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2004年10月12日 
■体力(証拠金残高)について考える(1)

第6回目の今回は、体力がテーマです。
ここで言う体力とは、皆さんの資金力を意味します。
「私は2,3日徹夜しても大丈夫です」という体力ではありません。(そういう体力も必要ではあるのですけどね)

様々な外国為替証拠金会社のホームページで、「自分にあった投資スタイルを早くみつけましょう」といったコメントをご覧になった方も多いと思います。
この投資スタイルを決めるためにも自身の体力との相談は不可欠となってきます。

体力を考えるとき、次の2つの点を踏まえてください。
@自身の投資可能金額
A証拠金取引のルール(強制決済制度)

自己の資産運用の一手段として外国為替への投資を始められるのですから、個人差はあるものの、おのずと投資資金にリミットは出てくるでしょう。
このリミットをあいまいにしてしまうと、バクチに湯水のようにお金を注ぎ込むのと全く同じ状況となってしまいます。
しつこいようですが、皆さんは自己資産の効率的運用を求めて外国為替投資を始められたはずです。

外為の証拠金取引はその名の通り証拠金を積む事によってその数倍の金額に相当する取引を可能としています。これは、積んだお金を担保とした与信取引ですので、ご自身のお金で株を購入するのとは全く違う制限がかかります。

お分かりとは思いますが、買った株は株価がゼロに限りなく近づいたとしても、その株が取引されている限りにおいて、その価値で所有し続けることが出来ます。(株券を持っている限り購入価格との差損は含み損のままであり続けます)

しかし、外国為替に限らず、証拠金を積んでの信用取引では、その含み損が証拠金金額の一定割合にまで到達すれば、それ以上の保有は出来なくなるのです。

従って、自身の体力をしっかりとわきまえた上で相場に臨むことが大変重要になってくるのです。そしてその体力にはおのずと個人差が出てきます。「自分にあった投資スタイルを早くみつけましょう」というコメントはここから来るコメントなのです。


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