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2005年10月03日
■「話題は豊富なんだけど・・・・」

日本とは逆にドイツの総選挙は混沌としております。与党・社会民主党と対抗馬のキリスト教民主・社会同盟が拮抗、連立協議が長期化するのではとの見方から週明けのユーロ相場は軟調推移となっております。

キリスト教民主・社会同盟が連立与党となればドイツ初の女性首相誕生となるそうです。ドイツのサッチャーと言われるメルケル氏が首相になれるのか。もう暫く時間を必要とするようです。しかし、こうしてみてもマーガレット・サッチャーがいかに偉大であるかがわかりますね。どの国でも頭角を現す女性には必ずと言っていいほど「○○のサッチャー」といわれてしまうんですから。

アジアでは先週末に北朝鮮を巡る6カ国協議が難航しているということでドル円相場にも少なからず影響を及ぼしましたが、月曜に入り何とか合意に漕ぎ着けたようです。
北朝鮮は核開発を放棄し、IAEAの査察を受け入れる代わりに将来的な平和利用(軽水炉施設建設)の権利を確保しました。

さて、いよいよFOMC。これが発表される水曜日にはもう結果が出てしまっていますが、まあ大方の予想通り、25BPの利上げを実施してくるでしょう。ハリケーンの影響は確かに甚大ではありますが、その後の復興需要、全米でみた場合の据え置きの影響を考慮すると利上げ実施は妥当と市場は見ているようです。既に先週末から織り込んだ相場展開が各通貨で為されており、大相場となるリスクは低そうです。

ドル円は既に111円台半ばを一旦つけていますが、日本国内を見れば輸出の売りオーダーが並んでいます。FOMCの結果後に更なるドル買いを考えるよりは一旦は利食いのドル売りが並びそうですので新たなレンジ形成にはなりそうも無いです。

今週もボラタイルなのはユーロドルということになりそうです。

民主党の新党首前原さん、いきなりマスコミに引っ張りだこですが、身内の不祥事がいきなり露見するなど厳しい船出には変わりが無いようです。岡田さんの残りの任期1年を任せるにはちょっと勿体無い気がします。折角の若手ホープなんですからベテランが露払いをして万全の態勢で登板させたかったなあと個人的には思うんですがね。



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