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2004年9月6日(月)  
■シナリオを立てましょう

はじめに・・・

これからしばらくのあいだ、わたくし、トキが外国為替について様々な角度から取りとめも無いお話を書いてまいりたいと思っております。どうかよろしくお願いいたします。

連載初回は何が良いのかなと考えた結果、いきなりではありますが実際に取引を始めるにあたって大事な、でも意外とこれを考え始めるのは中級者クラスになってからと思っている方が多い、そんなポイントを数週間にわたって書いていこうと思っております。

さて、第一回目の今回は、シナリオを立てることの重要性を具体的に説明してみたいと思います。

口座の開設が完了しました。すぐにでも「ディール(取引)」をはじめたい気持ちは誰もが持つと思います。
でも、ちょっと待ってください。世に「ビギナーズ・ラック」と言うものは確かに存在しますがそうそういつまでも続くものではありません。
とりあえず買ってみた(売ってみた)ら、相場が上がって(下がって)儲かった。
あるいは、相場が下がって(上がって)損をした。これでは、丁半バクチと変わりありませんよね。

外国為替取引に関わらず株式投資もそうなのですが、ファーストディールでこの丁半バクチをやって、勝てた人が取引を続け、負けた人は2度と取引に手を出さない。そんなパターンが実は意外と多いのだそうです。
確かに良く考えてみれば自分のお金を増やすことを前提に始めたにも関わらず、いきなり目減りしてしまったらやる気も失せてしまいますよね。

しかし、むしろ負けるべくして負けたともいえるファーストディールで損をしてしまった方々が、二度と投資に近づかなくなるというのは、うべかりし利益機会の喪失という意味でも 2重に損をしてしまっているような気がします。 投資とはある意味「相場との戦い」であるということが出来ます。ならばソコに戦略が無くては勝てる戦も勝てぬと言うものです。シナリオを描くということはまさにこの戦略を立てるということであります。

そして戦略立案において最も難しくかつ重要なのは戦の終わらせ方であると言われているそうです。同様に皆さんがシナリオを描くとき重要なことは作ったポジションの手仕舞いのレベルをきっちり設定することであります。
実際にシナリオがしっかりと描ける様になるにはある程度の経験を必要とするのは事実ですが、最初はどんなに単純なシナリオでも構いませんのでシナリオを立てる「クセ」をつけるようにしてください。

皆さんにはぜひ勝つための備えをして相場に立ち向かって頂きたいと思います。


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