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::: 05/09/30(金)   「阪神優勝で円高も?」   【鹿の角】 :::

2005/09/30

実は以下の話、昨日付けの『トレイダーズTV・MARKET POINT』で、筆者が話をしたものなのだが、なかなかタイムリーな話だと思われるから今回は特別にここで取り上げてみたいと思う。筆者自身が書いた覚え書きというか、原稿ベースのものを再録する。

******************
・本日は為替相場とプロ野球についての話をしてみたいと思います。
当コーナーにおいて、過去にもいくつか相場動向に関する格言などをご紹介してきましたが、今回はプロ野球と為替相場に関して格言めいた話をしてみたいと思います。ただし、当然のように当たらぬも八卦ですから、真剣に捉えずに「あぁそんな話もあるんだなぁ」ぐらいで軽く聞き流していただけると幸いです。

・さて、わたしの知人であります中日ファンによりますと、「政治の転換期はなぜか中日が優勝する」確率が高いとか。ご承知のように、今年はいわゆる「郵政解散」などの政治混乱が確かにあったのですが、中日優勝の芽は現在極めて低い状況にあると言えるでしょう。見込みは外れました。

・ではどこが優勝しそうなのか、というと関西の雄である阪神タイガースです。
その阪神タイガースについて調べてみると、実は格言めいたものがひとつ存在していました。それは、阪神が優勝したあとは何故か円高が進行し易いということです。過去の事例が2つしかなく、それがネックではありますが、確かに2例ともその傾向を示しています。
ちなみに、前回阪神が優勝した2003年は116〜117円台推移していたドル/円が1ヶ月経たずに110円割れとなっていますし、その前である1985年はプラザ合意に当たりますから値動きは言うまでもないと思います。

・繰り返しますが、信憑性については正直ハテナマークです。ですが、一応頭の片隅にでも留めておくと良いかも知れません。

P.S. ひとつ断りを入れておくと、いつもこんな話ばかりをしているわけではありません(笑)。通常はもっとキチンとした話をしておりますよ。

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::: 05/09/29(木)   「同好の士」   【鹿の角】 :::

2005/09/29

先日、必要が生じたので外出先のオープンカフェでお茶をしながらモバイルをしようと思った。
席を確保したあとPCを立ち上げ、その間にコーヒーを買いに行ったのだが、席に戻ってくると筆者のPCをジッと覗き込んでいる方がいる。「うん?誰だろう?」と思い、よくよく見たがまったくの知らない方。

仕方がないので、「スイマセン。わたしのパソコンがどうかしましたか?」と尋ねると、その方(品の良い紳士)は照れたような顔を浮かべて、「いや、こちらこそスイマセン。壁紙に反応してしまいまして。それって、もしかして“ドンカブート”ですか?」−−。

そうなのだ。
筆者のPCは、その壁紙を大好きなクルマである『ドンカブート』の「D8E」にしてあるのだが、一発で判るとはスゴイ。まさか見破れる人がいるとは思わなかった。
クルマ通を自認する方でも、ほとんどは『ミツオカ』のゼロワンと間違えると言うのに・・・。まぁ、少し丸みを帯びたフォルムは確かに近いものがあるんですけどね。
ともかく、筆者も思わず「むむむ」と唸ってしまいましたよ。この人はただ者でない・・・と(笑)。

で、そのあとどうなったのかと言うと、せっかくなので、その人とカフェでお茶をしました(笑)。
聞けば、昔ヨーロッパに住んでいたことがあり、その当時から『ドンカブート』が大好きだったとか。なので、本当に久々に『ドンカブート』の話で盛り上がりました。いやぁ、「同好の士」っていうのは、いるもんですね。

名刺交換をして別れましたが、またいつか会っておなか一杯『ドンカブート』の話をしてみたいですね。アチラで撮った写真などもたくさんあるそうなので、Sさんそのときにはヨロシクお願いします!

