先日の当コーナーで、宮部みゆきさんの「模倣犯」が大傑作だという話を書いた。
評価にウソ偽りはないのだが、同書はいわゆる「本格推理小説」ではない。また、その前後に読んだミステリーはどうにも歯痒いものが多く、実はここのところフラストレーションが溜まっている。もっと「本格」味の濃い、推理小説を筆者に読ませろ!
無駄だと判っていても、ツイツイそう叫びたくなるものだが、なかなかそんな作品が現れない。最近は「ライトノベル系」と言われる軽いタイプのものが多いけど、筆者はどうも好きになれない。とくにメフィスト系の作家に多いんだ・・・って、関心のない方にはわけのわからん話でしたね、スイマセン。 ただし、同じライトノベル系でも伊坂幸太郎さんの「陽気なギャングが地球を回す」は違う意味で楽しめました。余談ですが、これって「ルパン3世」に通じるものがあると考えたのは筆者だけでしょうか。あっ、いけねぇ。これってネタバレだったかも(汗)。
・・・などと言うことを知人のミステリー好きに愚痴ったところ、「好みの作品がないのなら自分で書きなよ」とツレナイ返事。 自分で書ければ苦労なんてしないって。いくら記者で文章を書くことに慣れているとは言え、小説とはまったく似て非なるものですからね。
でもさ、考えてみると元記者という小説家の方は、存外少なくない。司馬遼太郎さんや井沢元彦さん−−などなど。高橋克彦さんもそうだったかな?
と言うことで、この先もあんまりツマラン小説ばかりが続くなら、筆者は自分でミステリー書きにチャレンジするぞ。それでもいいのか。 でも、出来ればやりたくないので、良質のミステリーをぜひぜひ読ませてくださいね。そうすれば、筆者もそんな大それたことを考えず、また恥をかくこともないわけですから(笑)。
P.S. 「ついに」というか、「ようやく」というか、『ジャパンネット銀行』の為替証拠金業界参入が発表された。 いやぁ〜、筆者が誰にも言えなかった「オフレコ情報」のひとつが、これでようやく解禁になりますね。良かったですぅ(笑)。
でも、まだあるんだよな・・・。ビックリする(だろう)先がね。うち、1社についてはそろそろ公表されるんじゃないかな、たぶん。 ▲top |