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2005年04月18日
■「やっぱりドルは上がる?」

金曜日、雇用統計が発表されました。私の記憶が確かなら、これまで月初に金曜日がぶつかると雇用統計は第2週だったように思うのですが、どうして4月1日に出ちゃったんでしょうね?前日締めた数字がそんなに早く集計できるなんて驚きです。
しかも日本じゃあなくてアメリカですよ。

今ひとつ出てきた数字が信じられない私は、アメリカをなめているのでしょうか?
来月になって凄い修正が出たりするのじゃないかと心配なんですが、皆さんはどうですか?

非農業部門の雇用者数が予想を下回り、ドル売りが先行したものの失業率事態は改善、時間当たり賃金、その後発表のISMの数字も金利先高感を刺激して、高値まで戻して越週となりました。

均してみれば、まだら模様の数字の感は否めません。センチメントが金利に向いているのでややドル買いへの反応が強めに出ただけかもしれません。
今週後半にグリーンスパンさんの議会証言、講演とこの舞台の演出家が発言するのですからまずはそれを確認してからと思うのは致し方なしという気もします。

市場が先読みしてドルロングが積み上がる様なら「バイ ザ ルーモア セル オン ファクト」ってシナリオも準備が必要かもしれません。
先にも書きましたが、現在の緩やかなドル上昇は歓迎しても、一気にドル買いが加速することは当局としても望んでいないと思っています。

演出家自らが舞台を壊すような事はしないと思うんですよね。
してみると、あまり期待して突っ込みたくないところです。地合はここで逆張りすべきでないことは確かなので、勿論押し目買いを待つと言うことになります。

なんとも煮え切らないコメントで申し訳ないのですが、どうしてもこのステージで大相場が来るようには思えないのです。

季節要因的にも4月はドル買われやすいことは確かなんですけどね。
乗り遅れちゃうのかな?



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