ここのところ、ホントに書きたい話が多い。 先日の土曜日に友人たちと行った日比谷公園でのジャーマンフェスタの話や、勘三郎さんの脱税問題、ZARDの坂井泉水さん死去−−などについても書きたいのだが、なかなか・・・ね。かと言って、長く置いておけるネタでもないし・・・。難しい。 なお、ZARDの件については、今週【TOKI】が珍しく時事ネタに触れて書いています。味のある、ええ文章です。興味のある方は、今週のコラムをお読みください(宣伝)。
・・・というなかで、筆者としてはどうしても触れずにいられないネタがひとつある。 それは、「ドラえもん最終話」についての話だ。 ご存知の方がほとんどだと思うが、これは「最終話を出版した男性が藤子プロと小学館に謝罪、売上金の一部を支払った・・・うんぬん」−−というもの。
あまり大きな声では言えないが、自他ともに認める「ドラえもんフリーク」の筆者、実はこの本持ってます・・・。以前、知人からいただきました。 というか、メッチャ有名な話だからねぇ。
・・・なんて内輪の話はともかく、実はこの報道、筆者にとってはシックリこない。 その理由は幾つかあるのだが、ひとつはこの「最終話」とされる話が世に出た(というか広まった)のは、昨日や今日の話ではないということだ。記憶に間違いがなければ5年以上前のことだった、と思う。それを何故ここにきて、いまさらヤリ玉に挙げたのか、という感じは正直拭えない。
また、現物を見たことがある人は判るだろうが、装丁など外装は確かに小学館版のコミックにそっくり。ただ、一応「同人誌」と書いてあるし、自身のペンネームもうってある。それも藤子先生とはまったく似付かぬものだ。 これでダメだと言われるのなら、コミケなどで売っている同人誌の多くは、さらに問題があるように思うのだが、いかがだろう。
とくに内容が同性愛・ヤオイ物に改変されているマンガなんか、マズイだろう。どう考えても。だって原作をそれこそ誹謗中傷していることになりはしないのか? 少なくとも、このドラえもんの場合、ストーリー的にはなかなか優れたものだ。別途、最終話として一部で語り継がれる「すべてはのび太くんの夢でした」−−という『夢オチ』よりは、ずっと良いし、また救いもある。
ていのいいスケープゴートにされたのかな、って気がしないでもない。 もしくは、今後同人誌などに対する規制がさらに強まるなかでの警告、第一歩なのかも知れないな、と思っている。
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