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::: 05/09/28(水)   「プラザ記念レポート」   【鹿の角】 :::

2005/09/28

恥ずかしながら、昨日初めて気が付いたのだが、いま現在『日本ユニコム』のウェブサイトでは「プラザ合意20周年特別レポート」−−なるものが掲載されている。
ちなみに、書いている方はお二人。ひとりは、わたしが今月の「外為人物伝」でインタビューをした大倉孝さん、そしてもうひとりは同じく6月に取り上げた山中康司さん。ともに、現役時代は東京市場の「ベスト」外為ディーラーとして名を馳せた人たちだ。

中身を読ませていただいたが、ハッキリ言ってとても良い。
本音を言えば、わたしが企画してやりたかったようなモノなので多少の悔しさがあるのだが、目の付けどころと言い内容と言い、文句ありません。なにより、いや誰より、筆者自身がもっとも読みたいことが赤裸々に書かれていて非常に嬉しかった。

多少宣伝をさせてもらうと、前述した「外為人物伝」のインタビューをお読みいただければ判るように、そのなかにも大倉さんと山中さんそれぞれが「プラザ合意」に関して触れられている箇所がある。けれど、インタビュアーの力量もあるし、やっぱり自分自身で書かれたものと、わたしが聞いてまとめたものはやっぱり違うと言わざるを得ない。こちらも、ある意味では悔しいけれど。

でも、なんだか凄くヤル気をもらったような気がしますね。さぁ、まだ週の半ば、仕事頑張りましょう!

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::: 05/09/27(火)   「四川料理」   【鹿の角】 :::

2005/09/27

グルメのH君ならびにその友人たちに誘われて、今度は池袋まで「コア」な四川料理を食べに行ってきた。

何故「コア」と書いたのかと言うと、出てきた食材が「コア」であったからだ。しかし、ここではシークレットと言うことにしておこう(笑)。
・・・と言っても、H君いわく「メニューがだいぶ代わって食べたい食材がなくなっていた」そうで、とても残念そうではあったが。狗・・・とかね。

料理は四川らしく辛いのは辛いのだけれど、キチンと具材の味がしてとても美味しかったです。ただ、ビックリしたのが一部料理の量の多さと、あとは安さかな。
結構な人数で行ってビール(チンタオ)と紹興酒をしこたま飲んで、みんなお腹一杯食べて2000円強。えっ?!て感じですよね。筆者もビールを6本ぐらいは飲んだんだけど・・・。一本200円とかなんとかって聞いたような気が??

今回行った四川料理で自覚したのだが、筆者は辛いものはOK。でも、胡椒というかスパイスのキツイものと、香酢の強いものはノーグッドですね。
帰るとき、次回はもっとコアな四川料理屋に行くことで話がまとまったのだが、果てさて一体どうなるのだろうか?

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::: 05/09/26(月)   「スケジュール管理」   【鹿の角】 :::

2005/09/26

筆者はホントにスケジュール管理が下手だ。アポイントがバッティングしたことは、さすがにまだ一度もないけれど、それに準ずることは何度もあった。
たとえば、丸の内に3時のアポを入れていたにもかかわらず、3時半に新橋のアポも別途入れていたとか・・・。それじゃあ、丸の内の人は会って名刺交換すら出来ないかも知れないうちに、移動しなくちゃ駄目ジャン。

そんななか、先週は実働3日しかなかったが、何故かアポが6件も集中してしまい、かなり大変だった。原稿の〆も少なくなかったし。
う〜ん。アウトプットよりインプットの方がメチャクチャ多い、っていうのは久しぶりの経験ですね。通常は自転車操業に近くて、聞いたらスグに排出するというパターンですから。

それに対して今回は、早く表に出したくて仕方のない話ばかり、現在も脳内でグルグルと渦巻いてます。なんとなくですが頭がとても良くなった気分ですね(笑)。
これって、記者としては非常に良いことだと思うけれど、問題は誰に聞いた話なのかソースがごっちゃになるのが欠点かな・・・。

なんて話を書きつつ、実は2本を本業の原稿としてアウトプットしました。
で、今日中にあと2本書けそうだな、と思う(半分は業務連絡です)。ただ、お断りしておくと、夜の12時まで「今日」ですからね、勘違いしないようにOさん(笑)。

ちなみに、ひとりのソースからネタを1本しか仕入れているわけではないので、アウトプットされるものは、会った人より少なくとも多くなります。今回で言えば、8本ぐらいは書けそう。二人以上のソースによる「併せワザ」もありますけどね。

しかし、最大の難物であるインタビューを残しているんだよな・・・。これを考えるといくぶん憂鬱。いや、話そのものは非常に面白かったんですが、手間がねぇ。書くのに半日は必要でしょう。どこで時間を作ろうかな・・・。はぁ〜。

P.S. 今週は面談アポ4件です。実働5日なので平均すると1日に1件もないのか。こういう時は楽なんですけれど。

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::: 05/09/22(木)   「ストラテジストとエコノミスト」   【鹿の角】 :::

