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2004年9月27日 
■シナリオの変更をためらわないで

第4回目の今回は、最初に立てたシナリオの変更の仕方などについて説明していきたいと思います。

相場は刻一刻と変化します。そして、要人発言や突発的なニュース、予想とかけ離れた経済指標の発表などにより、描いたばかりのシナリオが次の瞬間にはまったく無意味なものになることもしばしばです。
さらに、時間の経過そのもの自体もシナリオを劣化させていく大きな要因となります。
こうした状況の時は最初のシナリオを書きなおすことを躊躇しないでください。

誰しも自分の作ったポジションには思い入れがあるものです。まして、状況が自分のポジションにとって悪い方に傾くほど情が募るものです。しかし我々は投資をして収益をあげることを目的としているのです。情に流されて損失を拡大させるくらいなら心を鬼にしてポジションを整理しましょう。

「あと10銭で利食いのポイントに到達する」――そんなとき相場が反転するような突発要因が発生しました。シナリオにこだわらずに手仕舞いましょう。逆のときは利食いのポイントをさらに伸ばしましょう。その前に利食いがついたなら「利食い千人力」と考え直して新たにシナリオを描いて再び相場に入るチャンスを考えましょう。


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