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2007年02月26日
■「想像してごらん、人が全く介在しない為替市場を」
月曜日、恒例の前週13日現在のIMM通貨先物ポジションが公表され、円のショートポジションの増加が確認されました。エッセンG7の声明を受けてのポジションと言われています。
おそらくその通りであり、逆に先週後半からのドル円の下落はこの積み上がった円ショートの買戻しであり、19日時点ではこの円ショートはかなり縮小しているものと思われます。
アジアでは香港、中国、台湾、シンガポールが旧正月で休場。(中国、台湾は何と今週一杯!!)アメリカもプレジデンツデイということで、先週後半のドル円の下落はこれらロングウィークエンドを控えての調整といった意味合いも大きく影響したものと思われます。
先週の筆者のような参加者は押し目拾いを串刺しにされたり、戻りを苦しみながら待っていたりすることでしょう。(涙・・・・・
実際、月曜日朝のオーダー状況も119円割れからのBIDもさることながら、119円ミドルアッパーからのOFFERもかなりつみ上がっていたようです。
前述の通り、月曜のアジアは参加者が極端に少ない状況の中、数少ない東京勢が投信設定絡みと見られるクロス円の買いから上昇、先の119円ミドルからの売りとぶつかるとその後は狭いレンジでの閑散小動きに終始してしまいました。
今週はめぼしいイベントも少ない中、日銀の金融政策決定会合がイベントとしては注目されます。もっとも利上げに動いても据え置いたとしてもその結果でのサプライズは期待薄との観測が広がっています。既にG7後の相場で消化されてしまった感が強くなってしまったのでしょう。
となれば、利上げ実施としてもその後の円高はやはり限定的となるのではないでしょうか。
円高を期待される方も、円安を期待される方もどうも煮え切らずにレンジ内を飛び回るこの相場に苛立ちを覚えるかも知れません。
昔以上に、システムトレーディング、しかも機械が自動的にシグナルに沿って取引をしているスタイルが増えているようです。考えようによってはちょっと恐ろしい為替市場の未来を暗示しているような気がします。
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