2005/09/22

「ストラテジスト」と「エコノミスト」の違いはなにか−−。

これは結構前の話なのだが、知人であるヘッジファンド・マネージャーと会食した際に出された質問だ。百科事典などに書いてあるようなしゃちほこばったモノではなく、明快で判り易いヒザを打つような回答を求められただけに、さすがに筆者も悩んでしまい、そのあとの食事が喉を通らなかった。だって、同じような語感で捉えていたし、また使っていたから。
まったく、久しぶりにNYから日本に来たとか思えば、そんな意地の悪い質問を筆者にしやがって。まったくもう・・・。

では正解は・・・と言うと、実を言えばこれが正しいかどうかはいまだに判らない。キチンと調べたわけでもないし。
しかし、前述のHFマネージャーいわく「経済指標などから過去に起こったことを分析するのがエコノミスト」、「未来の出来事、これから起こることを考えたり分析したりするのがストラテジスト」−−だという。
けれど、なんとなく「なるほど」って思いませんか?

HFマネージャーの論法を判り易く説明すれば、発表された指標をもとに「すでに景気の後退局面に入っている」などと後ろ向きの解説するのはエコノミスト。同じ指標を分析しても、「今年の年末までに景気後退を脱却する可能性が高い」など前向きの指摘をするのはストラテジストになるわけだ。

どちらの仕事がエライとかエラクナイとか、そういうことではないけれど、金融という仕事に携わっていることからすると、ストラテジストって仕事のほうが有益だと思う。
再三指摘しているように、筆者の本業は「記者」だが、考えてみると「ストラテジスト」的な内容の仕事もしているよね。本業から足を踏み外したくはないけど、さ。

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::: 05/09/21(水)   「誕生日」   【鹿の角】 :::

2005/09/21

もうあまり嬉しくはないけれど、筆者は実は昨日が誕生日だった。20回目の(爆)。

今週は月曜日と金曜日が休みのためか(って私は両方仕事ですが・・・)、原稿の締めが早く、実は結構忙しい。そのため、なんとなしに忘れていたのだが、昨日は「MARKET POINT>」の撮影で訪れた『トレイダーズ証券』で予想外にお祝いをしていただきました。M部長を筆頭に、本当にすいませんでした。ありがとうございます。W嬢、よく覚えていたね。サンクス。

ところで、以下の話は人から聞いた話なのだが、筆者の誕生日である9月20日生まれは元オフコースの小田和正さん、石川ひとみさん、安室奈美恵さん、一青窈さん、ポルノグラフティの新藤晴一さん−−と、何故かミュージシャンが多いらしい。
だから筆者にも、きっとミュージシャンの素養があるって、音痴な筆者に対する厭味ですかSさん?

悔しいので、そのあと自分で調べてみると、政治家の人も結構いるみたいですね。9月20日生まれって。著名なところを挙げると自民党の麻生太郎さん、横浜市長の中田宏さんもそうなんだ。筆者の2年先輩ですか。

そして、実はこれがスゴク嬉しかったのだが、筆者の尊敬する吉田松陰先生も9月20日生まれであったんですね。初めて知りました・・・。幕末の志士(?)のなかで筆者の一番好きな人が佐久間象山先生で次が吉田松陰先生なのです。
「身はたとひ 武蔵の野辺に朽ちぬとも 留め置かまし大和魂」−−。

話の流れからか、有名な松陰先生の辞世の句を思い出してしまいました。う〜ん、なんだか急に仕事をやる気になってきましたよ(笑)。よし、頑張るぞ!

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::: 05/09/20(火)   「小林元議員逮捕」   【鹿の角】 :::

2005/09/20

3連休(と言っても月曜日は仕事でしたが)の初日、久しぶりにノンビリしていたら、眼を疑うようなニュースが飛び込んできた。それは、覚せい剤取締法違反の現行犯で、民主党の元衆院議員・小林憲司氏が逮捕されたとのニュースである。

何故このニュースに驚いたのか、先日までの現役議員が逮捕されたことでなのか、と言うとそうした面も多少はある。しかし、根っこの部分は違うのだ。
実を言うと、小林元議員は為替ブローカーの出身者ということで、筆者はかつて取材を申し込んだことがあり、ひと面識もないわけではなかったからだ。

しかし、かつて面談した際のイメージはいまも残っているけれど、とても信じられない。そんなことをする人に思えなかったが・・・。筆者の見る目がないのだろうか・・・。

う〜ん。ともかく判らんものですねぇ・・・。
ともあれ、罪を早く償いしっかりと更正してください。それが、アナタへ一票投じた有権者への最低限の責務だと思いますから。

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::: 05/09/16(金)   「クルマを買い換えた」   【鹿の角】 :::

