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2008年01月14日
■「予想外?想定の範囲?(チト古すぎますか?)」

新年明けましておめでとうございます。
七草を過ぎてから言うのもなんではありますが、今年最初の投稿ですので。

おとそ気分も吹っ飛ぶような新年を迎えた為替相場。4日の米雇用統計には眼を疑いました。毎度書かせてもらっていますが、第一金曜日の発表に拘って何か良いことあるのでしょうかね。速報性重視というのはわかります。そのために毎月リバイスも発表されるわけですから。しかし、月が替わって一週間経たないうちの集計にどこまで信憑性をおけばよいのでしょうか?

出してしまったからには、当面そのデータが重視されて市場も動きます。動かざるをえないのです。予想7万人増の数値が1万8千人、失業率が11月の4.7%から5%となれば誰だってリセッションを想起しちゃいます。
実際にこの数字が示す通りなのかもしれませんので、これ以上は文句言いませんが、来月にドカッと修正されないことだけを祈ります。

この数字を受け、今月のFOMCでも再利下げが市場で織り込まれています。この結果ですから、25bpsどころか50bpsを予想する人も多いです。
サブプライム問題の傷の深さからアメリカの景気を危惧する中、ここまで唯一と言っても過ぎないほど踏ん張ってきた労働市場環境でこれほどの悪化を見てしまったのですから無策と言うわけには行かないでしょう。手を打たねば市場心理が更に悪化してしまうでしょう。

週明けの市場は、とりあえずドル売りをキープと見ていた参加者が大勢でした。確かに戻りが鈍い。110円に近付けない。さりとて108円も割れない中、弱いショートポジションが掃除される展開となっています。

市場は先週のサプライズのコンファーム材料を見極めたがっているようです。

予想外といえば、アメリカの大統領選。
民主、共和両党の候補者選びがスタートしていますが、民主党の本命と目されていたヒラリー氏もかなり苦戦しているようです。もっともこちらの苦戦は個人的には想定の範囲なんですが・・・・・・



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