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2006年07月24日
■「日銀アナウンスメントより早かったマスコミ報道」

木曜、金曜の二日間にわたって日銀政策決定会合が開かれ、金曜日に大方の予想通りゼロ金利が解除されました。

さて、この日の報道をブルンバーグ等の情報ベンダーを利用してほぼリアルタイムで見ていた方々、ちょいと不思議に感じたことはありませんでしたでしょうか?

会合終了前の12時45分頃、共同通信発ということで各社がいっせいに「日銀執行部、ゼロ金利解除を提案」と報じました。さらに13時30分頃、「会合終了」が報じられ、13時40分から日銀から記者発表がなされましたが、なんと13時37分にNHKが「短期金利0.25%(ゼロ金利解除)」と報道しました。

当の日銀からのアナウンスメントよりも早く、一部マスコミに会議の内容がスッパ抜かれた格好になっていました。さて、マスコミはどうやってこの情報を入手したのでしょうか?
当然ですが、「もう間違いないから」といった思い込みでやっているわけではないことだけは確かです。

国会では記者たちが会議室の扉に耳をくっつけて室内の話を何とか聞こうとしたりしている姿が良くTVの映像で見られますが、政策決定会合は日銀内の会議室で行われており、国会と同じように記者が皆で扉に耳をくっつけているわけではありません。
会議室に盗聴器が仕掛けられているわけでもありません。

実は、議論が出尽くしたのち多数決を採るわけですが、決定会合ではこの多数決を始める前に必ず休憩を入れることが慣例となっているそうです。
この休憩によって会議室からでてきた参加者に記者たちが取り付いてあれこれ聞きだそうとしているようです。とはいえ理事たちがほいほいと喋るわけではなく、政府関係者サイドからこれらの情報が漏れてしまうようです。
おそらく共同通信とNHKにそれぞれリークした人物は別々なのでしょう。

聞いてみれば「なんだ」というような話ではありますが、正式な記者発表の前に幾ら誰よりも早く情報を掴むのが仕事とはいえ断片的な事実だけを流す姿勢というのは如何なものなのでしょうかね?



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