2005/09/16

何故この話を書かないのか、と一部から激しく突っ込まれたので(笑)。

以前に当コーナーで何度かレポートしたように、そろそろ買い替え時だったのでクルマを思い切って買い換えた。ちなみに、購入したのは国産の4WD、1BOXです。

前段で「新車」・・・と書かなかったのは、実は新車ではないからだ。何人か見た知人たちは「新車」だと信じているみたいだけど。正直に書けば中古、より正しいのは新古車という表現だろうか(よく考えると、この言葉って矛盾してますよね、ヘンだ・・・)。
貧乏な筆者に新車を購入するだけの財力はありません。

しかし、それほど気合を入れて欲しかったわけではないので、知人のカーディーラーに頼んではいたが絶対に出物があると思わなかった。
なによりも、こちらの提出した条件が非常に厳しく、実は相手先からも「それだけの条件の揃った中古車はまず出ませんよ。買う気ないでしょ?」−−と呆れられていたのだ。

一例を挙げると、@車種は○○でグレードは□□以上、A色は△か×のどちらか、B4WD車、C走行距離は1万キロ程度まで、D平成15年以降のクルマで車検が1年以上残っている−−。もちろん、このほかにも条件は幾つかあった。2列目シートの形状とか、オーディオ関係とか。

だから、頼んでからわずか3ヶ月、「入荷しました」との連絡をもらったときは正直ビックリした。いやはや、プロってスゴイなと。もしかしたら、厳しい条件を突きつけられて逆になにが何でも探している、と燃えてしまったのかも知れない(笑)。
ともかく、購入条件に挙げていなかったツインルーフはついているし、バックモニターもついているし、って明らかにやり過ぎ、過剰装備だよ(笑)。

で、しかも思ったより安かったので2度ビックリ。買ったのが『トヨタ』の純正ディーラー、また知人の紹介でなければ、色々と疑うところですね。メーターの巻き戻しなんて可愛いものじゃなく、実は「TOYOTA」じゃなく「TAYOTA」製でスペルが微妙に違っているとか、旧東ドイツの名車『トラバント』のようにボディがダンボールで出来ているとか(笑)。
まぁ、でも台風の中でもキチンと走るし、雨漏りもしないからダンボールってことはなさそうだな。少なくとも、コーディングぐらいはキチンとしてあるらしいけどね。

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::: 05/09/15(木)   「1985年」   【鹿の角】 :::

2005/09/15

仕事に関する本は贈呈などで貰わない限りほとんど読まない筆者だが、先日珍しく1冊の新書を購入した。その本とは、双日経済研究所の吉崎達彦さんが書かれた「1985年」だ。

失礼ながら、あまり期待せず非常に軽い気持ちで読み始めたのだが、途中で何回か唸ってしまった。ともかく予想以上に面白い本であったことは疑いがない。

1985年といえば、筆者は当時まだ学生で、当然ながら為替・金融業界の仕事に従事してはいなかったけれど、さすがに印象深く、良く覚えていることも少なくない。「あぁ、あれは1985年のことだったっけ・・・」と。
これは第1章の「政治」にあった経世会七奉行や、同2章「経済」の筆者が携わっている為替業界に衝撃を与えたプラザ合意など、若干「お堅い」話ももちろん興味深く拝読した(*そういえば、もう少しで「プラザ合意」から20周年の記念日を迎えるのですね・・・・・・)。が話はそこに留まらず、たとえば同4章「技術」でファミコンのブレークや同6章「社会」問題として金妻ブームやひょうきん族が取り上げられており、一抹の懐かしさも覚えずにはいられなかった。

しかしながら、決してノスタルジー調を前面に押し出しているわけではなく、様々な要素を時代の流れ・必要性として読み解いた面は秀逸だと思う。ファミコンが1985年にブレークしたことは偶然だったわけではなく、時代としてきっと必須のものだったのだろう。この本を読んで、一見無関係のことがらが強く結び付いていることを、改めて再認識させられた筆者だった。

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::: 05/09/14(水)   「巨人と阪神」   【鹿の角】 :::

2005/09/14

筆者はサッカー好きで野球というものに、さほど興味はない。
なので、どのチームが勝っても別に関係ないのだが、そんななか最近フト気が付いたことがある。それはなにかと言うと、為替ディーラーなどマーケット参加者には「かなりの数で阪神ファンが存在している」−−ということだ。

