昨日の昼ごろ、またまた野村雅道さんから電話をいただいた。
主な用件は、以前に当コーナーで「内容のない電話が掛かってきた」−−などと書いたことに対する今更ながらのクレームだったのだが(笑)、それはともかく今回の電話はホントに勉強させてもらった。チョイと補足的な取材をして、仕事用の原稿にしたいものも少なくなかったので。いつもいつも、数多くの「ネタ」を提供していただいて、本当にすいません。
そうしたなか、ここで書けそうなネタをひとつだけチョイスすると、為替証拠金会社に対する手数料とスプレッドの話は、筆者がまったく気にしていなかったもので目からウロコの落ちる思いだった。でも、皆さんは気が付いている話なのかも知れない。
野村さんいわく、「手数料が安ければ安いほうが良いのは事実で、いまでは無料の会社も少なくないが、本当であれば手数料とスプレッドは併せて考えるべき」−−。
どういうことか、お判りだろうか。もし判り難い表現があるとすれば、それは筆者サイドの問題で、たぶん野村さんの問題ではないと思う、と一応お断りをさせていただこう。 ともかく、野村さんが指摘されたのは、例えば「手数料は無料・スプレッドは10銭」という会社Aと、「手数料は1銭・スプレッド5銭」という会社Bがあった場合、いったいどちらの利便性が高いのかという問題についてだ。 もちろん、人それぞれだとは思うけれど、一般的にA社よりB社のほうが使い勝手がよいのではなかろうか。と言うのは、スプレッドの狭い方が広い場合よりも早く目標値に達し、利益を挙げ易くなるためだ。
むぅ、なるほどねぇ〜。 筆者も現在某社で細々と「手張り」しており、その会社に口座を作ったのは信頼性(昔からの知り合いのディーラーがいる)と手数料だったが、正直それにスプレッドまでは考えていませんでした・・・。スプレッドを含めた取引に際し、その会社に何の不満もないけれど、野村さんに言われて気が付くとは、いち業界人としてこみあげる一抹の口惜しさがある。 まだまだ勉強が足りないな、と自覚する今日この頃。
P.S. 野村さん林康史さんが講師をする、9月2日の『松井証券』と『FXCMジャパン』合同セミナー、わたしも「いちリスナー」として楽しみにしています。昨日の電話だと、いまひとつ気合が入っていませんでしたけど、開催まであと2週間。当日はしっかりとお願いしますよ、野村さん! ▲top |