新聞や週刊誌、またはテレビを見ると必ずどこかで「少子化」に関する話題をやっている。 そんな報道を見て、筆者が昔から不思議に思っていることが2つある。以下でひとつずつ話をしていこう。
まずは、常々思っていることなのだが、「少子化」のいったいなにが悪いことなのだろうか。世界の人口が増え続け、食糧難も指摘されるなかでは、決して悪いことではないと思うが、いかがか。 国力の問題から話をされる方がいるけれど、ならば海外からの労働力を輸入すればよい。日本はそのあたりが非常に閉鎖的であるので、むしろちょうどよい機会であるようにも思う。中高で6年間習っても英語を喋ることが出来ない日本人の国際化にも一役買いそうな気がするしね。
もうひとつは、いわゆる「少子化対策」についての疑問だ。 前述したように筆者はちっとも悪いことだと思わないが、それでも政府など対策にやっきになっている。それ自体は別に構わないけれども、ハッキリ言って無駄なことをしていると思う。
もっと言えば、何故「少子化」が進んでいるのか、その理由がみんなまったく判っていないように思えてならない。 「女性の社会進出が進んだため」「経済的な理由」−−と言った声は良く聞くけど、間違いでしょう、そんなところに真の理由はないのでは。
筆者が考えるのは、「ほかにもっと楽しいことがあるから」−−。個人的には、それがたぶん正解だと思う。 昔は娯楽が少なかった。テレビもいまのように深夜放送がなかったしTVゲームもないしインターネットもテーマパークも携帯電話も、24時間営業のコンビニもファミレスもガソリンスタンドもなかった。都内の飲み屋だって、結構早い時間帯でクローズしたものだ。風俗系の店は別にして。
ところが、いまは楽しいことがたくさんある。あり過ぎるほどある。 誤解されるような言い方かも知れないが、昔はセックスぐらいしか夜の楽しみ、娯楽(?)はなかったが、いまはそれより楽しいことが幾らでもある。オトコにとってもオンナにとっても、既婚者にとっても未婚者にとっても。これが少子化の最大要因ではないか、と。
では、ここで聞きますが、筆者が幼少のころ30年前の生活スタイルにみんな戻れますか?と言うか、戻りたいですか?筆者は戻す必要性を感じないが。 そうした娯楽を一切破棄すれば、もしかしたら少子化は改善するように思う。 でも、世の中にバカ親ばかりが増える状況も考えものだけどね。 ▲top |