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2005年10月24日
■「山奥の温泉で思った事」

先週、温泉に行ってきました。まだ紅葉を楽しむには早すぎる時期ですが、故に観光で訪れる人も少なく、のんびりと命の洗濯をしてまいりました。

場所は福島県、山男が登山のベースにするような山小屋をちょっと改装した感じの温泉宿。
泉質は硫黄泉。あの乳白色のお湯が温泉効果を視覚的にも高めてくれます。
この宿は源泉に程近く、露天風呂の直ぐ脇で温泉が噴出していました。

筆者は、温泉が大好きで旅行をする際には温泉のある場所であることが選択の第一順位となる事が多い。冬のスキーに行くにも流行のリゾート開発で作られたゲレンデより身体に良く効く温泉があるゲレンデを選んでしまう。(極楽スキーヤーとしては失格なのだが・・・・)

あ、その前にまずなるべく山奥に入るように心掛けている。いや、別に携帯がかからないように仕組んでいるわけではないのです。ただ、山の緑と美味しい空気にあたって都会の汚れを浄化したいだけなんですが。

都会にいなければ出来ないような仕事に携わりながら言うのも変ですが、山奥でのんびりしていると「あ〜〜、これが人間本来の過ごし方なのかも」なんて考えさせられてしまうのです。

勿論、山奥で生活するとなれば自然の厳しさとも対峙せねばならないわけですからそんな甘いものではないわけですが、汚れた空気とコンクリートだらけの風景に囲まれて物凄いスピードのなかで揉みくちゃにされる代償として便利さと物質的な豊かさを享受している事に漠然とした疑問すら湧いてきます。「これは本当の豊かさなのだろうか」と。

多分、それは自分が都会を基盤に生活する者だから考える思いなのかもしれません。そしてどちらの生活が正しい生活なのかという答えは無いのでしょう。しかし、都会の喧騒の中に身を置く筆者にとっては「なにか」を感じさせてくれる大事な時間であったことは間違いなかったと思います。

さあ、今週からまた頑張らねば。



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