少なくとも、筆者の周りだけでAさん、Nさん、Kさん、Mさん−−など片手を優に超える阪神ファンがいるけれど、聞けばマーケット全体をとっても阪神ファンは多い(らしい)。
そんな方たちと話をすると、みな異口同音にいうことがひとつある。それは、「なぜ阪神戦のテレビ中継をもっとやらないのか」−−。
生粋のファンから、前述したような意見の出ることは判らなくないけれど、これって決して盲目的な意見ではないように思う。阪神主体の全国的なテレビ中継が「商売」としてキチンと成り立つような気がするのは、筆者だけであろうか。

余談ながら、あまりに興味深いものだったので、筆者がファイルした新聞記事に次のようなものがある。それは9月6日付・日経新聞スポーツ面の「お茶の間の盟主、今は昔」と題したもので、そこでは巨人の人気凋落について赤裸々に綴られている。
もはや巨人よりも阪神の方が、全国区の人気があるように思うけれども・・・。

サッカーは確かに好きだが日本代表はあまり好きではない、という筆者からすると来年に予想される「ワールドカップ狂想曲」はいまからある意味で悩ましいところもある。
とは言え、それは飽くまで個人的な感想で、前段の話に戻れば巨人を中心としたさらなる野球離れを生じさせかねない危機的な話を内包したものと言えそうだ。野球という業界全体でいま一度真剣に議論する必要があるのかも知れない。

P.S. 前段までとまったく関係ありませんけど、書いていて思い出したので。
漫才師の「オール巨人・阪神」さんですが、背の低い「阪神さん」は「巨人さん」の「身長の半分ぐらいしかない」−−などと言われた「半身」が芸名のモトだそうです。つまり元々は「巨人・半身」で、「阪神」は後付けとのコト。知っていましたか?
あ〜ぁ、また「トリビア」ネタをやってしまったよ・・・。

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::: 05/09/13(火)   「歳を感じるとき」   【鹿の角】 :::

2005/09/13

このところ、歳を感じる機会が非常に多い。
内緒の話をすれば、8月は1週間に6日連続飲み会が1度あり、先日も金曜日から月曜日まで4日連続飲み会があったのだが、そんなとき無理が利かなくなってきた。だいたい「昼前」に撃沈しますよね。酒が弱くなったな、とも思うし。

同じようなことで思うのは、徹夜が出来なくなりましたね。最近は。
これは遊びだけじゃなく、為替は24時間動いているので仕事的に「今日は起きていよう」と思っても、やはり途中でだいたい撃沈しますね。たとえ1、2時間でも仮眠を取らないとやっていけません。

体力もだんだんと落ちていて、昔は後輩とスキーに行っても一番元気だったけど、最近は滑るよりレストハウスでお茶するほうが好きになりました(笑)。
それとともに、滑り終わったあとの温泉も(笑)。

一方、体力的な要素もさることながら、ここのところ大きく衰えているのが頭。
いや、頭は元から悪いんですが、記憶が悪くなっているし、ここ最近の思考能力減退は著しいものがある。テレビでよくパズル系のゲームとかやっているけど、ほとんど当たったためしがないもの。駄目だ・・・。

年齢とともに衰えることは仕方ないにしても、もう少しなんとかなりませんかね・・・。

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::: 05/09/12(月)   「早さか質か」   【鹿の角】 :::

2005/09/12

「記者」−−という書く仕事をやっていると、ちょくちょく出くわす「究極の選択」がタイトルの「早さ」か「質」か、と言う問題だ。

もちろん、「早くて質の良いもの」−−がベストであることは判っているけれど、世の中そんなに上手くはいかない。どちらか一方を優先しなくてはならないということも、往々にしてある。
「もう少し取材すれば、もっと良い記事が書けるのに・・・」と思っていても、締め切りの関係から質を落として記事を出すなんてことは日常茶飯事だ。締め切りが昼の12時と言われたら、内容的にはたとえ不完全ではあっても、原稿を入れなくてはならないわけだから。

そうした意味において、ほとんどのケースで優先順位は「質」よりも「早さ(時間)」にあるのかな?だって、前述のケースでは「完璧」な原稿をたとえば夕方5時に入稿しても、それは意味をなさないですものね。失格でしょう。

