TOP
コラムTOP
最新コラム
バックナンバー
2007年07月23日
■「泣きっ面に蜂」

まさか、また新潟だとは思いませんでした。寝ぼけ眼をこすりながらタバコを吸っていた時でした。遠いところから迫ってくるような感覚と共に揺れだしました。またこれがなかなか収まらない。「長いな」とは思いましたがそれ以上のことは想像すら出来ず、呆けておりました。

後になって、あの次第に迫ってくる感覚を伴った揺れは、かなり遠方を震源とした、しかも相当大きな地震の時に感じる感覚だったと思い出しました。
こういう感覚はすぐにピンと来ないと意味がありません。もう少し緊張感をもって日常生活を過ごしていないとイザというときにサバイブ出来ないなと反省したりしました。

大型台風の後の大地震、地盤が緩みまくった状態でさらに雨が降りしきるというのですから、泣きっ面に蜂なんてものではありません。被災地の皆様には心よりお見舞い申し上げますと共に一日も早い復旧を願っております。

柏崎市といえば原発施設のある街。大丈夫だろうか?とも思いましたが、技術の粋を集めた施設なのだから、耐震設備も万全だろうと思い直していると、火災発生との報。
「おいおい^^;」といった気持ちであります。
「原発が危ない?」という話は外為市場にも広まり、一瞬「有事のドル買い」となったのですが、すぐに落とされてしまいました。

毎週のように週初は下げ、週末にかけて上昇といったパターンを踏襲したように上値をガッチリと抑えられてしまいました。まあ本当に原発に大事故となれば話は別だったのでしょうけれども、色めきだったスペック筋はいい面の皮といったところでしょう。

地震から一日が経過して、一層被害の甚大さが明らかになっていますが、報道記事を読んでちょっと気になった事がありました。

「暑い」、「風呂に入りたい」、朝食のパンが配られると「これで足りるわけがないだろう」と避難民の不満を報道しています。
ここまでくると避難民の苦境というより、わがままな住民たちといったイメージが強くなってしまうのは私だけでしょうか?

マスコミは住民の不満の声を報道することで、行政の対応の拙さを伝えたいのでしょうが、もう少し頭ひねれないもんでしょうかねぇ。



Copyright (C) 2004 fx-newsletter All Rights Reserved