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2008年02月25日
■「不安心理を抱えながらの膠着」

今週はなんとも書くネタがありません。相場はどの市場もレンジを形成して上げ下げをしているような状態です。相場が動かないということはとどのつまり安定してきたとなるのか。というとそんなことは無いわけです。

アメリカの景気に対してネガティブな話題が持ち上がれば敏感に反応しますし、そんな不安を市場にばら撒いた元凶であるサブプライム絡みの話題も幕が引かれているわけでもなく、よってこれまでの低迷相場が一気に反転。とはなりません。

為替市場で見ると、サブプライム問題、アメリカの景況感悪化懸念とドルにネガティブな材料でここまで来ました。出口は未だ鮮明とはならず、普通なら更なるドル売りが続いてもおかしくはない。ドル円で言えば史上最安値までにはまだまだ足がある。

実際言うほどにアメリカの景気後退は深刻なことにはならず、むしろここまで騒ぎすぎたので調整が始まっている。そんな見方サポートしてくれるような議会証言をバーナンキ議長がしてくれました。
賛否両論でして、米国内マスコミには「二期目はあるのか」などと辛辣な記事まで出ているようです。

しかし、バーナンキ議長の証言の中身を見ると、悲観的なマスコミとの間に然程の隔たりは無いように感じます。一方は停滞した成長が続くと言い、一方はリセッションだと叫ぶ。
一方は「今年後半以降のどこかからは、それまでに比べれば強い成長を見せる」と言い、一方はマイナスだと嘆く。
後者が余りにストレートであるが故にニュアンスだけ見ると物凄い両極端な考えと思われやすいですが、前者とて言われるほど楽観的ではないと思います。
これを楽観論と批判する方こそ、悪戯に不安心理を増幅させているだけのように思います。

いずれにしてもドル円は底堅くなりショートポジションをキャリーするには苦しい環境である事だけは間違いないです。



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