「早さ」と「質」の関係で、もっとも匙加減の難しいのは「時間があれば良い取材が出来て、良い記事が書けるのか」−−というと、必ずしもそうでないことか。
いや、経験からすると、ケツカッチンで時間に追われてやった急ぎ仕事のほうが予想に反して評価が高かったりするから、そのあたりは困りものだし。うむ、いまだに法則が判りませんね。いや、一生判らないものなのかも。

書いていてフト思ったけれど、記者の仕事って、映画製作とかそういうものに通じるところがあるのかも知れない。よく言われることだけど、映画って「キャストがよければ良い」ってもんじゃないし、「カネをかければヒットする映画が作れる」ってわけでもないですよね。
記者もある意味では同じですから。

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::: 05/09/09(金)   「選挙に行こう!」   【鹿の角】 :::

2005/09/09

30数年間生きてきたなか自慢話はほとんどない筆者だが、そのなかで胸を張って誇れることのひとつがこれまで選挙には欠かさず投票していることか。

そんななか今週末に衆院の選挙が実施される。よもや知らない方はいないだろう。
自民党に投票するのかそれとも民主党なのか、それ以外の政党なのか、どの政党でも良いがともかく選挙にはキチンと行ってもらいたい。

筆者の知り合いに、これまで選挙に行ったことがないって人間がいるのだが、そんなひとに限って税金とか政策に関して文句を言うんだな、これが。だったら、まずは選挙に行けよって。
どの政党が政権をとっても同じ、って言うひともいるけど、本当だろうか。少なくとも筆者はそう思わないけれど。
ともかく、せっかくの権利なのだから大切に行使しよう。

一方で、それとは別に筆者は選挙に関してひとつ言いたいことがある。
それは、スゴイお金を掛けて「投票率アップ」を促進するのは辞めようってことだ。これは前段で指摘したことに反するように思われるかも知れないが、そうではない。
急病などで行けないのならいざ知らず、自分の意思で権利を放棄するなら、それはそれで仕方ないと思う。なので、逆に「3回連続で投票を棄権した人からは、投票権が剥奪される」−−とか、そんな仕組みを作ったらどうか。

ちなみに、これも筆者の知人だがこれまで投票用紙に名前を書いたことが一度もないっていう人間がいる。つまり、毎回白票を投じているわけだが、それはそれでスゴイことだと思う。
やり方としては極端すぎるが、選挙に必ず行くという姿勢については筆者もかっており、是非とも見習って欲しいところだ。

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::: 05/09/08(木)   「池波先生」   【鹿の角】 :::

2005/09/08

先日、ある友人から次のような質問をされた。
「以前の当コーナーで時代小説について書いたことがあったけど、そのなかで司馬遼太郎と吉川英治は“さん”付け。ただ池波正太郎は“先生”と敬称がついていた。その差はなにか」−−。

むぅ。いいところを突いてくるなぁ。
ちなみに、ここで書いたかどうか忘れたけど、漫画家の手塚治虫「先生」も先生ってつけます。藤子不二雄さん以下、ほかはみんな「さん」ですけれど。

ただ、これが何故かって言われると困るんですよね。
好きだから、それも抜きん出て好きだから。また尊敬しているから、としか言いようがないと思う。自分的には「先生」までを含めた言葉でいちワードとして、半ば刷り込まれているようなところもある。もう、そのほうがシックリくるよね。
少なくとも、「さん」付けならともかく、呼び捨てだと別人の感想だね。

・・・こうした方、仕事上もいるんですが、当コーナーはもちろん普段の会話の中になかなか出てこないですね。
そのひとに取材するの、ムッチャ緊張しますよ。いまでもとても可愛がってもらっていますが、それでも依然として筆者にとってはやっぱり「雲の上の存在」であることに変わりはありませんから。

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::: 05/09/07(水)   「外交ベタ」   【鹿の角】 :::

2005/09/07

「日本という国は、本当に外交が下手だと思う」−−。
この話は市場関係者の方たちと飲んだ席などで必ず話題になるものだが、日本の政治家のセンスのなさは本当に呆れるばかり。きっと、判っている方がブレーンなどにいないのだろう。

例を挙げるつもりなら、それこそ10個ぐらいはスグに思いつくが、最近の話を一つ挙げればサウジアラビアのファハド国王が死去したときだろうか。
確かに日本は仏教徒が大半を占めている国だけど、どうして総理やそれに準ずる人間が弔問しなかったのか、まったく判らない。他国の状況を見ると、明らかに日本は出遅れているし軽んじていたということがアリアリ。これは欧米諸国などに限らず、アジアにおいてもだ。
皇太子さまが新国王に会いに行かれたことが僅かに救いではあったが・・・。

