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2006年12月11日
■「耐え難きを堪え、忍び難きを忍び」

先週は2度の波をなんとか乗り切ったものの結局115円前半と安値圏でのクローズとなってしまったドル円。
金曜のシカゴIMSはドルの利下げ期待と共に、アメリカの景気自体への懸念までも想起させてしまった感じがあります。
そして何よりユーロ、ポンドといった欧州通貨の強さがドル売りに拍車をかけています。
28日のユンケル・ルクセンブルグ首相兼財務相の「現在のユーロ相場に懸念なし」という発言は市場にユーロの買い安心感を醸成し、やや高所恐怖症気味のセンチメントの背中を押す格好となってしまいました。

月曜に出てきた先週のIMMポジションも円ショートの縮小、ユーロ、ポンドロングの拡大、ドルショートの拡大と先週の流れを裏付けた形になっています。但し、先週第2波が襲った金曜日の動きはこの数字には反映されていません。おそらく、さらにこのポジションが膨らんでいるものと思われます。

また円ポジションに関しては単に円ショートの縮小がなされただけではなく、円ロングの新規積み増しが観測されている点も注目しておかねばならないでしょう。
残念ながら短期的にドル円は底打ちからレンジの上限119円へ向けての反転とはなりにくい雰囲気になっています。
欧州通貨におけるドル安の流れ、米景気自体への懸念が落ち着くまでは相場を重くすると考えざるを得ません。

しかし、市場が円安一辺倒のセンチメントからようやく円高を見込む動きにシフトし始めたことは先週お送りしたとおり、再度のドル円反発に必要な条件が整ってきたということでもあります。但し、それが確認される為にはおそらく週末の米雇用統計の結果を待たねばならないと思いますので、この1週間は下値リスクを意識した展開となるでしょう。

週明け早朝も再度下値をトライしましたが一旦は115円後半まで反発しています。が、116円にすら届かず膠着しているように、レンジ上限への反転の動きではありません。
当初の想定どおり、114円80銭を割り込むまではポジションキープで我慢します。その間は相場の揺れを利用したジョビングを繰り返して金曜を待ちます。ちょっと苦しい週になりますが・・・・・



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