さて、先日日帰りでスキーに行ったのだが、そこで呆れた出来事に遭遇した。 筆者の行ったスキー場は丸沼高原というところで、ハイシーズンには閉鎖をされるが今の時期は金精峠が通れるので、栃木県から来られる方も多い。
シーズン最初と言うことで、筆者は無理せず午前中で滑走を切り上げクルマに戻り帰り支度をしていたら、凄まじい異音を響かせながら筆者の隣に一台のクルマが入ってきた。ちなみに、クルマはヴィッツだったように思う。 音を聞いた瞬間に、「あぁタイヤがバーストしたんだな」と思ったら、案の定そうらしい。で、クルマから若いカップルが降りてきたんだけど、一向にタイヤを取り替える様子がない。 で、なにをしているのかと言うと、いわゆるパンク修理剤で直そうとしているのだ。いや、それは絶対無理だって。だって、タイヤが裂けているじゃんか。
筆者も最初は自分の着替えをしたり、スキー用具の手入れをしたりして関わらなかったのだが、そのあまりの手際の悪さにツイツイ仏ごころが出てしまい、「タイヤ交換しないとそれは直らないよ」−−と声を掛けてしまったのだ。 すると、彼氏から驚くべき発言が。「クルマにタイヤを積んでないんです・・・」。 えっ?!と2度ビックリ。「自分で降ろしてしまったの?」と聞くと、「いや最初から積んでいません」との返事。
はぁ?!と思い、了承を得てラゲージスペースを開けてもらうとキチンとタイヤが入っていました。まぁ当たり前なんですが(笑)。 しかし、そこで彼氏のコメントが奮っていましたよ。「なんだ。タイヤって、そんなところに入っているんですね」−−。 おまえ、んなことも知らなかったのかよ・・・・・・。
そのあと、彼氏に自分で交換しな、と任せたのだが工具は積んでいない(これは本当に降ろしてしまったらしい)うえ、ジャッキアップすらじぇんじぇん出来ない。筆者も30分ぐらい見てましたけどね。もう呆れるほどの手際の悪さ。 脇で彼女が泣きそうになっているし、あまりに可哀想なので途中で筆者が代わり、全部やってあげました。それも、駆動輪である右の前輪がバーストしていたので、右の後輪を外して付け替えるというローテーションまでサービスしましたよ(笑)。でも、15分ぐらいだったかな、作業時間は。筆者は、やり慣れていますから。あ、そうそう。もちろん無料奉仕ですよ。
その後も、なんだか頼りない彼氏に代わり、彼女に「ひとつだけスタッドレスじゃないので下り坂は慎重に運転するように」や「ヤマを降りたらガソリンがあってもスグにスタンドへ入り、タイヤの空気圧を調整したほうが良い」−−などと細々アドバイスしたり、色々と大変でした。 しかし、タイヤ交換も出来ないようなヤツがスキー(正確にはスノボだったけど)なんかにくるなよ。ホントに。
P.S. なかなか可愛いらしい彼女でしたが、後半はもう怒りを通して呆れ気味。あれは彼氏の「株」が下がったよなぁ〜。と言うより暴落だと思うね。ヤマから降りたら別れたんではなかろうか。余計なお世話ですが(笑)。 なお、彼女から「お礼をしたから名前や連絡先を教えて欲しい」と言われたけど、断りました。可愛かったので心は動きましたが、筆者は硬派ですからね(爆)。 でも惜しかったかなって、今になってチョッピリ後悔しています(笑)。 ▲top |