一方で、それ以上に良く判らないのが足元の状況かも知れない。
日本は総選挙の真っ只中ではあるけれど、米国でハリケーンの被害が広がってることが判っているのだから、なぜ総理が訪米をしないのか。ある意味でのチャンスだと思うけど。
・・・と言うより、強い盟友関係とか言うのなら、訪米することが当然だとも思うが?カネを出すのは当然だとしても、それで終わりで良いんですか?誠意が見せられないよね、それじゃ。

いわゆる「靖国問題」について筆者は中国や韓国サイドに言いたいことや反論もあるが、それ以上に上記したような日本の「外交センス」のなさが根底にあり、それが問題をますます難しくしているような気がしてならない。
誰か良いアドバイザーがいないものか、と本気で思う。

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::: 05/09/06(火)   「早くもスキーシーズン」   【鹿の角】 :::

2005/09/06

世間的には残暑が厳しい時期だが、なんと我がスキークラブでは、先日早くも来シーズンに向けての理事会ならびに総会が開催された。本当は来週11日の予定だったのだが、総選挙実施で急遽1週間早められてしまったのだ。
個人的にはオカゲでかなりの迷惑を被ったけど・・・。

理事会で議題となったのは、予算と役員改選と、そして来年度の行事に関して。
予算はともかく、役員改選は何か役職を言いつけられたらどうしよう、とオドオドしながら望んだのだが、とくになにもなし。今年も一兵卒です。普段から人望のない筆者は、こうしたとき大いに助かるというものだ(笑)。

最後の行事に関しても、最終決定はまだ先だが、メインで担当するものはたぶんなしとなりそうで、こちらもホッとしている。サブとして、若手の手伝いをする行事は幾つかありそうですが。
ともかく、ホントはこんなこと言っちゃいけないけど、担当になると宿の手配から配車関係そのた諸々、とやっぱり面倒くさいからね・・・。

さてさて、去年は諸事情からあまり滑れませんでしたが、今シーズンはなんとか頑張りたい。目標がないと寂しいので、敢えて大きな目標を掲げておくと「テクニカル・プライズ」という資格が是非欲しいなぁ、と思う。
年齢的には、さすがに下降線ですからね。それをどこまで盛り返せるか。だけど、今年はオフトレもほとんどやっていないんだよなぁ〜。インラインスケートもタンスで眠ったままだし・・・。
世の中、そんなに甘くはないですよね。今からでも、ちょっとトレーニング始めようかな・・・。

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::: 05/09/05(月)   「セミナーに行ってきた」   【鹿の角】 :::

2005/09/05

先週末の金曜日、予定通り『松井証券』と『FXCMジャパン』の合同セミナーに行ってきた。講師は第1部が野村雅道さん、第2部が林康史さんだった。

セミナーの内容については詳しく書けないが、おふたりとも実体験を混ぜてなかなか楽しく、そして興味深い話をなされたと思う。余談ながら、機会があればまた行ってみたいと思うセミナーだった。
・・・と本来であれば、ここで終わらせたいのだが、林さんの話についてひとつだけ。

行かれた方は判ったと思うけれど、林さんが話をした「話の前フリ」部分は、弊社の「Announce」でリンクも貼られているインタビューの「パクリ」ですぜぃ・・・。一例を挙げると、『住友生命』に就職した際のエピソードとか、チャート分析に関しての余談などは。
って、他ならぬ林さん自身がわたしに以前喋ったことなので、別に問題はないんですが。わたしも別に怒ってはいないですけどね。

閑話休題。
せっかくだから、野村さんが話をしたなかでも、ひとつだけ簡単に。
野村さんは「為替マーケットは株式のマーケットと比べても動かない(価格変動に乏しい)」−−と指摘していたが、これは筆者もまったくの同感だ。
たとえば、ある株式を買った場合それがのちのち0円になる可能性も否定出来ないし、そこまでは行かなくとも買値の10分の1程度になることは決して珍しくはない。もちろん、これは逆に買値の10倍になることも場合によってあるだろう。
しかし、為替の場合に理論上はともかく、実際にそうしたことはありえない。110円で買ったドルが1年後に11円あるいは1100円になる可能性はゼロと言ってよいだろう。

