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2007年04月09日
■「期初とはいえ、膠着状態継続」

季節要因もあり決め手に欠く相場が続きました。さて、本邦は期も改まり動き出す?と思いきや、毎年のことではありますが、大きく動き出すと期待される機関投資家筋はこれから今期のストラテジーについて議論されますし、「お役所からのペナルティ絡みの対処でそれどころじゃあないよ」なんてところもあるやに聞いております。

まして今週末海外勢はイースターを迎えるわけで、野球のペナントレースのようロケットスタート!!というわけにはいかない事情が重なっております。

というわけで中長期筋は静観。相場の変動は専ら短期筋の売買で支配されているようです。
ドル円もここまでのレンジの中心から見ればやや高値圏で始まりまして、118円台を覗くと売り圧力が頭を抑えてしまいます。

決め手に欠くため水準と、例えば株価など他の材料を睨みながらの上下動です。月曜の東京市場でも日経株価と同じような動きをしておりました。
もっとも株式市場の参加者達は、為替市場の動きを睨みながらやっていると言っているようでどちらも同じような環境にあるようです。

週末にかけて徐々に参加者が少なくなるなか、金曜にはアメリカの雇用統計が発表されます。流動性に乏しいだけにこの指標に絡む憶測は相場の動きを早める波乱要因ではありますが、総じて動意の乏しい展開となるでしょう。

東京は桜が満開です。今度の週末では葉桜になってしまうでしょうから、早めに桜を楽しむ方が正解でしょう。しかし、日曜の天気はやはり異常です。静岡では真夏日を観測したとか・・・・
温暖化への警鐘報道も盛んになされていますが、肌で実感できた一日だったのではないでしょうか?筆者もけっして地球に優しい生活はしておりませんが、桜の美しさを喜びながらもちょっと環境を心配してしまいました。



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