれなので、その手のことって考えなくもないけれど、改めて聞かれると迷ってしまう。なんだろうなぁ〜。

島田荘司さんの「斜め屋敷の犯罪」や「占星術殺人事件」、横溝正史さんの「獄門島」、鮎川哲也さんの「りら荘事件」、坂口安吾さんの「不連続殺人事件」、井上ひさしさんの「十二人の手紙」、山口雅也さんの「生ける屍の死」−−など枚挙に暇がない。
海外ものでも、クリスティやホック、ドイル、クイーン、ポール・アルテ、ヴァン・ダイン−−etcにそれぞれ名作があるからなぁ。

10指ぐらいはスグに思いつくが、逆に1冊だけと言うと非常に難しい。なかなか絞り切れないよ・・・。

ただ、ジックリ腰を据えて考えてみると、やっぱりエラリー・クイーンの「Yの悲劇」かな。すんごいベタで、年間100冊もの小説を30年以上も読み続けている人間の回答じゃなく、推理小説歴1年生みたいな回答ですが(苦笑)。

でも、ホントにそうだよな。「意外な犯人」などの推理小説の基礎的な部分、そして面白さがすべて詰まっている1冊でしょう。ベーシック中のベーシックですけどね。
悪く言うと、ほかの小説って「Y」の亜流だもんね。すべて。

▲top



::: 10/11/01(月)   「80円の攻防注視、重要材料少なくない=今週のドル/円見通し」   【鹿の角】 :::

2010/11/01

今週の為替市場は、ドル安がクライマックスをたどるかどうかの見極めが重要な1週間となりそうだ。詳細は下述するように、今週は重要な材料が少なくない。そうした材料をにらみつつ80円割れを達成するとの見方も少なくないが、問題はそこからで「アク抜けして反発へ向かう」などとする見方も聞かれるようになってきた。思えば、6月初からすでに5ヵ月近くも戻りらしい戻りがないまま、一本調子のドル安・円高をたどっている。日柄的には、そろそろドル高へ向かっても確かに不思議でない気がするけれども・・・。

テクニカルに見た場合、基本的なドル安リスクは依然として継続している状況に間違いなく80円割れ、あるいは79.75円のヒストリカル・ローが現実的な下値メドとして意識されている。インターバンク・ディーラーによると、80円台はビッドも断続的にあるが、80円以下はストップロスが蓄積されつつあるという。したがって80円を割り込むようだと79.75円では止まらないかも知れない可能性も取り沙汰されているようだ。
なお、本日午前9時ごろ市場でドルは突然1円を超える急騰をたどっている。株式市場のオープンに合わせて市場介入が実施された、との見方もある一方で「システムプログラムのミスヒットによるもの」−−など否定的な声も少なくない。

そうしたなか、今週は大きく2つの要因に注目している。
ひとつは、前述したように本日午前に噂の台頭した日本の市場介入について。対外的な環境からすると、実施は難しいと見られるが“断固3兄弟”のひとり野田財務相は何故か強気の発言を繰り返している。その理由・根拠がどこにあるのか個人的には理解に苦しむのだが、「なんらかをバーターし、欧州諸国を泣き落とし・口説き落とした」などとする見方もあるにはある。実際、本日のドル急騰が介入であるなら「サプライズ」で、筆者の見通しにも軌道修正が必要なのだが果たして実際のところはどうだろうか?

次いで注目されるものは米国ファクターで、これはさらに2つにわけられるだろう。
まずはFOMC会議であり、そこでさらなる追加金融緩和が実施されるのかどうか、実施されるとすれば内容や規模はどういったものになるのかが注視されている。加えて、今後の緩和にも含みを持たせるのか、それとも打ち止め感を出すのか、次回以降の会合をにらんだ当局のスタンスに対しての関心も高い。

一方、それに対して4年に一度実施される米中間選挙も要注意。各種報道で見られるように、与党・民主党の大敗が確実視されるなか、オバマ政権がこれまでのような「ドル安政策」を取り続けるのかどうかが最大の焦点となる。また、人民元の切り上げ問題についてのスタンス変更の有無にも注意を要したい。いずれにしても、敗北により政権は議事運営に支障をきたす可能性があり、それがマーケットにどう判断されるのかが注視されそうだ。

最後に、それ以外で注目されるファクターを幾つか簡単に列挙しておく。
トヨタに続き多くの輸出企業が下期為替レートを引き下げたとこで実施しやすくなった輸出企業の為替予約、「韓国軍部隊に向けて北朝鮮から発砲」あるいは「米国行き貨物に爆発物」など先週末に急台頭した地政学リスクの続報、FOMCを受けて実施される日銀の金融決定会合、週末に発表される米雇用統計、翌週実施されるG20金融サミットをめぐる思惑−−などとなる。(了)

▲top




このcgiについて