そうした意味において、為替は「ローリスク・ローリターン」の取引であるのだ、本来は。つまり、株式投資と比べても危険性は低いと言ってよい。
ただ、そこに一部の悪徳もといサギ会社が入り込んできているので、どうも違うイメージをもたれてしまっているように思う。業界人の一人としては、なんとかイメージアップ、健全・正当な取引であることをしっかりと打ち出て欲しいのだが・・・・・・。

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::: 05/09/02(金)   「記事の捏造」   【鹿の角】 :::

2005/09/02

今年の確か5月だったと記憶しているが、当コーナーで「TBSのウェブコラムが読売新聞の記事を盗用していた」−−ことを取り上げたことがある。

記者の風上にもおけない出来事だけに、強く憤ったことはまだ記憶に残っているが、つい最近になり、それを凌駕するような呆れた所業があった。
それは、朝日新聞記者による「虚位記事報道」平たくいえば「記事の捏造」だ。
ご存知のように田中康夫長野県知事による新党結成に絡むもののなかで明らかなウソが報じられたもので、のちの報道によると「自分の想像で書いた。功名心だったのかも知れない」−−などと語っているとされるが、ハッキリ言って馬鹿かと思う。

・・・と書いたところで、この業界にもそんな方がいたなぁと、フト思い出した。「作文」の得意な方が。業界的には結構名の知られている人ですけどね。
元々は政治用語から来た言葉で「ゲリマンダー」という経済用語(?)がある。意味的には、「自分に都合の良い解釈」「最初に答えありき」「我田引水」−−などを指すが、確かに氏の書くものは「ゲリマンダー」的な内容が少なくないと思う。

話が逸れた。
ともかく、「記事の捏造」だけは記者として絶対にやってはいけないことのひとつだろう。

一見すると似ていることに、「筆禍」というものがある。
こちらも前に一度書いたことがあるけれど、筆者もかつて「筆禍事件」を起こしたことがある。ただ、普通に「筆禍事件」と言うと「書いてはいけないことを書く」行為、つまり「オフレコ情報を書いてしまう」−−ことが多い。つまるところ取材などに基づいているがつい勢いあまってフデが滑って・・・ということだ。基本的なところで、まったく意味合いが異なる。

後者の「筆禍」については、長く記者をやっていると、ある程度のものは仕方ないところもあろう。とくにギリギリの取材をやっていると、そうしたことは一種の付き物とも言ってよい。ただ「捏造」は駄目ですね、「捏造」だけは。
筆者なども「アウトプット」が多くなる一方で、「インプット」がおぼつかなったときフト魅入られるときがあるけれど、そこで負けたら記者としては終わりだと思う。今回のことを「他山の石」として強く自分に戒めたい。

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::: 05/09/01(木)   「サイレントドラム」   【鹿の角】 :::

2005/09/01

筆者の苦手としているもののひとつに、「音楽」がある。

いや、音楽を聞くのは好きなのですが、音痴なので歌をうたうのは苦手だし、楽器の演奏はもっと苦手だ。リコーダーはおろか、木琴もタンバリンもトライアングルも、なぁ〜んにも出来ないもんなぁ・・・。
若いとき、正確に言えば高校生のとき、仲間内で文化祭にバンドをやろうって話になり、「じゃあベースね」って言われて夏休み期間特訓したけど、まったく駄目だった(泣)。それはいまだにトラウマになっていますね。

ところで、いま現在高1の姪っ子は、なんと「軽音楽部」とかいうクラブに入っているそうで、しかも担当しているのはドラムだという。
「がんばって、目指せ森高千里!」−−。歳が判りそうなフレーズだが、それはともかくとしてスゴイね。そうだ、まだ聞いていないけど、文化祭でコンサート(?)でもやらないのかな。オジさん、聞きに行っちゃうよ。言っとくけど。

しかし、ドラムとなると問題点がひとつある。
それは、ほかの楽器と異なり、自宅で簡単に練習が出来ないと言うことだ。もっとも、ギターやベースにしても、キチンと音を出して練習することは難しいですけどね。
けれど、そんなことをフト思っていたら、姪っ子いわく、今は分厚いゴム製ラバーでキチンと防音されている「サイレントドラム」とか言うものがあると言う。叩いても大きな音がしないシロモノだそうだ。ふーん。初めて知った。

でも、なに?もしかして、それを買ってくれってネダッているんじゃないだろうな。
馬鹿いうなよ。そんな高いの買えんぞ。セットだといくらするんだ?ネダられたって買わんからな。ワシは。
それに買っても、姪っ子の家には置く場所もないんだろって、エッ、ワシのウチに置くの?そんなぁ・・・・・・(泣)。

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