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2006年09月11日
■「ポジション調整中」

先週末、押し目らしい押し目も無く上昇を続けていたユーロ円が週末の北米市場ロングウィークエンドを前にしてポジション調整。ほぼ予想通りの米雇用統計の発表後から急落する展開を見せました。ドル円もこれを受けて急落していますが、双方引けまでには元の水準まで値を戻して越週となりました。

やはり地合いは強いのかと思いきや、両通貨ペア共にジリ安推移。売り手は殆どが短期筋で摘み上がった円ショートの手仕舞い相場となりました。
ドル円は116円50銭と116円20銭といったチャートポイント手前では押し目を拾いたかった筋の買い意欲もあってもみ合いはしたものの、ポイントの下に並んだS/Lに引き寄せられてあえなくブレイクとなっております。

市場参加者によれば、このステージで本邦輸出筋の参入は殆ど観測されておらず、円のショートがいかに積みあがっていたかということだろうと言っておりました。

それでも筆者は今週もドル円ブル派で行きたいと思います。このステージの参加筋から見るにこの下落はポジションの傾きがある程度解消されるまでと考えています。
ドル円はこの下に、116円付近、115円80銭付近には週足一目雲の上限、115円65銭付近に週足一目の転換線といったサポートが並んでおり(たまにはチャートも見ているとこを示さねば・・・・・)ファンダメンタルズに特段の変化がない現状では下抜けるだけの力は無いものと思っています。

ここまで高所恐怖症で買うに買えなった人にとっては絶好のチャンスとなるかも知れません。しかし、これ水曜日に発表ですからね。後の祭りになってしまうのだろうな。



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