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2005年01月24日
■明けましておめでとうございます
新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。先週「災」の年という話を書いた後、記事が出る前になんと超ど級の「災」が押し寄せて、2004年を終わるという事態となってしまいました。関係者の皆様にはなんと申し上げて良いのか、言葉が見つかりません。
しかし、やはり残された私たちが出来ることは前に進んでいくことだと思います。今年を最良の一年とするためにも皆さん頑張って行きましょう。
さて、今年為替相場はどうなるのでしょうか。昨年後半から続くドル安の流れはどこまで続くのでしょうか。アメリカではいよいよ2期目のブッシュ政権がスタートします。市場の当面の関心は双子の赤字となるでしょう。
アフガン、イラクと続いた海外派兵による軍事費の増大と景気刺激を目的とした大幅減税が財政赤字を急速に拡大させ、元来恒常的に積み上がる経常赤字との相乗効果からこの双子の赤字が市場の関心事となってしまっているのは確かなのですが、グリーンスパン議長の発言にもあったように投資対象としての妙味が出てくるまでの下落はあってもそれ以上の下落は現状の世界経済の流れからは想定しにくいでしょう。アメリカがねをあげる前に他の国が参ったと言い出すものと考えます。
主要3通貨は、ユーロ>円>ドルのバランスとなっており、日本としてはこれ以上のドル円の円高は辛いとは言いながらユーロ円では円安が進行しており、また、2004年度下期の輸出企業の為替予約もかなり前倒しで進んでいることから、協調介入の素地が整うまで我慢できる状態にあると見ます。
また、アメリカの貿易赤字の主要要因が主要通貨国から対中国にシフトしている現状から見てもメジャー通貨でのドル安が根本的な解決とならないことはアメリカも先刻承知のことであり、中国の通貨政策および資本の流れが一つのターニングポイントとなるのではないでしょうか。
というわけでドル円の100円割れを見ることなく110円に向けての上昇が4〜6月期には見え始めるものと個人的に思っております。(相場見通しとしては大して突飛なものでなくてスイマセン)
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